越前岳 [山行]
2018.9.28(金)
富士山の南に位置する愛鷹山(あしたかやま)に行ってきました。
愛鷹山は越前岳、位牌岳、鋸岳などの総称ですが、今回は公共交通機関のアクセスが良い越前岳を登りました。
出典:ヤマプラ
<新宿駅〜御殿場駅>
新宿〜新松田(小田急線)
・新宿駅5時55分発に乗車、相模大野で小田原行きに乗り換えます。
松田〜御殿場(JR御殿場線)
・自販機で切符(500円)を購入します。ICカード(Suica含む)は使えません。
・この時間帯は通学の学生が多い!
<御殿場駅〜十里木>(富士急行バス十里木ぐりんぱ線)
・御殿場駅前の4番バス乗り場から乗車します。Suica利用可。
・右側の座席から富士山が見えます。
終点の十里木バス停で下車したら、街道を右に進みます。
途中に関所跡があったりします。街道は大型車がスピードを出していて、少し恐怖を覚えました。
十里木駐車場。
ここが最後のトイレです。
登山口から馬ノ背までは、広めの道が続きます。
富士山は雲に隠れてしまいました。松田駅からは綺麗に見えていたのに、やっぱり台風が近づいてきてる感じです。
鉄塔を過ぎると木段は終わり、登山道らしくなります。
この足跡は鹿でしょうかね。
越前岳が見えました。山頂は結構だだっ広そうです。
【09:56】
馬ノ背見晴台。天気が良ければ、ここに腰掛けて富士山を愛でる人たちもいるのでしょうね。
この先は樹林帯に入り、外の景色は見えなくなります。
先に進むと、足元には火山礫のような石が転がっています。
この先、意外と岩がゴロゴロしています。
段差の小さいところを探しながら登ります。
このように段差が大きいところは、先人が迂回ルートを刻んでくれています。
ここも迂回ルートがあり、右にも左にも進めます。
進むルートを瞬時に判断しながら歩を進めていきます。
【10:21】
平坦地。地図には「富士山展望の平坦地」とありますが、わざわざ道標が必要なところか疑問です。
【10:44】
勢子辻(せこつじ)分岐。ここまで来れば頂上は目前です。
【10:51】
越前岳山頂に着きました。先客が3名。
今日ぐらいの天気にしては人が少ないそうです。
呼子岳方面はこちらです。愛鷹山周辺は足を伸ばすと、意外と時間がかかります。
駿河湾が見えます。
予定より前倒しで山頂に着いたので、早めのバスに乗れるよう少し急いで下山します。
【11:17】
富士見台。富士山のお膝元なのに、今日は見えず。
昭和13年に発行された紙幣には、ここから見た富士山が描かれていたそうです。
【11:25】
危険注意。なんでこんな看板が立っているかというと、眺めが良いんですね。
鋸岳。禁止通行になっていますが、行ってる人はいるみたいですね。
【11:30】
きけん。
そういうところから、鋸岳が見えるんです。
この先は道が若干不明瞭ですが、視認性が良いように太めに赤テープが巻きつけられていました。
木の根が多いです。湿っているとすごく滑りやすいので、注意が必要です。
【11:53】
ここは道を間違えそうなところです。
道なりに歩いていると、右のほうに進んでしまいます。
足元に数本の枝が転がっているのに気づき「通せんぼだ!」と分かりました。
【12:09】
富士見峠。ここから黒岳にピストンすると、またまた富士山を愛でることができます。
木の根だらけの斜面を登ります。
展望広場を通過します。
この看板を右に折れます。黒岳から戻ってくるときは道を失いやすいので、気をつけてください。
【12:30】
黒岳山頂。
富士見峠まで戻って下山する途中にある愛鷹山荘。ここに前泊すれば、愛鷹山を走破できる、ってことでしょうか。
怖いけど中を覗いてみました。
意外や綺麗で生活感があります。定期的にどなたかが手入れをしているようですね。
こちらはトイレ。のぞいて見る勇気はありませんでした。
梯子が2箇所あります。
この先の下り道は苔むしてて滑りそうなので、スピードが出ません。
最後の20分ほどは赤テープもなくなり、しかも道が不明瞭気味。
【13:20】
山神社に下山できました。
大きな駐車場です。
バス停まで歩きます。
バス停。御殿場方面のバス停は、このバス停ではなくて道の反対側にあります。
13時54分発のバスに乗車して帰路につきました。
【ルート】
十里木から登り始めると、馬ノ背を過ぎたあたりから大きな石を乗り越えるような道になってきます。石をよく見て小幅で歩けるところを探しながら(いわゆる「弱点を見つける」)行くと良いです。慣れない人だと疲れてしまうかもしれません。
石を持ちながら登ることになりますが、湿っていると手が汚れます。濡れに強い手袋を持参することをお勧めします。私は最近「テムレス」がお気に入りなので、この日もこれをつけて歩きました。滑り止めのイボイボがたくさんついているのでホールドのグリップもたやすくできます。
富士見峠までの下りは滑りやすい木の根の道が続き、意外と侮れないです。この日は予定よりも早いバスに乗ってやろうなんていう気を起こしたのも悪かったのですが、図らずも根の上に乗せてしまった足が滑り股裂の刑にあいました。
コース全体を通して転落するような危ないところは基本的にありませんでした。樹林帯を歩く箇所が多いですが、晴れた日だと随所で富士山の展望を楽しむことができます。
【ダンプの運転手】
下山口で土木工事をしており、超巨大なダンプカーが出入りしていました。
そのうちの1台が私のすぐそばで停止したかと思うと、上から「すいませ〜ん!」との声が。「なんだろう、怖いな〜」と思ったのですが、ドライバーさんからこの先にある山はなんという山かを聞かれたのです。
なんでも富士山に登った経験があるらしく、工事現場の先から登山者が歩いてきたので関心を持ったようでした。
山に行く醍醐味って、今回のように普段の生活圏内では会話をすることがないだろう人と話ができることが大きいと思います。
▼コースタイム
十里木BS(09:20)〜<5分>〜(09:25)駐車場(09:27)〜<10分>〜(09:37)展望台(09:37)〜<19分>〜(09:56)馬ノ背(09:56)〜<26分>〜(10:22)平坦(10:22)〜<29分>〜(10:51)越前岳(11:03)〜<1時間3分>〜(12:06)富士見峠(12:06)〜<24分>〜(12:30)黒岳(12:33)〜<24分>〜(12:57)富士見峠(12:57)〜<33分>〜(13:30)愛鷹登山口
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
木の根ではよく滑りました。2回ほど大きく滑ってしまい、1回はどこかで膝頭をしこたま打ちました。
靴の裏を見たら、ソールパターンがかなりすり減っていました。
▼使用した地図
「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹」
富士山の南に位置する愛鷹山(あしたかやま)に行ってきました。
愛鷹山は越前岳、位牌岳、鋸岳などの総称ですが、今回は公共交通機関のアクセスが良い越前岳を登りました。
行程
出典:ヤマプラ
アクセス
<新宿駅〜御殿場駅>
新宿〜新松田(小田急線)
・新宿駅5時55分発に乗車、相模大野で小田原行きに乗り換えます。
松田〜御殿場(JR御殿場線)
・自販機で切符(500円)を購入します。ICカード(Suica含む)は使えません。
・この時間帯は通学の学生が多い!
<御殿場駅〜十里木>(富士急行バス十里木ぐりんぱ線)
・御殿場駅前の4番バス乗り場から乗車します。Suica利用可。
・右側の座席から富士山が見えます。
終点の十里木バス停で下車したら、街道を右に進みます。
途中に関所跡があったりします。街道は大型車がスピードを出していて、少し恐怖を覚えました。
十里木駐車場。
ここが最後のトイレです。
山行記録
登山口から馬ノ背までは、広めの道が続きます。
富士山は雲に隠れてしまいました。松田駅からは綺麗に見えていたのに、やっぱり台風が近づいてきてる感じです。
鉄塔を過ぎると木段は終わり、登山道らしくなります。
この足跡は鹿でしょうかね。
越前岳が見えました。山頂は結構だだっ広そうです。
【09:56】
馬ノ背見晴台。天気が良ければ、ここに腰掛けて富士山を愛でる人たちもいるのでしょうね。
この先は樹林帯に入り、外の景色は見えなくなります。
先に進むと、足元には火山礫のような石が転がっています。
この先、意外と岩がゴロゴロしています。
段差の小さいところを探しながら登ります。
このように段差が大きいところは、先人が迂回ルートを刻んでくれています。
ここも迂回ルートがあり、右にも左にも進めます。
進むルートを瞬時に判断しながら歩を進めていきます。
【10:21】
平坦地。地図には「富士山展望の平坦地」とありますが、わざわざ道標が必要なところか疑問です。
【10:44】
勢子辻(せこつじ)分岐。ここまで来れば頂上は目前です。
【10:51】
越前岳山頂に着きました。先客が3名。
今日ぐらいの天気にしては人が少ないそうです。
呼子岳方面はこちらです。愛鷹山周辺は足を伸ばすと、意外と時間がかかります。
駿河湾が見えます。
予定より前倒しで山頂に着いたので、早めのバスに乗れるよう少し急いで下山します。
【11:17】
富士見台。富士山のお膝元なのに、今日は見えず。
昭和13年に発行された紙幣には、ここから見た富士山が描かれていたそうです。
【11:25】
危険注意。なんでこんな看板が立っているかというと、眺めが良いんですね。
鋸岳。禁止通行になっていますが、行ってる人はいるみたいですね。
【11:30】
きけん。
そういうところから、鋸岳が見えるんです。
この先は道が若干不明瞭ですが、視認性が良いように太めに赤テープが巻きつけられていました。
木の根が多いです。湿っているとすごく滑りやすいので、注意が必要です。
【11:53】
ここは道を間違えそうなところです。
道なりに歩いていると、右のほうに進んでしまいます。
足元に数本の枝が転がっているのに気づき「通せんぼだ!」と分かりました。
【12:09】
富士見峠。ここから黒岳にピストンすると、またまた富士山を愛でることができます。
木の根だらけの斜面を登ります。
展望広場を通過します。
この看板を右に折れます。黒岳から戻ってくるときは道を失いやすいので、気をつけてください。
【12:30】
黒岳山頂。
富士見峠まで戻って下山する途中にある愛鷹山荘。ここに前泊すれば、愛鷹山を走破できる、ってことでしょうか。
怖いけど中を覗いてみました。
意外や綺麗で生活感があります。定期的にどなたかが手入れをしているようですね。
こちらはトイレ。のぞいて見る勇気はありませんでした。
梯子が2箇所あります。
この先の下り道は苔むしてて滑りそうなので、スピードが出ません。
最後の20分ほどは赤テープもなくなり、しかも道が不明瞭気味。
【13:20】
山神社に下山できました。
大きな駐車場です。
バス停まで歩きます。
バス停。御殿場方面のバス停は、このバス停ではなくて道の反対側にあります。
13時54分発のバスに乗車して帰路につきました。
感想
【ルート】
十里木から登り始めると、馬ノ背を過ぎたあたりから大きな石を乗り越えるような道になってきます。石をよく見て小幅で歩けるところを探しながら(いわゆる「弱点を見つける」)行くと良いです。慣れない人だと疲れてしまうかもしれません。
石を持ちながら登ることになりますが、湿っていると手が汚れます。濡れに強い手袋を持参することをお勧めします。私は最近「テムレス」がお気に入りなので、この日もこれをつけて歩きました。滑り止めのイボイボがたくさんついているのでホールドのグリップもたやすくできます。
富士見峠までの下りは滑りやすい木の根の道が続き、意外と侮れないです。この日は予定よりも早いバスに乗ってやろうなんていう気を起こしたのも悪かったのですが、図らずも根の上に乗せてしまった足が滑り股裂の刑にあいました。
コース全体を通して転落するような危ないところは基本的にありませんでした。樹林帯を歩く箇所が多いですが、晴れた日だと随所で富士山の展望を楽しむことができます。
【ダンプの運転手】
下山口で土木工事をしており、超巨大なダンプカーが出入りしていました。
そのうちの1台が私のすぐそばで停止したかと思うと、上から「すいませ〜ん!」との声が。「なんだろう、怖いな〜」と思ったのですが、ドライバーさんからこの先にある山はなんという山かを聞かれたのです。
なんでも富士山に登った経験があるらしく、工事現場の先から登山者が歩いてきたので関心を持ったようでした。
山に行く醍醐味って、今回のように普段の生活圏内では会話をすることがないだろう人と話ができることが大きいと思います。
データ
▼コースタイム
十里木BS(09:20)〜<5分>〜(09:25)駐車場(09:27)〜<10分>〜(09:37)展望台(09:37)〜<19分>〜(09:56)馬ノ背(09:56)〜<26分>〜(10:22)平坦(10:22)〜<29分>〜(10:51)越前岳(11:03)〜<1時間3分>〜(12:06)富士見峠(12:06)〜<24分>〜(12:30)黒岳(12:33)〜<24分>〜(12:57)富士見峠(12:57)〜<33分>〜(13:30)愛鷹登山口
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
木の根ではよく滑りました。2回ほど大きく滑ってしまい、1回はどこかで膝頭をしこたま打ちました。
靴の裏を見たら、ソールパターンがかなりすり減っていました。
▼使用した地図
「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹」
2018-10-05 15:21
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