白馬八方池 [山行]
2022.10.9
天気の崩れが予想される三連休の中日、唐松岳の手前の丸山ケルンを目指して行ってきました。
当初は前日の高速バスで白馬に入り、テント泊を予定していました。
しかし、前日夜から弱い雨が降りそうな状況だったので、夜行バスで当日朝の到着に変更しました。
天候不良につきキャンセル客が出たのか、竹橋発の毎日あるぺん号は空いていました。
おかげで八方バスターミナルには予定より1時間前倒しの朝4時過ぎに到着。
日が出てくると白馬三山が綺麗に浮かび上がってきました。
K君との待ち合わせ時刻はまだまだ先なので、近隣を散策してみました。
こちら、松川にかかる白馬大橋は白馬三山野撮影スポットになっているようで、早朝にかかわらず賑やかでした。
雪解けの時期には、白馬や鹿島槍ヶ岳の雪形を見ることができるようです。
いたずら好きの猿が電線や木の枝を揺らして遊んでいました。
ゴンドラとリフトを乗り継いで、八方池山荘まで向かいます。
この日は昼ぐらいまではなんとか天気がもってくれました。
こちらが八方池、意外と小さいんです。
山の写真を撮る人たちを池の対岸から撮ると、報道陣のように見えてなんかおかしいです。
雲に浮かぶ鹿島槍岳もかっこいい!
この日は丸山ケルンまで歩く予定でしたが、八方池で引き返しました。
下山して間もなく、予想通りに本降りとなりました。
(おまけ)
10日前に唐松岳に行った日は、年に数日しかないという快晴に恵まれました。
天気の崩れが予想される三連休の中日、唐松岳の手前の丸山ケルンを目指して行ってきました。
当初は前日の高速バスで白馬に入り、テント泊を予定していました。
しかし、前日夜から弱い雨が降りそうな状況だったので、夜行バスで当日朝の到着に変更しました。
天候不良につきキャンセル客が出たのか、竹橋発の毎日あるぺん号は空いていました。
おかげで八方バスターミナルには予定より1時間前倒しの朝4時過ぎに到着。
日が出てくると白馬三山が綺麗に浮かび上がってきました。
K君との待ち合わせ時刻はまだまだ先なので、近隣を散策してみました。
こちら、松川にかかる白馬大橋は白馬三山野撮影スポットになっているようで、早朝にかかわらず賑やかでした。
雪解けの時期には、白馬や鹿島槍ヶ岳の雪形を見ることができるようです。
いたずら好きの猿が電線や木の枝を揺らして遊んでいました。
ゴンドラとリフトを乗り継いで、八方池山荘まで向かいます。
この日は昼ぐらいまではなんとか天気がもってくれました。
こちらが八方池、意外と小さいんです。
山の写真を撮る人たちを池の対岸から撮ると、報道陣のように見えてなんかおかしいです。
雲に浮かぶ鹿島槍岳もかっこいい!
この日は丸山ケルンまで歩く予定でしたが、八方池で引き返しました。
下山して間もなく、予想通りに本降りとなりました。
(おまけ)
10日前に唐松岳に行った日は、年に数日しかないという快晴に恵まれました。
小楢山 [山行]
写真アルバムが壊れてしまったのと、今さらプロバイダーのブログも流行らないので放置していました。
しかし、たまに登山に連れて行くK君(初心者)が「俺の行った山の記録を残してほしい」と強く要望するため、彼と行った山を中心に細々と更新して行きます。
さて、今回は久しぶりに小楢山(山梨県)に行ってきました。
こちらは焼山峠の駐車場。
以前、焼山峠に下山してタクシーを呼んで塩山駅まで向かったことがありました。
今回はK君の愛車でここまできましたが、途中のクリスタルラインは若干細い箇所もありました。
駐車場にはトイレがあります。
ものすごく綺麗というわけではありませんが、しっかりと整備されていて予備のペーパーもありました。
ここが登山口です。
かなり緑が鬱蒼としています。
マルバダケブキが群生していてちょっと不気味。
30分ほど歩くと「新道」と「旧道」の分岐に出ました。
往路では新道を選択しましたが、下山時に旧道の方が距離の短いことが判明しました。
なぜ分かったかというと、先に下山した別パーティが新道を歩いているのが見えたのですが、私たちは旧道を選んだところ、合流点に先に到着したからです。
小楢山という名前がついていますが、コナラはあまり見かけません。
シラカバは結構あります。
焼山峠からだと、あっという間に山頂に到着です。
富士山の頭が一瞬見えましたが、この日はガスって眺望はありませんでした。
腕にマスクをかける姿、この業界の人には多いです。
さて、次はどこへ行くのやら。
しかし、たまに登山に連れて行くK君(初心者)が「俺の行った山の記録を残してほしい」と強く要望するため、彼と行った山を中心に細々と更新して行きます。
さて、今回は久しぶりに小楢山(山梨県)に行ってきました。
こちらは焼山峠の駐車場。
以前、焼山峠に下山してタクシーを呼んで塩山駅まで向かったことがありました。
今回はK君の愛車でここまできましたが、途中のクリスタルラインは若干細い箇所もありました。
駐車場にはトイレがあります。
ものすごく綺麗というわけではありませんが、しっかりと整備されていて予備のペーパーもありました。
ここが登山口です。
かなり緑が鬱蒼としています。
マルバダケブキが群生していてちょっと不気味。
30分ほど歩くと「新道」と「旧道」の分岐に出ました。
往路では新道を選択しましたが、下山時に旧道の方が距離の短いことが判明しました。
なぜ分かったかというと、先に下山した別パーティが新道を歩いているのが見えたのですが、私たちは旧道を選んだところ、合流点に先に到着したからです。
小楢山という名前がついていますが、コナラはあまり見かけません。
シラカバは結構あります。
焼山峠からだと、あっという間に山頂に到着です。
富士山の頭が一瞬見えましたが、この日はガスって眺望はありませんでした。
腕にマスクをかける姿、この業界の人には多いです。
さて、次はどこへ行くのやら。
富士 大室山 [山行]
2020.1.11
富士山の北西にある大室山に精進湖から歩いて行ってきました。
青木ヶ原の樹海を歩くルートです。
大室山に一般登山道はありませんが、それなりに歩かれた跡はついているようです。
(アクセス)
往路:
08:44 富士急行富士山駅下車
08:57 新富士駅行きバスに乗車(1,050円)
09:37 赤池BS下車
復路:
17:05 精進湖入口BSから富士山行きバスに乗車
18:15 河口湖駅(1,310円)
18:40 高速バス「バスタ新宿」行きに乗車
富士急行バス時刻表(ICカードは利用不可)
https://bus.fujikyu.co.jp/rosen/detail/id/7/#d_h01
(09:37)
赤池バス停で下車します。
ドライブイン前の交差点を「富士宮・本栖」方面に右折します。
左の道から来てここを右に入ると、精進湖登山道入口です。
最初の15分ぐらいは舗装道が続きます。
ひと口に「樹海」と言っても、苔むしていたりスコリアが転がっていたり、景色が変化していくのを楽しみながら歩きます。
道は緩やかに登っていきます。
石ころやスコリアが転がっていて、少し歩きにくいです。
(11:26)
71号線に出ました。
道の続きは渡った先の左手から続きます(クルマが停まっているところ)。
4台程度は停まれそうですね。ここから大室山に歩けば楽そうです。
再び歩き始めましょう。
(11:35)
すぐにゲートに出ます。
この先、すぐに富士風穴の案内があります。
(11:52)
Y字分岐は右に進みます。
(11:52)
踏切のようなゲートに出れば正解です。
ところどころが小高くなっているのは、溶岩の溜まったところでしょうか。
この先が開けているようです。
(11:53)
人が2名立っているところの先に道が2本ついています。
今回はこの踏み跡を使わずに、手前のブナのあたりから直登で「1428mピーク」を目指します。
直登と言ってもそんなにきついことはありません。
なので、途中で歩きやすそうな踏み跡に出くわしても、迷うことなく横切って直登を続けます。
(12:20)
1428mピーク。白テープ以外は目印はありませんが、平らで少し開けています。
右手に見えるあの山はなんだ?って、地図を見たら大室山でした。
コンパス設定を間違えて変な方角に歩いていた。
似たような写真が続くので、はしょります。
山頂に近づくとなんかこのニョキニョキしたやつに行く手を遮られます。
バキバキと音を立ててへし折りながら前進!
(13:25)
大室山(北峰)に到着。
時間が押しているので、すぐに南峰に向かいます。それにしても歩きにくいなあ。
帰り道に気がついたんですけど、北と南の間にはしっかりとした踏み跡がついていました。
(13:44)
ここから見た富士山は最高です。
南アルプスも見えます。
手前が長尾山。
(14:07)
さまよっていたら、三角点を見つけました。
北峰への戻りは、しっかりとした踏み跡を歩きます。
(14:48)
沢地形に出ました。
右岸にしっかりしたトレースがあるので、これに沿って歩きます。
(15:03)
人の気配のするところに戻ってこれました。
精進湖民宿村、営業してるのかなあ。
な、なんだこれは!「ナニコレ珍百景」に投書するか。
精進湖入口BS。これより手前に中央高速バスの同一名バス停があるので、間違えないように!
大室山の麓までは「精進口登山道」を歩くのですが、最近、ジオづいている(=火山や地質に関心がある)自分としては、「この石ころはスコリアかな?」などと連想しながら歩くことができて、なかなか楽しい山行でした。
クルマがあれば県道71号線沿いに駐車することで、手軽な山行となります。
地図読みの練習にも適した山です。なんせどのように登っても山頂に着くのですから。
とは言っても、下山時にはコンパスをちゃんとセットして正しく歩きたいものです。
樹木が多いので、コンパスの針が指す延長線上の特徴のある木を目指して、そこから先は再度、次のターゲットとなる木を決めて歩きました。
樹海だからと言ってコンパスがグルグルと変な方向を指すということはありませんでした。
なお、下山後は赤池BSではなく、本栖湖寄りの「精進湖入口BS」からバスに乗りました。
先月この路線に乗車したとき、精進湖沿いのバス停からインバウンド客を拾っていって、バスがめちゃ混みしたのです(今回はガラガラでした)。
▼コースタイム
赤池BS(09:43)〜<7分>〜(09:50)精進湖登山道入口(09:52)〜<1時間36分>〜(11:28)県道71号線(11:35)〜<10分>〜(11:45)富士風穴(11:47)〜<34分>〜(12:21)1,248mピーク(12:30)〜<53分>〜(13:23)山頂(北峰)(13:26)〜<19分>〜(13:45)山頂(南峰)(14:05)〜<18分>〜(14:23)山頂(北峰)(14:23)〜<48分>〜(15:11)富士風穴(15:11)〜<9分>〜(15:20)県道71号線(15:21)〜<1時間25分>〜(16:46)精進湖登山道入口(16:46)〜<27分>〜(17:13)精進湖入口BS
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
地形図 ー地理院地図から大室山を印刷
「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山」(参考程度)
富士山の北西にある大室山に精進湖から歩いて行ってきました。
青木ヶ原の樹海を歩くルートです。
大室山に一般登山道はありませんが、それなりに歩かれた跡はついているようです。
(アクセス)
往路:
08:44 富士急行富士山駅下車
08:57 新富士駅行きバスに乗車(1,050円)
09:37 赤池BS下車
復路:
17:05 精進湖入口BSから富士山行きバスに乗車
18:15 河口湖駅(1,310円)
18:40 高速バス「バスタ新宿」行きに乗車
富士急行バス時刻表(ICカードは利用不可)
https://bus.fujikyu.co.jp/rosen/detail/id/7/#d_h01
山行記録
(09:37)
赤池バス停で下車します。
ドライブイン前の交差点を「富士宮・本栖」方面に右折します。
左の道から来てここを右に入ると、精進湖登山道入口です。
最初の15分ぐらいは舗装道が続きます。
ひと口に「樹海」と言っても、苔むしていたりスコリアが転がっていたり、景色が変化していくのを楽しみながら歩きます。
道は緩やかに登っていきます。
石ころやスコリアが転がっていて、少し歩きにくいです。
(11:26)
71号線に出ました。
道の続きは渡った先の左手から続きます(クルマが停まっているところ)。
4台程度は停まれそうですね。ここから大室山に歩けば楽そうです。
再び歩き始めましょう。
(11:35)
すぐにゲートに出ます。
この先、すぐに富士風穴の案内があります。
(11:52)
Y字分岐は右に進みます。
(11:52)
踏切のようなゲートに出れば正解です。
ところどころが小高くなっているのは、溶岩の溜まったところでしょうか。
この先が開けているようです。
(11:53)
人が2名立っているところの先に道が2本ついています。
今回はこの踏み跡を使わずに、手前のブナのあたりから直登で「1428mピーク」を目指します。
直登と言ってもそんなにきついことはありません。
なので、途中で歩きやすそうな踏み跡に出くわしても、迷うことなく横切って直登を続けます。
(12:20)
1428mピーク。白テープ以外は目印はありませんが、平らで少し開けています。
右手に見えるあの山はなんだ?って、地図を見たら大室山でした。
コンパス設定を間違えて変な方角に歩いていた。
似たような写真が続くので、はしょります。
山頂に近づくとなんかこのニョキニョキしたやつに行く手を遮られます。
バキバキと音を立ててへし折りながら前進!
(13:25)
大室山(北峰)に到着。
時間が押しているので、すぐに南峰に向かいます。それにしても歩きにくいなあ。
帰り道に気がついたんですけど、北と南の間にはしっかりとした踏み跡がついていました。
(13:44)
ここから見た富士山は最高です。
南アルプスも見えます。
手前が長尾山。
(14:07)
さまよっていたら、三角点を見つけました。
北峰への戻りは、しっかりとした踏み跡を歩きます。
(14:48)
沢地形に出ました。
右岸にしっかりしたトレースがあるので、これに沿って歩きます。
(15:03)
人の気配のするところに戻ってこれました。
精進湖民宿村、営業してるのかなあ。
な、なんだこれは!「ナニコレ珍百景」に投書するか。
精進湖入口BS。これより手前に中央高速バスの同一名バス停があるので、間違えないように!
感想
大室山の麓までは「精進口登山道」を歩くのですが、最近、ジオづいている(=火山や地質に関心がある)自分としては、「この石ころはスコリアかな?」などと連想しながら歩くことができて、なかなか楽しい山行でした。
クルマがあれば県道71号線沿いに駐車することで、手軽な山行となります。
地図読みの練習にも適した山です。なんせどのように登っても山頂に着くのですから。
とは言っても、下山時にはコンパスをちゃんとセットして正しく歩きたいものです。
樹木が多いので、コンパスの針が指す延長線上の特徴のある木を目指して、そこから先は再度、次のターゲットとなる木を決めて歩きました。
樹海だからと言ってコンパスがグルグルと変な方向を指すということはありませんでした。
なお、下山後は赤池BSではなく、本栖湖寄りの「精進湖入口BS」からバスに乗りました。
先月この路線に乗車したとき、精進湖沿いのバス停からインバウンド客を拾っていって、バスがめちゃ混みしたのです(今回はガラガラでした)。
データ
▼コースタイム
赤池BS(09:43)〜<7分>〜(09:50)精進湖登山道入口(09:52)〜<1時間36分>〜(11:28)県道71号線(11:35)〜<10分>〜(11:45)富士風穴(11:47)〜<34分>〜(12:21)1,248mピーク(12:30)〜<53分>〜(13:23)山頂(北峰)(13:26)〜<19分>〜(13:45)山頂(南峰)(14:05)〜<18分>〜(14:23)山頂(北峰)(14:23)〜<48分>〜(15:11)富士風穴(15:11)〜<9分>〜(15:20)県道71号線(15:21)〜<1時間25分>〜(16:46)精進湖登山道入口(16:46)〜<27分>〜(17:13)精進湖入口BS
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
地形図 ー地理院地図から大室山を印刷
「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山」(参考程度)
2020年の抱負と昨年の総括 [山行]
昨年はすっぽかした抱負を今年は復活してみました。
4年前の2016年に設定した目標がこちらです。
恒例により、昨年を振り返り、これからの一年間の目標を設定したいと思います。
①膝は完全回復して、年間入山日数は百日を超えた
2016年秋に膝痛を発症し、翌春から1年以上にわたり山から遠ざかりました。
その後、良い理学療法士に出会い、2018年に完全復活しました。
膝の痛みが発生した原因は、扁平足に起因するものでした。
オーバーユースにより足の親指に強剛母趾ができて、その痛みを回避するためにいびつな歩行になっていました。
その結果、身体の硬さと歩き方の異常による鵞足(がそく)部に炎症が発生していたのでした。
靴の中に整形外科で処方してもらったインソールを入れること、および下半身のストレッチ(特にハムストリングス)を徹底することで回復しました。
②日本山岳ガイド協会認定の登山ガイドとなった
登山ガイド取得を一度は棚上げしたのですが、気力・体力が充実している間にやれることはやっておこうと思いチャレンジしました。
5月から受験準備を開始し、9月にすべての試験(学科、実技)を受験完了しました。
申請手続きなど不明だったり煩雑な点が多数ありましたが、なんとか乗り越えることができました。
試験や講習会を通じて多くの仲間と出会い、各人がいろんな山歩きをしていることに感心もしました。
その後、赤十字救急法救急員の資格も取りました。
③山を通した自然理解に関心が深まった
近頃、山に入る目的が変わってきました。
山を始めた当初は、山に行くだけで楽しい時期が続きました。そのうちに少しヒヤヒヤするコースを歩いたり、その延長でロッククライミングを始めたりと、幅を広げることにも楽しみを覚えるようになりました。
「いずれはジャンダルムを歩いてみたい」なんて思ったものでした。
近年はそうした志向に変化が生じました。身近で山の事故が起きていること、自分も年齢を重ねてきていることなど、いろんな要因があります。
人には刺激に慣れて、より強い刺激を求めるという習性があります。リスクという刺激を追い求めていくと、いずれ取り返しのつかないことになりそうな気がしてきました。
リスクの高い山に行くことよりも、山を歩く過程で「日本の山に高山植物が咲いているのはなぜだろうか」とか、「なぜここに険しい山があるのだろうか」という疑問を持って、それを後日調べて自分なりの考えを持つということに興味を抱くようになりました。
満足のいく解答に至るには、多くの文献に目を通す必要があります。しかし、今までにできなかった勉強をするという知的満足心が満たされます。
・・・ということで、そろそろ目標の達成度合いを測定したいと思います。
これまでの活動を踏まえ、これからの目標を再設定しました。
【短期目標】(1〜2年)
安全な山歩きのための努力を継続する。
体力の維持・向上と、歩く技術を向上させたいと思います。
「よじ登る」系は好みではないけれど、5.10を登れるレベルには到達したいです。
【中期目標】(2〜3年)
山歩きを通して自然の理解を深める。
山を歩いていると、「なぜこうなんだろう?」と思うことが多いです。
これに取り組めることは楽しいし、ライフワークにもなりそうです。
【長期目標】(3〜5年)
山から得られる喜びを多くの人と分かち合いたい。
そのためにも本ブログを継続しないと、ですね。
-----
これまでに比べるとだいぶ抽象的な目標になりましたが、それも進歩なのかな。
4年前の2016年に設定した目標がこちらです。
【短期目標】(1〜2年)
一般登山者としての憧れのコースを歩いておきたい。
【中期目標】(2〜3年)
余裕をもった山歩きができるようになりたい。
【長期目標】(3〜5年)
パートナー(初心者)をリードして歩けるようになりたい。
一般登山者としての憧れのコースを歩いておきたい。
【中期目標】(2〜3年)
余裕をもった山歩きができるようになりたい。
【長期目標】(3〜5年)
パートナー(初心者)をリードして歩けるようになりたい。
恒例により、昨年を振り返り、これからの一年間の目標を設定したいと思います。
昨年の総括
①膝は完全回復して、年間入山日数は百日を超えた
2016年秋に膝痛を発症し、翌春から1年以上にわたり山から遠ざかりました。
その後、良い理学療法士に出会い、2018年に完全復活しました。
膝の痛みが発生した原因は、扁平足に起因するものでした。
オーバーユースにより足の親指に強剛母趾ができて、その痛みを回避するためにいびつな歩行になっていました。
その結果、身体の硬さと歩き方の異常による鵞足(がそく)部に炎症が発生していたのでした。
靴の中に整形外科で処方してもらったインソールを入れること、および下半身のストレッチ(特にハムストリングス)を徹底することで回復しました。
②日本山岳ガイド協会認定の登山ガイドとなった
登山ガイド取得を一度は棚上げしたのですが、気力・体力が充実している間にやれることはやっておこうと思いチャレンジしました。
5月から受験準備を開始し、9月にすべての試験(学科、実技)を受験完了しました。
申請手続きなど不明だったり煩雑な点が多数ありましたが、なんとか乗り越えることができました。
試験や講習会を通じて多くの仲間と出会い、各人がいろんな山歩きをしていることに感心もしました。
その後、赤十字救急法救急員の資格も取りました。
③山を通した自然理解に関心が深まった
近頃、山に入る目的が変わってきました。
山を始めた当初は、山に行くだけで楽しい時期が続きました。そのうちに少しヒヤヒヤするコースを歩いたり、その延長でロッククライミングを始めたりと、幅を広げることにも楽しみを覚えるようになりました。
「いずれはジャンダルムを歩いてみたい」なんて思ったものでした。
近年はそうした志向に変化が生じました。身近で山の事故が起きていること、自分も年齢を重ねてきていることなど、いろんな要因があります。
人には刺激に慣れて、より強い刺激を求めるという習性があります。リスクという刺激を追い求めていくと、いずれ取り返しのつかないことになりそうな気がしてきました。
リスクの高い山に行くことよりも、山を歩く過程で「日本の山に高山植物が咲いているのはなぜだろうか」とか、「なぜここに険しい山があるのだろうか」という疑問を持って、それを後日調べて自分なりの考えを持つということに興味を抱くようになりました。
満足のいく解答に至るには、多くの文献に目を通す必要があります。しかし、今までにできなかった勉強をするという知的満足心が満たされます。
・・・ということで、そろそろ目標の達成度合いを測定したいと思います。
【短期目標】(1〜2年)
一般登山者としての憧れのコースを歩いておきたい。
→③から目的は一応達成したと判断、今後は自然理解を深める
【中期目標】(2〜3年)
余裕をもった山歩きができるようになりたい。
→継続中
【長期目標】(3〜5年)
パートナー(初心者)をリードして歩けるようになりたい。
→①の活動により実践中
一般登山者としての憧れのコースを歩いておきたい。
→③から目的は一応達成したと判断、今後は自然理解を深める
【中期目標】(2〜3年)
余裕をもった山歩きができるようになりたい。
→継続中
【長期目標】(3〜5年)
パートナー(初心者)をリードして歩けるようになりたい。
→①の活動により実践中
今後の目標
これまでの活動を踏まえ、これからの目標を再設定しました。
(2020年版)
【短期目標】(1〜2年)
安全な山歩きのための努力を継続する。
▼年間百日山行を継続する
▼ストレッチと基礎体力向上を継続する
▼ボルダリング3級を目指す
【中期目標】(2〜3年)
山歩きを通して自然の理解を深める。
▼気象、地質、植物の知識を深める
【長期目標】(3〜5年)
山から得られる喜びを多くの人と分かち合いたい。
【短期目標】(1〜2年)
安全な山歩きのための努力を継続する。
▼年間百日山行を継続する
▼ストレッチと基礎体力向上を継続する
▼ボルダリング3級を目指す
【中期目標】(2〜3年)
山歩きを通して自然の理解を深める。
▼気象、地質、植物の知識を深める
【長期目標】(3〜5年)
山から得られる喜びを多くの人と分かち合いたい。
【短期目標】(1〜2年)
安全な山歩きのための努力を継続する。
体力の維持・向上と、歩く技術を向上させたいと思います。
「よじ登る」系は好みではないけれど、5.10を登れるレベルには到達したいです。
【中期目標】(2〜3年)
山歩きを通して自然の理解を深める。
山を歩いていると、「なぜこうなんだろう?」と思うことが多いです。
これに取り組めることは楽しいし、ライフワークにもなりそうです。
【長期目標】(3〜5年)
山から得られる喜びを多くの人と分かち合いたい。
そのためにも本ブログを継続しないと、ですね。
-----
これまでに比べるとだいぶ抽象的な目標になりましたが、それも進歩なのかな。
夏沢旧道 [山行]
2019.8.
八ヶ岳の夏沢峠に出るには、桜平の登山口から入り夏沢鉱泉とオーレン小屋を経由していくルートが一般的です。
今回は別ルートとして、夏沢旧道を歩いてみました。
出典:ヤマプラ
旧道は今はほとんど歩かれていない道ですが、わずかに踏み跡が残されています。
蓼科の別荘街の先にある古田(こった)溜池から歩き始めて、夏沢鉱泉の手前で登山道と合流します。
古田溜池のちょっと先に道標がありました。ここで下車します。
茅野駅からのタクシー料金は5,000円でした。
靴の紐を締め、準備運動をして出発です。
名称不明。
(09:33)
ゲートを開けて入ります。
クルマが入っている形跡があります。
最初のうちは、こんな道標もあります。
ウツボグサ。
登り道になってきました。
(10:19)
ここまでは多くの人が入っている感じがあります。
(10:23)
道がおぼつかなくなってきました。
(10:24)
「古田溜池上分岐」、これが最後の道標でした。
この先は、道が少し荒れ気味です。と同時に、苔が多くなってきました。
財産区標識がありました。
(11:16)
この辺りから、財産区の標識を追うように歩いて行きました。方角は合っています。
道の形跡はまだあります。
財産区標識に沿った踏み跡は比較的しっかりとついています。
所々で不明瞭になりますが、・・・
天気が良ければ次の目印を見つけることができます。
足元は木の根っこの上に苔が生えているだけのようで、時々足がズポッと穴にハマります。
(12:33)
1889mを指しています。
登山道からは完全に外れていますが、ペンキマークに導かれながら進みます。
(13:13)
少し標高を上げすぎたようなので、斜面を巻きながら下ります。
すると、下にすっごく良い道を発見!
ええっ!こんな良い道、どこから続いていたんだろう?
時折、道は幅を狭めることもありますが、・・・
もう見失うことはありません。
いやあ、絶景だ〜!
崩壊気味の斜面を横切ります。
下から沢の音が聞こえてきました。
(13:53)
道は右にカーブします。
崩壊しています。
(14:02)
西天狗岳が見えました。
(14:07)
やっと登山道に出ました!
ここから夏沢鉱泉までは、ゆっくりペースで15分でした。
【反省】
旧道を歩くには地形図とコンパスは必携です。
「古田溜池上分岐」の道標から先は財産区の赤い標識を目安に歩きました。この標識は毎年更新されているようで、最近では令和元年6月のものがありました。
この標識を更新するために歩いている方がいるようで、ところどころにうっすらとした踏み跡がありました。
しかし後半はどんどんと高度を上げていき、登山道との合流点からはそれていくように思いました。そこで標識を追うのをやめて標高を下げていったところ、歩きやすい道に出ました。
もしかしたら最初から歩きやすい道が続いていたのかもしれません。
参考資料:
http://www.kajima-resort.com/life/vol2.html
八ヶ岳の夏沢峠に出るには、桜平の登山口から入り夏沢鉱泉とオーレン小屋を経由していくルートが一般的です。
今回は別ルートとして、夏沢旧道を歩いてみました。
出典:ヤマプラ
旧道は今はほとんど歩かれていない道ですが、わずかに踏み跡が残されています。
蓼科の別荘街の先にある古田(こった)溜池から歩き始めて、夏沢鉱泉の手前で登山道と合流します。
古田溜池のちょっと先に道標がありました。ここで下車します。
茅野駅からのタクシー料金は5,000円でした。
靴の紐を締め、準備運動をして出発です。
名称不明。
(09:33)
ゲートを開けて入ります。
クルマが入っている形跡があります。
最初のうちは、こんな道標もあります。
ウツボグサ。
登り道になってきました。
(10:19)
ここまでは多くの人が入っている感じがあります。
(10:23)
道がおぼつかなくなってきました。
(10:24)
「古田溜池上分岐」、これが最後の道標でした。
この先は、道が少し荒れ気味です。と同時に、苔が多くなってきました。
財産区標識がありました。
(11:16)
この辺りから、財産区の標識を追うように歩いて行きました。方角は合っています。
道の形跡はまだあります。
財産区標識に沿った踏み跡は比較的しっかりとついています。
所々で不明瞭になりますが、・・・
天気が良ければ次の目印を見つけることができます。
足元は木の根っこの上に苔が生えているだけのようで、時々足がズポッと穴にハマります。
(12:33)
1889mを指しています。
登山道からは完全に外れていますが、ペンキマークに導かれながら進みます。
(13:13)
少し標高を上げすぎたようなので、斜面を巻きながら下ります。
すると、下にすっごく良い道を発見!
ええっ!こんな良い道、どこから続いていたんだろう?
時折、道は幅を狭めることもありますが、・・・
もう見失うことはありません。
いやあ、絶景だ〜!
崩壊気味の斜面を横切ります。
下から沢の音が聞こえてきました。
(13:53)
道は右にカーブします。
崩壊しています。
(14:02)
西天狗岳が見えました。
(14:07)
やっと登山道に出ました!
ここから夏沢鉱泉までは、ゆっくりペースで15分でした。
【反省】
旧道を歩くには地形図とコンパスは必携です。
「古田溜池上分岐」の道標から先は財産区の赤い標識を目安に歩きました。この標識は毎年更新されているようで、最近では令和元年6月のものがありました。
この標識を更新するために歩いている方がいるようで、ところどころにうっすらとした踏み跡がありました。
しかし後半はどんどんと高度を上げていき、登山道との合流点からはそれていくように思いました。そこで標識を追うのをやめて標高を下げていったところ、歩きやすい道に出ました。
もしかしたら最初から歩きやすい道が続いていたのかもしれません。
参考資料:
http://www.kajima-resort.com/life/vol2.html
針ノ木峠 [山行]
2019.4.28〜29
某講習会で針ノ木峠まで往復しました。
峠から針ノ木岳や蓮華岳までは1時間ほどですが、今回は行きませんでした。
大沢小屋前でテントを張り前泊。早朝にテントを出発し針ノ木峠までピストンし、扇沢まで下山します。
出典:ヤマプラ
出発前に大町市内から見た北アルプス。桜は散り始めです。
前日の状況はこんな感じで、北アルプスには雪が降っています。
扇沢まで車で移動。例年に比べると、客の入りが少ないようです。
新雪の上を歩いて大沢小屋を目指します。
大沢小屋に行く途中でも、雪崩れた跡が残っています。
(09:50)
大沢小屋に到着。
近くの沢に水を汲みに行ったら、ハロが出てました。こんなに綺麗なハロを見たのは初めてです。
この日は広い範囲でハロ、幻日環、環水平アークが見られたようです。
https://weathernews.jp/s/topics/201904/280095/
初日は6人用テントで幕営です。
普段は一人でテントを張ってますが、たまには大人数テントも楽しいですね。
でも困るのはトイレ処理です。講習会だと人数がまとまっているので、そんじょそこらで済ませるわけにもいきません。
「携帯用トイレ持参」なのですが、うまく狙える自信がありません。なので、1泊ぐらいなら我慢、ガマン。
2日目は朝3時半起床、5時に出発です。
雪が締まっているうちに峠まで登ってしまおうということでの早朝出発です。
振り返ると爺ヶ岳だ〜!種池山荘も見えました。
雪崩れた跡はそんじょそこらにあります。陽が上がってくると気温が上昇して雪崩れるリスクが高まります。
最後の雪庇は乗っ越しても迂回してもOKです。
峠から南の方向を見ると、北アルプスが全開です!
ん?こんなとこにテントを張ってる主がいる。
8時40分下山開始。
雪が腐り始めています。
今日も山頂は雪かな・・・。
大沢小屋を5時に出発し、針ノ木峠には8時到着。30分ほど滞在しました。
下山時には山スキーや登山客の人たちが登ってきましたが、気温が上昇して雪が腐り始め、皆さん登りにくそうでした。早い時刻からの行動開始をお勧めします。
当日は日焼け止めを塗っていましたが、塗りきれなかった首筋と耳周辺、そしてヘルメットに網目状に空いているところから側頭部が焼けてしまいました。
日焼け止めを塗っていない人は真っ赤に焼けていました。この時期でも日焼け止めは必須です。
お勧めの日焼け止めは「アウトドアUV」です。
https://outdooruv.com
値段は高めですが、リップスティック状で塗りやすく、一回塗ると落ちにくいのです。
新宿の石井スポーツ(ビックロ石井山専)でも扱っています(本店での扱いはなし)。
サングラスも忘れずに!
某講習会で針ノ木峠まで往復しました。
峠から針ノ木岳や蓮華岳までは1時間ほどですが、今回は行きませんでした。
行程
大沢小屋前でテントを張り前泊。早朝にテントを出発し針ノ木峠までピストンし、扇沢まで下山します。
出典:ヤマプラ
山行記録
出発前に大町市内から見た北アルプス。桜は散り始めです。
前日の状況はこんな感じで、北アルプスには雪が降っています。
扇沢まで車で移動。例年に比べると、客の入りが少ないようです。
新雪の上を歩いて大沢小屋を目指します。
大沢小屋に行く途中でも、雪崩れた跡が残っています。
(09:50)
大沢小屋に到着。
近くの沢に水を汲みに行ったら、ハロが出てました。こんなに綺麗なハロを見たのは初めてです。
この日は広い範囲でハロ、幻日環、環水平アークが見られたようです。
https://weathernews.jp/s/topics/201904/280095/
初日は6人用テントで幕営です。
普段は一人でテントを張ってますが、たまには大人数テントも楽しいですね。
でも困るのはトイレ処理です。講習会だと人数がまとまっているので、そんじょそこらで済ませるわけにもいきません。
「携帯用トイレ持参」なのですが、うまく狙える自信がありません。なので、1泊ぐらいなら我慢、ガマン。
2日目は朝3時半起床、5時に出発です。
雪が締まっているうちに峠まで登ってしまおうということでの早朝出発です。
振り返ると爺ヶ岳だ〜!種池山荘も見えました。
雪崩れた跡はそんじょそこらにあります。陽が上がってくると気温が上昇して雪崩れるリスクが高まります。
最後の雪庇は乗っ越しても迂回してもOKです。
峠から南の方向を見ると、北アルプスが全開です!
ん?こんなとこにテントを張ってる主がいる。
8時40分下山開始。
雪が腐り始めています。
今日も山頂は雪かな・・・。
感想
大沢小屋を5時に出発し、針ノ木峠には8時到着。30分ほど滞在しました。
下山時には山スキーや登山客の人たちが登ってきましたが、気温が上昇して雪が腐り始め、皆さん登りにくそうでした。早い時刻からの行動開始をお勧めします。
当日は日焼け止めを塗っていましたが、塗りきれなかった首筋と耳周辺、そしてヘルメットに網目状に空いているところから側頭部が焼けてしまいました。
日焼け止めを塗っていない人は真っ赤に焼けていました。この時期でも日焼け止めは必須です。
お勧めの日焼け止めは「アウトドアUV」です。
https://outdooruv.com
値段は高めですが、リップスティック状で塗りやすく、一回塗ると落ちにくいのです。
新宿の石井スポーツ(ビックロ石井山専)でも扱っています(本店での扱いはなし)。
サングラスも忘れずに!
乾徳山 [山行]
2019.3.9(土)
乾徳山に行ってきました。実に4年ぶりです。
標高1,700メートルから上は結構雪が残っていて、鳳岩からの下りはビビりました。
下山時には「BSにっぽん百名山」の撮影隊にも遭遇しました。
往路は乾徳山登山口のバス停を出発し、道満尾根から月見岩を経由して鳳岩に取り付きます。
復路は月見岩から南下、高原ヒュッテをのぞいてバス停に戻ります。
出典:ヤマプラ
【往路】
・JR山梨市駅〜乾徳山登山口BS: 山梨市民バスで約50分、400円(Suica利用不可)。
時刻表はこちら(西沢渓谷線を選んでください)。
【復路】
・乾徳山登山口BS〜山梨市駅
JR山梨市駅の改札口を出ると、バス停はすぐ目の前にあります。
乾徳山登山口までは400円、ICカードは利用不可です。
(09:44)
乾徳山登山口BSで、帰りのバスの時間を押さえておきます。
15時36分発を目指します。ちょっと無理かな〜?
道満(どうまん)尾根はバス停すぐのY字分岐を右に行きます。
(09:56)
ここ(道満尾根の登山口)からスタートです。
(10:45)
道満山。だだっ広いだけで展望もないので、サッサと通過です。
(10:57)
程なくガードレールが見えてきますが、登山道は車道には出ずにしばらく巻きます。
後方には大平高原が見えてきました。
建物がいくつか見えますが、民宿は廃業しているらしいです。
(11:15)
林道に出ました。この後も数回、林道を横切ります。
月見岩に向かって歩きます。
尾根の両側に山並みが見え始めた頃、標高にして1,700mを超えたあたりから残雪が出始めました。
南アルプス?が綺麗です。
樹林帯を抜けて乾徳山が見えてきました。標識がどっかに吹っ飛んでしまったようです。
月見岩。
扇平からは思いのほか、雪が深くなってきました。
今回はチェーンアイゼンのみでゲーターも持参しませんでしたが、軽アイゼンでも良い感じです。
富士山も見えた!
最初の鎖場にも雪が積もっています。
髭剃岩の間は通らずに迂回します。
鉄梯子を下ります。アイゼンを引っ掛けないように慎重に。
2段の鎖場は手がかり足掛かりがたくさんあります。
チェーンアイゼンをつけたまま登ります。
鳳岩。ロープを張ってる邪魔者がいる!
「ロープ、踏んでください!」と言われたけど、アイゼンつけてのでさすがに踏めません。
4年前よりは楽に登れて、進歩の跡を確認!
(12:54)
山頂に到着。
証拠写真をパチリ。・・・て、自分が入ってなけりゃ証拠にならないか。
下りが怖そうなので山頂でマッタリする余裕はなし。
鎖を持って懸垂下降しようかとも思ったけど、結局迂回路へ。
ここを下ります。嫌だな〜 (^^;
後ろ向きになって、ゆっくり慎重に。
狭くて急で。
梯子の段が雪で詰まってて、足があまり入らないんです。
また、2段構えの鎖場をおります。
チェーンアイゼンだと歯を引っ掛けながら降りることができないので、ここも超・慎重に!
ここを過ぎれば怖いところはだいたい終わりかな。
いやいや、こんなところも慎重にいかないと。
チェーンアイゼンが効かない雪です。腐ってるのかな。
高原ヒュッテをのぞいていきましょう。
すっかり綺麗な小屋になってました。
下山中、「BSにっぽん百名山スペシャル」の撮影隊とすれ違いました。
先頭には元チャンプのN藤D助さんが歩いていたようなのですが、オーラがなくて気がつきませんでした(後続のスタッフさんに教わりました)。
実は月見岩の先でチェーンアイゼンを外し、バス時間を気にしながら急いでいたら泥沼でズルっといきました。おかげで手はドロドロ。
銀晶水の枯れそうな水で、汚れた手を洗いました。
(14:40)
登山口、降りてきたぞ〜。
(15:05)
バス停まで降りてきてカンパ〜イ!(ビールは持参したものです)
バスに間に合って良かったあ!
思っていた以上に雪が残っていました。チェーンアイゼンではなく、軽アイゼンの方が安心感があったと思います。
それでも結構な人数が入っていました。山頂ではコッフェルでお湯を沸かしてまったりと昼食をとるカップルが2組ほど。これからあの急な斜面を下って降りなきゃならないというのに、その余裕はどこから出てくるわけ?
・・・ということで、鳳の岩から迂回路で下山する時が怖かったです。相変わらずのビビリ屋でした。性格だから治らないな、うん。
▼コースタイム
乾徳山登山口BS(09:44)〜<14分>〜(09:57)徳和峠(09:58)〜<47分>〜(10:45)道満山(10:47)〜<29分>〜(11:16)車道出合(11:20)〜<44分>〜(12:04)月見岩(12:04)〜<5分>〜(12:09)扇平(12:09)〜<39分>〜(12:48)鳳岩〜<6分>〜(12:54)山頂(13:04)〜<36分>〜(13:40)月見岩(13:40)〜<13分>〜(13:53)高原ヒュッテ(13:55)〜<27分>〜(14:22)銀晶水(14:24)〜<16分>〜(14:40)乾徳山登山口(14:41)〜<21分>〜(15:02)乾徳山登山口BS
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX、チェーンアイゼンを使用
▼使用した地図
「山と高原地図 金峰山・甲武信」
乾徳山に行ってきました。実に4年ぶりです。
標高1,700メートルから上は結構雪が残っていて、鳳岩からの下りはビビりました。
下山時には「BSにっぽん百名山」の撮影隊にも遭遇しました。
行程
往路は乾徳山登山口のバス停を出発し、道満尾根から月見岩を経由して鳳岩に取り付きます。
復路は月見岩から南下、高原ヒュッテをのぞいてバス停に戻ります。
出典:ヤマプラ
アクセス
【往路】
・JR山梨市駅〜乾徳山登山口BS: 山梨市民バスで約50分、400円(Suica利用不可)。
時刻表はこちら(西沢渓谷線を選んでください)。
【復路】
・乾徳山登山口BS〜山梨市駅
山行記録
JR山梨市駅の改札口を出ると、バス停はすぐ目の前にあります。
乾徳山登山口までは400円、ICカードは利用不可です。
(09:44)
乾徳山登山口BSで、帰りのバスの時間を押さえておきます。
15時36分発を目指します。ちょっと無理かな〜?
道満(どうまん)尾根はバス停すぐのY字分岐を右に行きます。
(09:56)
ここ(道満尾根の登山口)からスタートです。
(10:45)
道満山。だだっ広いだけで展望もないので、サッサと通過です。
(10:57)
程なくガードレールが見えてきますが、登山道は車道には出ずにしばらく巻きます。
後方には大平高原が見えてきました。
建物がいくつか見えますが、民宿は廃業しているらしいです。
(11:15)
林道に出ました。この後も数回、林道を横切ります。
月見岩に向かって歩きます。
尾根の両側に山並みが見え始めた頃、標高にして1,700mを超えたあたりから残雪が出始めました。
南アルプス?が綺麗です。
樹林帯を抜けて乾徳山が見えてきました。標識がどっかに吹っ飛んでしまったようです。
月見岩。
扇平からは思いのほか、雪が深くなってきました。
今回はチェーンアイゼンのみでゲーターも持参しませんでしたが、軽アイゼンでも良い感じです。
富士山も見えた!
最初の鎖場にも雪が積もっています。
髭剃岩の間は通らずに迂回します。
鉄梯子を下ります。アイゼンを引っ掛けないように慎重に。
2段の鎖場は手がかり足掛かりがたくさんあります。
チェーンアイゼンをつけたまま登ります。
鳳岩。ロープを張ってる邪魔者がいる!
「ロープ、踏んでください!」と言われたけど、アイゼンつけてのでさすがに踏めません。
4年前よりは楽に登れて、進歩の跡を確認!
(12:54)
山頂に到着。
証拠写真をパチリ。・・・て、自分が入ってなけりゃ証拠にならないか。
下りが怖そうなので山頂でマッタリする余裕はなし。
鎖を持って懸垂下降しようかとも思ったけど、結局迂回路へ。
ここを下ります。嫌だな〜 (^^;
後ろ向きになって、ゆっくり慎重に。
狭くて急で。
梯子の段が雪で詰まってて、足があまり入らないんです。
また、2段構えの鎖場をおります。
チェーンアイゼンだと歯を引っ掛けながら降りることができないので、ここも超・慎重に!
ここを過ぎれば怖いところはだいたい終わりかな。
いやいや、こんなところも慎重にいかないと。
チェーンアイゼンが効かない雪です。腐ってるのかな。
高原ヒュッテをのぞいていきましょう。
すっかり綺麗な小屋になってました。
下山中、「BSにっぽん百名山スペシャル」の撮影隊とすれ違いました。
先頭には元チャンプのN藤D助さんが歩いていたようなのですが、オーラがなくて気がつきませんでした(後続のスタッフさんに教わりました)。
実は月見岩の先でチェーンアイゼンを外し、バス時間を気にしながら急いでいたら泥沼でズルっといきました。おかげで手はドロドロ。
銀晶水の枯れそうな水で、汚れた手を洗いました。
(14:40)
登山口、降りてきたぞ〜。
(15:05)
バス停まで降りてきてカンパ〜イ!(ビールは持参したものです)
バスに間に合って良かったあ!
感想
思っていた以上に雪が残っていました。チェーンアイゼンではなく、軽アイゼンの方が安心感があったと思います。
それでも結構な人数が入っていました。山頂ではコッフェルでお湯を沸かしてまったりと昼食をとるカップルが2組ほど。これからあの急な斜面を下って降りなきゃならないというのに、その余裕はどこから出てくるわけ?
・・・ということで、鳳の岩から迂回路で下山する時が怖かったです。相変わらずのビビリ屋でした。性格だから治らないな、うん。
データ
▼コースタイム
乾徳山登山口BS(09:44)〜<14分>〜(09:57)徳和峠(09:58)〜<47分>〜(10:45)道満山(10:47)〜<29分>〜(11:16)車道出合(11:20)〜<44分>〜(12:04)月見岩(12:04)〜<5分>〜(12:09)扇平(12:09)〜<39分>〜(12:48)鳳岩〜<6分>〜(12:54)山頂(13:04)〜<36分>〜(13:40)月見岩(13:40)〜<13分>〜(13:53)高原ヒュッテ(13:55)〜<27分>〜(14:22)銀晶水(14:24)〜<16分>〜(14:40)乾徳山登山口(14:41)〜<21分>〜(15:02)乾徳山登山口BS
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX、チェーンアイゼンを使用
▼使用した地図
「山と高原地図 金峰山・甲武信」
会津駒ヶ岳(雪洞泊) [山行]
2019.3.1(金)〜3.3(日)
雪洞って知ってますか?言ってみれば「かまくら」です。
これを作ってみたくなって、2月に雪洞づくりの講習を受けてみました。
作り方が分かったので山友のHさんに同行をお願いして、満を持して雪洞を掘りに出かけてきました。
(出典)ヤマプラ
2泊3日の行程です。
初日:
浅草駅〜会津高原尾瀬口駅〜桧枝岐村
会津駒ヶ岳登山口のある檜枝岐村までの移動日です。
雪洞づくりの時間に余裕を持たせるため、前泊としました。
2日目:
会津駒ヶ岳登山口〜ヘリポート跡地〜水場〜宿泊地
雪洞づくりが目的なので、あえてピークは踏みませんでした。
標高1,800メートルから上は雪道づくりに適した斜面が少なくなってきます。
3日目:
宿泊地〜水場〜ヘリポート跡地〜会津駒ヶ岳登山口
ピストンで下山します。
【往路】
浅草〜会津高原尾瀬口
浅草駅 08:00 東武鉄道特急 きぬ107号(鬼怒川温泉行き)鬼怒川温泉駅 09:59
鬼怒川温泉駅 10:01 AIZUマウントエクスプレス1号(会津若松行き)会津高原尾瀬口駅 10:45
※東武線特急の時刻表は複雑怪奇です。東武の時刻表に未掲載の列車が走っていたりするので、窓口でよく確認してください。
※時刻表はこちらから http://railway.tobu.co.jp/special_express/timetable/
会津高原尾瀬口〜檜枝岐(かぎや旅館)
12:20 会津高原尾瀬口 会津バス 13:58 檜枝岐
※車内は現金精算のみ。
※会津高原尾瀬口駅前の「会津高原駅プラザ 憩の家」で檜枝岐までの往復券を購入可。
※檜枝岐村内は自由乗降区間です。どこで降りても、どこから乗ることもできます。
※時刻表はこちらから https://www.aizubus.com/rosen/bus_search
「路線図・時刻表」から「時刻表」を選択、「田島管内」の「会津田島駅 ⇒ 会津高原尾瀬口駅 ⇒ たかつえスキー場 ⇒ 湯の花 ⇒ 桧枝岐」を閲覧。
【復路】
檜枝岐〜会津高原尾瀬口
12:55 檜枝岐 会津バス 1450 会津高原尾瀬口
会津高原尾瀬口〜浅草
15:15 会津高原尾瀬口駅 野岩鉄道会津鬼怒川線 特急リバティ会津140号(浅草行き)18:15 浅草駅
普段、浅草駅から山に向かうことはありません。浅草に着いただけで本日の目的は終了した気分です。
8時発の「きぬ107号」に乗車します。
朝からお酒を飲んで居眠りしている間に会津高原尾瀬口に到着(途中の鬼怒川温泉で乗り換えあり)。
ここは野岩(やがん)鉄道の駅だけど、車両は会津鉄道です。
バスの発車時刻まで1時間半近くあるので、駅前で食事をしながら時間を潰すことにしました。
駅前には食事ができるお店が3軒あります。
こちらは駅からつながっている「会津高原駅プラザ 憩の家」。お土産も売っています。
駅前にある「山の王さま」はラーメン店のようです。
駅から一番近いのが、そばうどんの「ふるさと」です。
バスは1日に4本、会津まで来たのだからのんびりと行きます。
この辺のお家は窓に木枠がはめられています。雪で圧迫されて窓が割れないようにしているのでしょう。それにしても今年の積雪の少なさが分かりますね。
檜枝岐と書いて「ひのえまた」と読みます。
この村の名物は、地元の人たちが演じる「檜枝岐歌舞伎」。毎年5、8、9月に鎮守神社の「檜枝岐の舞台」で開催されます。
ということで、旅館の目の前にある舞台に行ってみました。
鳥居を抜けます。
すぐに舞台があります。思ったよりも小さかったです。
登山口に最寄りの「せせらぎの宿 尾瀬野」。黄色が目立ってます。
立派な公民館ですが、宗教施設のような感じもします。
ハシゴは傾いているのではなく、使いやすいように立てかけているのでしょうか。
落雪防止用のフェンスがついている建物もあります。
こちらは登山口近くの水力発電所。小ぶりです。
「日本秘湯を守る会」会員の「かぎや旅館」に前泊しました。今の時代に秘湯なんてあるのかしらん?
廊下や階段はピカピカです。
室内はどこもストーブで温められていて、居心地が良かったです。
地元の山人(やもーど)料理。
裁(た)ちそば、きのこの漬物、はっとう、イワナなど。精進料理のように地味なものが多いです。
夕暮れには提灯に火が灯りました。
夜の間に雪がうっすらと積もりました。
(06:41)
国道沿いの登山口でスノーシューをつけてスタートです。
ザックに篠竹をたくさんさして、えらく目立ってる変なヤツです。
前日下見に来た時、この辺りでカモシカを見ました。
沢を渡り分岐点に出たら、左に行きます。
慣れないスノーシューで斜面を登ります。
冬季ルートの分岐点をすぎて右に来たところです。
冬季ルートについては文末に詳しく解説します。
(07:43)
滝沢登山口。
いきなりの急斜面です。赤布の影が写ってる・・・。
ねっ、このアングルだと斜度が分かるでしょ?
ヘリポート跡地手前は斜度がきつくスノーシューがズルズルと後退してしまいます。
キックステップを繰り返した跡が見えます。
同行のH嬢は滑ってご覧のように大の字になりました。(本人希望によりモザイク処理)。
(09:26)
ヘリポート跡地。平地になっているので、急斜面から上がって来てみなさん一息入れています。
人の立っているところが冬季ルートから上がって来たところです。
ヘリポート跡地で一息ついたあとは斜度は緩むものの、まだきつい斜度が続きます。
高齢の方が長靴で軽やかに登って行きました。背中には真ん丸の輪かんじきを背負っています。
(10:41)
水場付近。
木立の間にテントが一張りありました。
(12:13)
霧氷が綺麗です。
この先に行っても斜度が緩くなるだけなので、ボチボチ雪洞づくりとしましょうか。
H嬢からも「そろそろゆっくりと温かいものが飲みたいよ〜」と催促が入りました。
斜度が緩いので掘り下げないといけない感じ。
スキーヤーが多いので作業中の目印を立てます。
ひたすら掘り下げます。
完成した頃には日がとっぷりと傾いていました。
4時間かけて出来上がったのがこちらの雪洞。
内部の大きさは、W90×D270×H110(cm)ぐらいでしょうか。
周囲の展望は最高です。
6時前の朝焼け。サイコーな一日の始まりです!
最後にもう一度、燧ケ岳をじっくりと目に焼き付けて下山開始です。
赤テープに加えて、このように木の高いところにも赤サインがつけられています。
BCな方たちが登っていきます。
帰りはヘリポート跡地から冬季ルートを行ってみます。
いきなりの急傾斜。
正面にすごい雪庇が出てきます。これは手前を左に迂回します(赤テープあり)。
さらに斜度が増します。雪面はツボ足の跡だらけで、スノーシューでは無理です。
足を踏み外すととめどもなく滑落しそうなので、慎重に足を運びます。
5本指が見えるけど、何の足跡?
お疲れさまでした!
山頂付近は斜度が緩くホワイトアウトすると道迷いのリスクが高いので、赤布をつけた篠竹を20本用意していきました。幸い快晴に恵まれたので出番はありませんでしたが、ホワイトアウトすれば樹林帯であっても道迷いは必須な感じがしました。ちなみに篠竹はザックに取り付けると高さが2メートル以上にもなり、樹林帯を歩くときには大いに邪魔になりました。
土曜日は天気が良く30名以上が上がっていきました。半分以上がBCです。日曜日も天気は良かったのですが、10名ほどでした。
会津駒ヶ岳の冬季山行記を読むと、とにかく登りがきついと書かれているものが多いです。斜度はヘリポート跡地までが最も傾斜がきつく長いです。その後は斜度がきつくなったり緩んだりが続きます。
新雪が少なく表面がクラスト状態のところが多く、ツボ足もしくはアイゼン歩行の人が圧倒的に多かったです。今回のためにスノーシューを購入したので登りでは使いましたが、ツボ足で道が荒れていて歩きにくかったです。滝沢登山口から行くとヘリポート跡地の直下の雪がサラサラで崩れてしまい、スノーシューではどうにも登りづらく、キックステップを繰り返してなんとかクリアしました。
下山時には傾斜がきつく表面の凍りついた斜面ではスノーシュー歩行をためらい、途中からアイゼンに切り替えました。ヘリポート跡地からの冬季ルートをスノーシューで歩くことはほぼ困難と思われました。
ショートカットのルート(あくまでイメージ)を示します。
出典:ヤマプラ
登山口から出発すると、近道は登山口の先から車道に出るまで(青色の線)、と、車道からヘリポート跡地まで(赤色の線)の2区間に分けられます。青線は夏でも使えるルート(らしい)で、赤線が冬季ルートと言われているもの(のよう)です。
登山口の先から車道に出るまで:
車道からヘリポート跡地まで:
車道に出ると正面にこのような斜面が見えます。これがいわゆる冬季ルートです。
正面の雪庇が近づいて来たら、その手前を右に進みます(頭上の赤テープあり)。
そのまま直登するとヘリポート跡地に出ます。
ビバークにフォーキャスト型(当初からビバークを目的とする、forecast)とフォースド型(緊急時に止むを得ず行う、forced)があるように、雪洞にも計画型と緊急型があるのだとすれば、今回はフォーキャスト型でした。
「雪洞を掘りたい!」と思ったとき、どの山を選ぶかが難しいです。フォーキャスト型では居住性の観点から人が横になれる大きさのものを掘ります。そのためにはある程度以上の傾斜のある斜面が必要です。雪崩が発生しいやすい場所でも困ります。
会津駒ヶ岳はそのような観点で選びました。標高1,700メートルを超えると傾斜が緩まるので雪洞掘りは大変です。
今回選んだ場所も傾斜が緩かったため、まず自分の身長ほど掘り下げてから雪洞の内部をほじくり出す作業に取り掛かることとなり時間を要しました。
会津駒ヶ岳は雪量は豊富で、2メートルほど掘っても笹などの藪は全く顔を出しませんでした。
こちらは長野県の山で作った雪洞。枝や笹があちこちから顔を出してます。
これだけ藪が顔を出すと、エアーマットレスに穴があかないか心配になりますね。
ショベル、スノーソー、プローブの3点セットを持参しました。
ショベル
大型店でもショベルを複数種類置いてある店は少ないです。柄が伸縮でき、なおかつ鍬モードになるタイプがオススメです。ブラックダイヤモンドの「エバック7」がオススメです。ずっと掘っていると柄に雪が凍りつき抜き差しができなくなります。
スノーソー
シルキーのゴム太郎の替え刃のみを使用。クリアーファイルを折り畳んだケースに収納して持参しました。
プローブ(ゾンデ棒)
モンベル製を買いました。ブラックダイヤモンドなどの輸入品に比べて安いのですが、丈が280cmと少し短めです(問題ない範囲です)。使用時にプローブ最上部のストッパーをかけないと、雪面から抜けなくなりますので注意!
以下のサイトを参考にしました。
ショベル https://yamahack.com/2018
スノーソー http://deltafox.jugem.jp/?eid=238
新潟県、群馬県、栃木県との県境にあります。あちこちに立てられている暮石を見ると、「星家」が圧倒的に多く、「平野家」「橘家」が続いている感じです。
地元の人の話では、かつては尾瀬にくる観光客が多かったそうですが、人気が下降し今では激減してしまったそうです。村内には食堂がないので、下山後に昼食をとるなら登山口から徒歩10分の「道の駅尾瀬檜枝岐」までいかないといけません(食堂は11時開店)。
下山後の入浴は「駒の湯」と「燧の湯」があります。「駒の湯」は12時開店なので注意してください。私たちは11時に到着してしまい、12時より少し前に開けてもらいました。「燧の湯」は6時から営業しています。
檜枝岐村は雪深い地域ですが、今年はかなり少ない状況でした。事前に積雪状況を確認するには気象庁アメダスが確実です。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
ライブカメラで確認することもできます。
http://opsv1.a-road.info/camv2/camViewA.php?CID=8&M=2
檜枝岐村には旅館が隣り合って2軒あり、いずれも「日本秘湯を守る会」会員です。今回はたまたま検索で見つけた旅館に宿泊してみました。
館内は古いなりにも掃除がよく行き届き清潔感があります。食事は地元料理なのですが、あっさりしすぎて地味だし量も少なめです。
六代目の夫婦が営んでいて、この時期には他に従業員はいないようです。宿泊客は我々を含めて2組だけなのですが、何やら忙しげなのです。この奥地の話を色々と伺いたいと思って話しかけても、ほとんど口を聞かずに引き上げてしまいます。GWからは観光客がひっきりなしに訪れて休みが取れなくなるので、この時期は館内のメンテナンスに力を入れているという事情があるようです。次回の機会には、もう一軒の宿に泊まってみたいと思いました。
▼コースタイム
2日目:
駒ヶ岳登山口(06:43)〜<1時間3分>〜(07:46)滝沢登山口(07:46)〜<1時間19分>〜(09:05)ヘリポート跡地(09:25)〜<1時間15分>〜(10:40)水場(10:53)〜<1時間27分>〜(12:20)宿泊地(12:30)〜<4時間10分>〜(16:40)雪洞完成
3日目:
宿泊地(07:00)〜<45分>〜(07:45)水場(07:56)〜<57分>〜(08:53)ヘリポート跡地(08:55)〜<1時間8分>〜(10:03)駒ヶ岳登山口
▼使用した靴
Kayland Super Ice Evo GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 尾瀬 燧ケ岳・至仏山・会津駒ケ岳」
雪洞って知ってますか?言ってみれば「かまくら」です。
これを作ってみたくなって、2月に雪洞づくりの講習を受けてみました。
作り方が分かったので山友のHさんに同行をお願いして、満を持して雪洞を掘りに出かけてきました。
行程
(出典)ヤマプラ
2泊3日の行程です。
初日:
浅草駅〜会津高原尾瀬口駅〜桧枝岐村
会津駒ヶ岳登山口のある檜枝岐村までの移動日です。
雪洞づくりの時間に余裕を持たせるため、前泊としました。
2日目:
会津駒ヶ岳登山口〜ヘリポート跡地〜水場〜宿泊地
雪洞づくりが目的なので、あえてピークは踏みませんでした。
標高1,800メートルから上は雪道づくりに適した斜面が少なくなってきます。
3日目:
宿泊地〜水場〜ヘリポート跡地〜会津駒ヶ岳登山口
ピストンで下山します。
アクセス
【往路】
浅草〜会津高原尾瀬口
浅草駅 08:00 東武鉄道特急 きぬ107号(鬼怒川温泉行き)鬼怒川温泉駅 09:59
鬼怒川温泉駅 10:01 AIZUマウントエクスプレス1号(会津若松行き)会津高原尾瀬口駅 10:45
※東武線特急の時刻表は複雑怪奇です。東武の時刻表に未掲載の列車が走っていたりするので、窓口でよく確認してください。
※時刻表はこちらから http://railway.tobu.co.jp/special_express/timetable/
会津高原尾瀬口〜檜枝岐(かぎや旅館)
12:20 会津高原尾瀬口 会津バス 13:58 檜枝岐
※車内は現金精算のみ。
※会津高原尾瀬口駅前の「会津高原駅プラザ 憩の家」で檜枝岐までの往復券を購入可。
※檜枝岐村内は自由乗降区間です。どこで降りても、どこから乗ることもできます。
※時刻表はこちらから https://www.aizubus.com/rosen/bus_search
「路線図・時刻表」から「時刻表」を選択、「田島管内」の「会津田島駅 ⇒ 会津高原尾瀬口駅 ⇒ たかつえスキー場 ⇒ 湯の花 ⇒ 桧枝岐」を閲覧。
【復路】
檜枝岐〜会津高原尾瀬口
12:55 檜枝岐 会津バス 1450 会津高原尾瀬口
会津高原尾瀬口〜浅草
15:15 会津高原尾瀬口駅 野岩鉄道会津鬼怒川線 特急リバティ会津140号(浅草行き)18:15 浅草駅
初日
普段、浅草駅から山に向かうことはありません。浅草に着いただけで本日の目的は終了した気分です。
8時発の「きぬ107号」に乗車します。
朝からお酒を飲んで居眠りしている間に会津高原尾瀬口に到着(途中の鬼怒川温泉で乗り換えあり)。
ここは野岩(やがん)鉄道の駅だけど、車両は会津鉄道です。
バスの発車時刻まで1時間半近くあるので、駅前で食事をしながら時間を潰すことにしました。
駅前には食事ができるお店が3軒あります。
こちらは駅からつながっている「会津高原駅プラザ 憩の家」。お土産も売っています。
駅前にある「山の王さま」はラーメン店のようです。
駅から一番近いのが、そばうどんの「ふるさと」です。
バスは1日に4本、会津まで来たのだからのんびりと行きます。
この辺のお家は窓に木枠がはめられています。雪で圧迫されて窓が割れないようにしているのでしょう。それにしても今年の積雪の少なさが分かりますね。
檜枝岐村
檜枝岐と書いて「ひのえまた」と読みます。
この村の名物は、地元の人たちが演じる「檜枝岐歌舞伎」。毎年5、8、9月に鎮守神社の「檜枝岐の舞台」で開催されます。
ということで、旅館の目の前にある舞台に行ってみました。
鳥居を抜けます。
すぐに舞台があります。思ったよりも小さかったです。
印象的な建物
登山口に最寄りの「せせらぎの宿 尾瀬野」。黄色が目立ってます。
立派な公民館ですが、宗教施設のような感じもします。
ハシゴは傾いているのではなく、使いやすいように立てかけているのでしょうか。
落雪防止用のフェンスがついている建物もあります。
こちらは登山口近くの水力発電所。小ぶりです。
かぎや旅館
「日本秘湯を守る会」会員の「かぎや旅館」に前泊しました。今の時代に秘湯なんてあるのかしらん?
廊下や階段はピカピカです。
室内はどこもストーブで温められていて、居心地が良かったです。
地元の山人(やもーど)料理。
裁(た)ちそば、きのこの漬物、はっとう、イワナなど。精進料理のように地味なものが多いです。
夕暮れには提灯に火が灯りました。
2日目(雪洞泊)
夜の間に雪がうっすらと積もりました。
(06:41)
国道沿いの登山口でスノーシューをつけてスタートです。
ザックに篠竹をたくさんさして、えらく目立ってる変なヤツです。
前日下見に来た時、この辺りでカモシカを見ました。
沢を渡り分岐点に出たら、左に行きます。
慣れないスノーシューで斜面を登ります。
冬季ルートの分岐点をすぎて右に来たところです。
冬季ルートについては文末に詳しく解説します。
(07:43)
滝沢登山口。
いきなりの急斜面です。赤布の影が写ってる・・・。
ねっ、このアングルだと斜度が分かるでしょ?
ヘリポート跡地手前は斜度がきつくスノーシューがズルズルと後退してしまいます。
キックステップを繰り返した跡が見えます。
同行のH嬢は滑ってご覧のように大の字になりました。(本人希望によりモザイク処理)。
(09:26)
ヘリポート跡地。平地になっているので、急斜面から上がって来てみなさん一息入れています。
人の立っているところが冬季ルートから上がって来たところです。
ヘリポート跡地で一息ついたあとは斜度は緩むものの、まだきつい斜度が続きます。
高齢の方が長靴で軽やかに登って行きました。背中には真ん丸の輪かんじきを背負っています。
(10:41)
水場付近。
木立の間にテントが一張りありました。
(12:13)
霧氷が綺麗です。
この先に行っても斜度が緩くなるだけなので、ボチボチ雪洞づくりとしましょうか。
H嬢からも「そろそろゆっくりと温かいものが飲みたいよ〜」と催促が入りました。
斜度が緩いので掘り下げないといけない感じ。
スキーヤーが多いので作業中の目印を立てます。
ひたすら掘り下げます。
完成した頃には日がとっぷりと傾いていました。
4時間かけて出来上がったのがこちらの雪洞。
内部の大きさは、W90×D270×H110(cm)ぐらいでしょうか。
周囲の展望は最高です。
3日目(下山)
6時前の朝焼け。サイコーな一日の始まりです!
最後にもう一度、燧ケ岳をじっくりと目に焼き付けて下山開始です。
赤テープに加えて、このように木の高いところにも赤サインがつけられています。
BCな方たちが登っていきます。
帰りはヘリポート跡地から冬季ルートを行ってみます。
いきなりの急傾斜。
正面にすごい雪庇が出てきます。これは手前を左に迂回します(赤テープあり)。
さらに斜度が増します。雪面はツボ足の跡だらけで、スノーシューでは無理です。
足を踏み外すととめどもなく滑落しそうなので、慎重に足を運びます。
5本指が見えるけど、何の足跡?
お疲れさまでした!
感想
会津駒ヶ岳
山頂付近は斜度が緩くホワイトアウトすると道迷いのリスクが高いので、赤布をつけた篠竹を20本用意していきました。幸い快晴に恵まれたので出番はありませんでしたが、ホワイトアウトすれば樹林帯であっても道迷いは必須な感じがしました。ちなみに篠竹はザックに取り付けると高さが2メートル以上にもなり、樹林帯を歩くときには大いに邪魔になりました。
土曜日は天気が良く30名以上が上がっていきました。半分以上がBCです。日曜日も天気は良かったのですが、10名ほどでした。
会津駒ヶ岳の冬季山行記を読むと、とにかく登りがきついと書かれているものが多いです。斜度はヘリポート跡地までが最も傾斜がきつく長いです。その後は斜度がきつくなったり緩んだりが続きます。
新雪が少なく表面がクラスト状態のところが多く、ツボ足もしくはアイゼン歩行の人が圧倒的に多かったです。今回のためにスノーシューを購入したので登りでは使いましたが、ツボ足で道が荒れていて歩きにくかったです。滝沢登山口から行くとヘリポート跡地の直下の雪がサラサラで崩れてしまい、スノーシューではどうにも登りづらく、キックステップを繰り返してなんとかクリアしました。
下山時には傾斜がきつく表面の凍りついた斜面ではスノーシュー歩行をためらい、途中からアイゼンに切り替えました。ヘリポート跡地からの冬季ルートをスノーシューで歩くことはほぼ困難と思われました。
冬季ルート
ショートカットのルート(あくまでイメージ)を示します。
出典:ヤマプラ
登山口から出発すると、近道は登山口の先から車道に出るまで(青色の線)、と、車道からヘリポート跡地まで(赤色の線)の2区間に分けられます。青線は夏でも使えるルート(らしい)で、赤線が冬季ルートと言われているもの(のよう)です。
登山口の先から車道に出るまで:
車道からヘリポート跡地まで:
車道に出ると正面にこのような斜面が見えます。これがいわゆる冬季ルートです。
正面の雪庇が近づいて来たら、その手前を右に進みます(頭上の赤テープあり)。
そのまま直登するとヘリポート跡地に出ます。
雪洞づくり
ビバークにフォーキャスト型(当初からビバークを目的とする、forecast)とフォースド型(緊急時に止むを得ず行う、forced)があるように、雪洞にも計画型と緊急型があるのだとすれば、今回はフォーキャスト型でした。
「雪洞を掘りたい!」と思ったとき、どの山を選ぶかが難しいです。フォーキャスト型では居住性の観点から人が横になれる大きさのものを掘ります。そのためにはある程度以上の傾斜のある斜面が必要です。雪崩が発生しいやすい場所でも困ります。
会津駒ヶ岳はそのような観点で選びました。標高1,700メートルを超えると傾斜が緩まるので雪洞掘りは大変です。
今回選んだ場所も傾斜が緩かったため、まず自分の身長ほど掘り下げてから雪洞の内部をほじくり出す作業に取り掛かることとなり時間を要しました。
会津駒ヶ岳は雪量は豊富で、2メートルほど掘っても笹などの藪は全く顔を出しませんでした。
こちらは長野県の山で作った雪洞。枝や笹があちこちから顔を出してます。
これだけ藪が顔を出すと、エアーマットレスに穴があかないか心配になりますね。
持参した用具
ショベル、スノーソー、プローブの3点セットを持参しました。
ショベル
大型店でもショベルを複数種類置いてある店は少ないです。柄が伸縮でき、なおかつ鍬モードになるタイプがオススメです。ブラックダイヤモンドの「エバック7」がオススメです。ずっと掘っていると柄に雪が凍りつき抜き差しができなくなります。
スノーソー
シルキーのゴム太郎の替え刃のみを使用。クリアーファイルを折り畳んだケースに収納して持参しました。
プローブ(ゾンデ棒)
モンベル製を買いました。ブラックダイヤモンドなどの輸入品に比べて安いのですが、丈が280cmと少し短めです(問題ない範囲です)。使用時にプローブ最上部のストッパーをかけないと、雪面から抜けなくなりますので注意!
以下のサイトを参考にしました。
ショベル https://yamahack.com/2018
スノーソー http://deltafox.jugem.jp/?eid=238
檜枝岐村
新潟県、群馬県、栃木県との県境にあります。あちこちに立てられている暮石を見ると、「星家」が圧倒的に多く、「平野家」「橘家」が続いている感じです。
地元の人の話では、かつては尾瀬にくる観光客が多かったそうですが、人気が下降し今では激減してしまったそうです。村内には食堂がないので、下山後に昼食をとるなら登山口から徒歩10分の「道の駅尾瀬檜枝岐」までいかないといけません(食堂は11時開店)。
下山後の入浴は「駒の湯」と「燧の湯」があります。「駒の湯」は12時開店なので注意してください。私たちは11時に到着してしまい、12時より少し前に開けてもらいました。「燧の湯」は6時から営業しています。
檜枝岐村は雪深い地域ですが、今年はかなり少ない状況でした。事前に積雪状況を確認するには気象庁アメダスが確実です。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
ライブカメラで確認することもできます。
http://opsv1.a-road.info/camv2/camViewA.php?CID=8&M=2
かぎや旅館
檜枝岐村には旅館が隣り合って2軒あり、いずれも「日本秘湯を守る会」会員です。今回はたまたま検索で見つけた旅館に宿泊してみました。
館内は古いなりにも掃除がよく行き届き清潔感があります。食事は地元料理なのですが、あっさりしすぎて地味だし量も少なめです。
六代目の夫婦が営んでいて、この時期には他に従業員はいないようです。宿泊客は我々を含めて2組だけなのですが、何やら忙しげなのです。この奥地の話を色々と伺いたいと思って話しかけても、ほとんど口を聞かずに引き上げてしまいます。GWからは観光客がひっきりなしに訪れて休みが取れなくなるので、この時期は館内のメンテナンスに力を入れているという事情があるようです。次回の機会には、もう一軒の宿に泊まってみたいと思いました。
データ
▼コースタイム
2日目:
駒ヶ岳登山口(06:43)〜<1時間3分>〜(07:46)滝沢登山口(07:46)〜<1時間19分>〜(09:05)ヘリポート跡地(09:25)〜<1時間15分>〜(10:40)水場(10:53)〜<1時間27分>〜(12:20)宿泊地(12:30)〜<4時間10分>〜(16:40)雪洞完成
3日目:
宿泊地(07:00)〜<45分>〜(07:45)水場(07:56)〜<57分>〜(08:53)ヘリポート跡地(08:55)〜<1時間8分>〜(10:03)駒ヶ岳登山口
▼使用した靴
Kayland Super Ice Evo GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 尾瀬 燧ケ岳・至仏山・会津駒ケ岳」
石老山から石砂山へ [山行]
行程
石老山までは一般の登山道を歩きます。
その先は破線表示されている道から東尾根に入り、石砂山まで歩きます。
出典:ヤマプラ
アクセス
【往路】
・小田急線 新松田駅BS〜地蔵堂BS: 箱根登山バスで約45分、Suica利用可。
時刻表はこちら(新松田駅を選んでください)。
【復路】
・谷ヶ岳BS〜小田原駅BS: 箱根登山バスで約45分、Suica利用可。
※谷ヶ岳BSは「ススキの原 一の湯」(後述)の最寄りバス停。
21系統バスに乗ります。
石老山入口で下車します。
道標に従い、病院の方向に入ります。
石段を上がります。
相模湖病院。窓に鉄格子があり、いかにもな病棟です。
病院前の駐車場は突っ切らずに、外の道を降ります。
山行記録
石畳の道。石が綺麗に並べられているのですが、正直、歩きにくいことこの上ない。
ここは「奇岩の道」という名称の通り、いろんな岩が並んでいます。
でも興味がないのでどんどん通過していきます。
お寺が見えてきました。〆縄があって神社みたいです。
お寺を過ぎると、一昨日降った雪が少し積もっています。
踏みしめるとキュッキュッと音を立てます。凍っていないので、普通に歩くことができます。
(10:02)
桜山展望台。
都心も見えます。
すごく気持ちの良い道。
(10:22)
融合平見晴台。
相模湖が望めます。
ベンチのある休憩所が複数箇所あります。
こちらからは雲取山(多分)が見えました。
(10:55)
石老山。
富士山と蛭ヶ岳がよく見えます。
とりあえず篠原方面に向かいます。途中までは大明神展望台方面と一緒です。
ここで分かれます。
(11:12)
ここから破線ルートに入ります。
かなり急な斜面です。
こんな具合に赤テープが貼られているので、道には迷いません。
オヤシロと山蛭注意。
ギフチョウ?
ヤマビルに注意。
(11:49)
なんとか車道に出ました。
車道は斜面より下についているので、気をつけて降り立ちます。
東尾根の入り口はどこにあるのか分からず、しばらくうろうろしました。
踏み跡を見つけて入っていくと、ここで正解でした。道標は立っていません。
迷い道がたくさんあります。
道がV字型に分岐していくので、コンパスを使ってもしばらく進んでみないと正しい道か判断がつきませんでした。
わけの分からない急斜面をズルズルと滑りながら登ります。
(13:00)
やっと尾根道に出ました。
(13:01)
石砂山。
シーズンにはヒルのメッカだそうです。
菅井方面へ。
(13:26)
この看板があるところが
伏馬田と菅井の分岐点です。
城跡なんかには目もくれません。
(13:53)
登山口に下山。なにやら賑やかです。
(14:38)
やまなみ温泉にゴール!
感想
都内近郊の山を開拓しておこうと思い、石老山に行ってきました。
高尾駅から電車で10分ぐらいの相模湖駅からバスに乗って登山口まで向かいます。
道はしっかりしています。途中に数カ所、見晴台もあってハイキングが楽しめます。
石老山からは富士山と丹沢を綺麗に見ることができました。
しかしあまりにあっさりしすぎて物足りなく感じていたところに、
破線ルートの入り口を見つけてしまい足を踏み入れることにしました。
下りの急斜面で、木を掴みながら降りないと危ない感じです。
ところどころに赤テープもついており、ルート迷いの心配はありません。
やがて車道に出ることができました。
しかし、その後の東尾根の入り口が見つかりません。
周辺をウロウロしながらやっとそれらしきところを見つけて進みます。
帰宅してから気づいたのですが、東尾根は「山と高原地図」のGPS版(2017年版)では実線ルートですが、紙版では破線になっていました。
途中、何箇所も紛らわしいルートが現れます。
うっすらと雪がのっているので、判断を余計難しくさせてくれます。
とんでもない斜面を登って行ったら、石砂山の手前で登山道に乗ることができました。
このあたりは夏になるとヒルが大発生するようです。
丹沢から遠征してくるのでしょうか。
盛夏に行かれる方は十分な準備をしてお出かけください。
データ
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 高尾・陣馬」
皆野アルプス [山行]
2019.1.25(金)
長瀞周辺で行ける山を地図で探して、皆野アルプスに行ってきました。
「みんなのアルプス」ではなくて、「みなのアルプス」です。
大渕登山口〜前原山〜男体拝〜風戸分岐〜破風山〜札立山峠〜大前山〜天狗山〜華厳の滝登山口
出典:ヤマプラ
こちらに観光協会の地図があります。
【往路】
・秩父鉄道 皆野駅下車、大渕登山口まで徒歩約30分
(注意)
西武線・秩父鉄道直行便の乗車注意
・飯能駅でスイッチバックして、逆向きになる(前4両と後ろ4両で行き先が異なる)
秩父鉄道の乗車注意
・秩父鉄道はICカードが利用不可(池袋から乗車時は切符を購入のこと)
【復路】
・秩父華厳BS〜皆野駅:町営バスで30分弱、Suica利用不可。
※時刻表は下記サイトから「日野沢線」を選択
https://www.town.minano.saitama.jp/traffic/bus/
御花畑駅で電車を乗り換えるまで時間の余裕があったので、西武秩父駅前を少し散策してみました。
毎年12月に行われる秩父夜祭は盛況らしいですね。
片山医院。明治時代の建物だそうです。
御花畑駅から皆野駅までは15分で到着。
途中に「和銅黒谷」なんていう駅もあったりして、興味をそそられます。
駅前の大きな案内図にも出ています。
街道沿いを歩くと懐かしい風情が漂います。
昭和の頃には、街の時計屋さんがありましたね。
タクシー会社の家屋も味わいがあります。
さて、大渕登山口まではちょっと分かりにくいです。
皆野橋で荒川を渡ったら・・・
突き当たりの信号で右折します。
もう1回橋を渡ったすぐ先の道(山腹の白い壁のところ)を左に入ります。
道なりに歩くと、右手に破風山登山口駐車場が出てきます。
(10:01)
周辺を行ったり来たりして、ようやく到着。
山と高原の地図のGPSからはこんなに東にずれてました。
入山者カウンターの設置されているところは直進ではなく、右に進みます。
20分ほど急登が続いて喘ぎます。
尾根に出て数分歩くと、すぐに前原山のピークです。
「なんだ、大したことないじゃん!」って、この時は思ってました。
手作り感満載の、可愛らしい看板です。
見えているのは破風山でしょうか。
この先ずっと、このような乾いて小砂利の多い路面が続きます。
滑りそうで、痩せ尾根の下りではとても気を使います。
時折、こんな景色が和ませてくれます。
「前原岩稜」の看板をすぎると、
・・・今回で一番の危険スポット(=個人の体感)です。
ザレた斜面を左に回り込みながら下ります。足を滑らせるとトラロープを突っ切ったまま落ちてしまいます。
下りたところから振り返りました。
こんなのんびりしたところもありますよ。
君はなんでこんな形になったの?
(11:15)
分岐点。
やっぱりあれは破風山のようです。
ロープ場が出てきました。
登るときにロープは不要ですが、逆方向で下るときには出だしがちょっと怖く感じられるかもしれません。
(11:27)
ロープ場のすぐ先が男体拝(なんたいおがみ)です。
この道を歩いていると宝登山が飽きるくらいに目に入ります。
ここまでが「山靴の道」、だったんですね。
(11:32)
分岐点。
(11:50)
この先に猿岩があります。
(11:53)
猿岩、登っている人が2名いました。
すぐ先に立派な東屋がありますが、眺めはありません。
破風山はここからすぐなので、せっかくなら山頂でお昼にしましょう。
こっちからは桜ヶ谷コースというのに続くようです。
アセビの道を過ぎると山頂です。
(12:07)
開けていて、昼食をとるには最適な場所です。
360度の展望です。
両神山と二子山。
武甲山。
山頂から下るこの辺りでズルッと足を滑らせました。気を抜くとすぐにこれだ!
(12:31)
分岐点。
熱帯性?の植物が生えていました。シュロというんですね。
(12:36)
札立(ふだたて)峠。
(12:51)
この辺りで「巡視員」の腕章をした男性にすれ違いました。
通行の邪魔になりそうな枝を6本切ってきたと話していました。
鎖場。
この鎖場を登ると、
(12:59)
武蔵展望台です。
展望台のピークから痩せた道を下ります。例によって乾いた小砂利でいやらしい感じです。
鎖を持った方が良いですね。
降りてきたところを振り返ります。
これを登ると、
大前山(653m)、ただの通過点です。
大前山のすぐ先に、またいやらしいところが待っていました。
クライムダウンしますが、もった岩を念のために揺すったら動きました。
下りてから振り返ってみれば大したことないんですけどね。
(13:18)
この看板が出てくると天狗山が近いんですが、
その手前にロープ場があります。
(13:24)
本日最後のピーク、天狗山です。
あとは案内板に従って降るだけ。
(13:57)
華厳の滝登山口に到着。
次の日は知り合いを連れて宝登山と長瀞アルプスを歩く予定だったので、華厳の滝周辺でテントを張りました。
近くに公衆トイレ(夜間は自動点灯)があるので、とても良い場所でした。
正式なテント場ではないと思うので、こちらの写真を参考に。
秩父華厳の滝。
▼コースタイム
大渕登山口(10:05)〜<26分>〜(10:31)前原山(10:31)〜<16分>〜(10:47)前原岩稜(10:50)〜<6分>〜(10:56)三又ピーク(10:56)〜<33分>〜(11:29)男体拝(11:29)〜<3分>〜(11:32)風戸分岐(11:37)〜<32分>〜(12:09)破風山(12:27)〜<10分>〜(12:37)札立山峠(12:39)〜<21分>〜(13:00)武蔵展望台(13:00)〜<10分>〜(13:10)大前山(13:10)〜<15分>〜(13:25)天狗山(13:25)〜<53分>〜(14:18)華厳の滝登山口
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 奥武蔵・秩父」
長瀞周辺で行ける山を地図で探して、皆野アルプスに行ってきました。
「みんなのアルプス」ではなくて、「みなのアルプス」です。
行程
大渕登山口〜前原山〜男体拝〜風戸分岐〜破風山〜札立山峠〜大前山〜天狗山〜華厳の滝登山口
出典:ヤマプラ
こちらに観光協会の地図があります。
アクセス
【往路】
・秩父鉄道 皆野駅下車、大渕登山口まで徒歩約30分
(注意)
西武線・秩父鉄道直行便の乗車注意
・飯能駅でスイッチバックして、逆向きになる(前4両と後ろ4両で行き先が異なる)
秩父鉄道の乗車注意
・秩父鉄道はICカードが利用不可(池袋から乗車時は切符を購入のこと)
【復路】
・秩父華厳BS〜皆野駅:町営バスで30分弱、Suica利用不可。
※時刻表は下記サイトから「日野沢線」を選択
https://www.town.minano.saitama.jp/traffic/bus/
御花畑駅で電車を乗り換えるまで時間の余裕があったので、西武秩父駅前を少し散策してみました。
毎年12月に行われる秩父夜祭は盛況らしいですね。
片山医院。明治時代の建物だそうです。
御花畑駅から皆野駅までは15分で到着。
途中に「和銅黒谷」なんていう駅もあったりして、興味をそそられます。
駅前の大きな案内図にも出ています。
街道沿いを歩くと懐かしい風情が漂います。
昭和の頃には、街の時計屋さんがありましたね。
タクシー会社の家屋も味わいがあります。
さて、大渕登山口まではちょっと分かりにくいです。
皆野橋で荒川を渡ったら・・・
突き当たりの信号で右折します。
もう1回橋を渡ったすぐ先の道(山腹の白い壁のところ)を左に入ります。
道なりに歩くと、右手に破風山登山口駐車場が出てきます。
(10:01)
周辺を行ったり来たりして、ようやく到着。
山と高原の地図のGPSからはこんなに東にずれてました。
山行記録
入山者カウンターの設置されているところは直進ではなく、右に進みます。
20分ほど急登が続いて喘ぎます。
尾根に出て数分歩くと、すぐに前原山のピークです。
「なんだ、大したことないじゃん!」って、この時は思ってました。
手作り感満載の、可愛らしい看板です。
見えているのは破風山でしょうか。
この先ずっと、このような乾いて小砂利の多い路面が続きます。
滑りそうで、痩せ尾根の下りではとても気を使います。
時折、こんな景色が和ませてくれます。
「前原岩稜」の看板をすぎると、
・・・今回で一番の危険スポット(=個人の体感)です。
ザレた斜面を左に回り込みながら下ります。足を滑らせるとトラロープを突っ切ったまま落ちてしまいます。
下りたところから振り返りました。
こんなのんびりしたところもありますよ。
君はなんでこんな形になったの?
(11:15)
分岐点。
やっぱりあれは破風山のようです。
ロープ場が出てきました。
登るときにロープは不要ですが、逆方向で下るときには出だしがちょっと怖く感じられるかもしれません。
(11:27)
ロープ場のすぐ先が男体拝(なんたいおがみ)です。
この道を歩いていると宝登山が飽きるくらいに目に入ります。
ここまでが「山靴の道」、だったんですね。
(11:32)
分岐点。
(11:50)
この先に猿岩があります。
(11:53)
猿岩、登っている人が2名いました。
すぐ先に立派な東屋がありますが、眺めはありません。
破風山はここからすぐなので、せっかくなら山頂でお昼にしましょう。
こっちからは桜ヶ谷コースというのに続くようです。
アセビの道を過ぎると山頂です。
(12:07)
開けていて、昼食をとるには最適な場所です。
360度の展望です。
両神山と二子山。
武甲山。
山頂から下るこの辺りでズルッと足を滑らせました。気を抜くとすぐにこれだ!
(12:31)
分岐点。
熱帯性?の植物が生えていました。シュロというんですね。
(12:36)
札立(ふだたて)峠。
(12:51)
この辺りで「巡視員」の腕章をした男性にすれ違いました。
通行の邪魔になりそうな枝を6本切ってきたと話していました。
鎖場。
この鎖場を登ると、
(12:59)
武蔵展望台です。
展望台のピークから痩せた道を下ります。例によって乾いた小砂利でいやらしい感じです。
鎖を持った方が良いですね。
降りてきたところを振り返ります。
これを登ると、
大前山(653m)、ただの通過点です。
大前山のすぐ先に、またいやらしいところが待っていました。
クライムダウンしますが、もった岩を念のために揺すったら動きました。
下りてから振り返ってみれば大したことないんですけどね。
(13:18)
この看板が出てくると天狗山が近いんですが、
その手前にロープ場があります。
(13:24)
本日最後のピーク、天狗山です。
あとは案内板に従って降るだけ。
(13:57)
華厳の滝登山口に到着。
次の日は知り合いを連れて宝登山と長瀞アルプスを歩く予定だったので、華厳の滝周辺でテントを張りました。
近くに公衆トイレ(夜間は自動点灯)があるので、とても良い場所でした。
正式なテント場ではないと思うので、こちらの写真を参考に。
秩父華厳の滝。
データ
▼コースタイム
大渕登山口(10:05)〜<26分>〜(10:31)前原山(10:31)〜<16分>〜(10:47)前原岩稜(10:50)〜<6分>〜(10:56)三又ピーク(10:56)〜<33分>〜(11:29)男体拝(11:29)〜<3分>〜(11:32)風戸分岐(11:37)〜<32分>〜(12:09)破風山(12:27)〜<10分>〜(12:37)札立山峠(12:39)〜<21分>〜(13:00)武蔵展望台(13:00)〜<10分>〜(13:10)大前山(13:10)〜<15分>〜(13:25)天狗山(13:25)〜<53分>〜(14:18)華厳の滝登山口
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 奥武蔵・秩父」
三条の湯からの雲取山 [山行]
2019.1.6(日)〜7(月)
新年初の山行は雲取山でのテント泊にしました。
18キロの荷物を背負ってヘロヘロ状態で下山しました。
【往路】
・西東京バス 奥多摩駅BS〜鴨沢西BS: 約40分、Suica利用可。
時刻表は丹波山村役場のHP。
【復路】
・鴨沢BS〜奥多摩駅BS: 箱根登山バスで約36分、Suica利用可。
JR奥多摩駅は改装中。
鴨沢西のバス停。
周辺に何もないここがバスの終点になっている理由は、Uターンするのに便利だからに違いない。
すっかり人気(ひとけ)のないお祭荘。
店主のブログを覗くと、都内で連日のように飲み会を楽しんでいるようです。
こちらの小屋はもう再開しないのかな?
後山林道の入り口です。
ゲート。
立派な堰堤と新しい片倉橋。
途中に立派な山葵(わさび)田があります。
塩沢橋。橋の先をルートから外れて右に行くと鉢焼場尾根で奥多摩小屋に出るそうです。
駐車中の工事車両に正月飾り。粋な計らいに心が和みます。
「二重滝 中継点」って何?
ウワッ、蜂の巣!
なるほど、3分ほど行ったら二重滝が見えました。
2019年3月末まで工事中。
林道の終点。
途中、カモシカに遭遇。
黒い動物が見えた時には一瞬、ゾッとしました。
でもカモシカの生態を知らなかったので、しばらく立ち止まって様子を伺いながら進みました。
カモシカさんは常に先を少し進み、立ち止まってはこちらを振り返っていました。
三条の湯に到着です。ここは近くて良いなあ。
今日のテント泊は自分だけ。小屋の主人が「夕食は中に食べにおいで」と誘ってくれたのですが、寒い中での孤独なテント泊をしたかったので残念ですが辞退しました。
ここのご主人は時折テレビで見かけますが、人相によらず(?)優しい方です(ヨイショ)。
そして2日目です。
この先、三条ダルミまでは凍結箇所が何箇所かあります。
その都度、アイゼンが必要か判断することにします。
ここは不要ですね。
青岩鍾乳洞分岐というのがありました。
かつては案内してくれるガイドがいたそうですが、現在は鍵管理されていて入ることはできないようです。
この先、カーブを曲がるたびに同じような光景が広がり、既視感が隠せません。
(08:28)
迂回路ができていました。3年前に来た時には覚えないなあ。
斜面を登らされます。
(08:47)
GPSではこの辺に水場があるはずですが、見当たりません。
この辺りがピークで1580mで、ここから80mほど降ります。
(08:57)
本来の道に復帰したようです。
(10:37)
やっと三条ダルミに到着。荷物が重くて、もうヘロヘロです。
富士山にかかる雲がすごい!
三条ダルミから雲取山荘への道は迷う人が多いせいで、「通行ご遠慮ください」とある上、ご丁寧にも枝で通行止がしてあります。
どうせならこの標識を撤去した方が良いのでは?
雲取山の山頂までは標高差で200メートル。
(11:29)
なんとか山頂に到着。
ゆっくり休みたいところですが、バスの時刻が気になって早々にに下山開始します。
それにしても、雪がないっすね〜!
富士山の雲の裾が半端ない。駿河湾から西の風で上昇した山岳波でできた雲です。
3月いっぱいで閉鎖の奥多摩小屋。閉まる前にテント泊でくる人が多かったようです。
「ここまで2時間かかった人は、山頂まであと4時間かかります」とあります。
何が言いたいのか?そもそも2時間をきるやつなんかいるのか?
(13:41)
堂所についた頃には腰と肩どころか、首の付け根まで痛みに襲われて泣きそうでした。
ヘタリ込むように腰掛けて休憩。
景色の変化がなくひたすら同じような道が続いて、拷問のようです。
登山口がなんか賑々しくなったな。
駐車場の隅っこから近道を行きます。
(15:29)
いや〜あ、バスに間に合ったよ。
新年初の山行は雲取山でのテント泊にしました。
18キロの荷物を背負ってヘロヘロ状態で下山しました。
行程
出典:ヤマプラ
アクセス
【往路】
・西東京バス 奥多摩駅BS〜鴨沢西BS: 約40分、Suica利用可。
時刻表は丹波山村役場のHP。
【復路】
・鴨沢BS〜奥多摩駅BS: 箱根登山バスで約36分、Suica利用可。
山行記録
JR奥多摩駅は改装中。
鴨沢西のバス停。
周辺に何もないここがバスの終点になっている理由は、Uターンするのに便利だからに違いない。
すっかり人気(ひとけ)のないお祭荘。
店主のブログを覗くと、都内で連日のように飲み会を楽しんでいるようです。
こちらの小屋はもう再開しないのかな?
後山林道の入り口です。
ゲート。
立派な堰堤と新しい片倉橋。
途中に立派な山葵(わさび)田があります。
塩沢橋。橋の先をルートから外れて右に行くと鉢焼場尾根で奥多摩小屋に出るそうです。
駐車中の工事車両に正月飾り。粋な計らいに心が和みます。
「二重滝 中継点」って何?
ウワッ、蜂の巣!
なるほど、3分ほど行ったら二重滝が見えました。
2019年3月末まで工事中。
林道の終点。
途中、カモシカに遭遇。
黒い動物が見えた時には一瞬、ゾッとしました。
でもカモシカの生態を知らなかったので、しばらく立ち止まって様子を伺いながら進みました。
カモシカさんは常に先を少し進み、立ち止まってはこちらを振り返っていました。
三条の湯に到着です。ここは近くて良いなあ。
今日のテント泊は自分だけ。小屋の主人が「夕食は中に食べにおいで」と誘ってくれたのですが、寒い中での孤独なテント泊をしたかったので残念ですが辞退しました。
ここのご主人は時折テレビで見かけますが、人相によらず(?)優しい方です(ヨイショ)。
そして2日目です。
この先、三条ダルミまでは凍結箇所が何箇所かあります。
その都度、アイゼンが必要か判断することにします。
ここは不要ですね。
青岩鍾乳洞分岐というのがありました。
かつては案内してくれるガイドがいたそうですが、現在は鍵管理されていて入ることはできないようです。
この先、カーブを曲がるたびに同じような光景が広がり、既視感が隠せません。
(08:28)
迂回路ができていました。3年前に来た時には覚えないなあ。
斜面を登らされます。
(08:47)
GPSではこの辺に水場があるはずですが、見当たりません。
この辺りがピークで1580mで、ここから80mほど降ります。
(08:57)
本来の道に復帰したようです。
(10:37)
やっと三条ダルミに到着。荷物が重くて、もうヘロヘロです。
富士山にかかる雲がすごい!
三条ダルミから雲取山荘への道は迷う人が多いせいで、「通行ご遠慮ください」とある上、ご丁寧にも枝で通行止がしてあります。
どうせならこの標識を撤去した方が良いのでは?
雲取山の山頂までは標高差で200メートル。
(11:29)
なんとか山頂に到着。
ゆっくり休みたいところですが、バスの時刻が気になって早々にに下山開始します。
それにしても、雪がないっすね〜!
富士山の雲の裾が半端ない。駿河湾から西の風で上昇した山岳波でできた雲です。
3月いっぱいで閉鎖の奥多摩小屋。閉まる前にテント泊でくる人が多かったようです。
「ここまで2時間かかった人は、山頂まであと4時間かかります」とあります。
何が言いたいのか?そもそも2時間をきるやつなんかいるのか?
(13:41)
堂所についた頃には腰と肩どころか、首の付け根まで痛みに襲われて泣きそうでした。
ヘタリ込むように腰掛けて休憩。
景色の変化がなくひたすら同じような道が続いて、拷問のようです。
登山口がなんか賑々しくなったな。
駐車場の隅っこから近道を行きます。
(15:29)
いや〜あ、バスに間に合ったよ。
日向山 [山行]
12月16日(土)
K君と山梨県の日向(ひなた)山に行ってきました。
日向山は登山口が甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根と一緒で、運よく奥の駐車場に停められるとわずか1時間で山頂に到着できます。
山頂なのに、そこにはなぜか白砂のビーチがあるのです。
尾白川渓谷駐車場に車を停めて、矢立石登山口から日向山にピストンします。
出典:ヤマプラ
今回はK君の新車(スバルXV)で尾白川渓谷駐車場まで乗りつけたので、アクセスの問題は無し。
持つべきものは良き友です!(私、クルマを持ってません)
(09:50)
尾白川渓谷駐車場に到着です。
下山後に売店を利用してみようと思ったけど、めぼしいものはなさそうでした。
「日向山」の標識にしたがいます。
「甲斐駒ケ岳登山口」の看板もあります。ここは黒戸尾根の入り口でもあるんですね。
4〜5分、こんな道を歩きます。
少し不気味な売店を発見。やってんのかな?
テント場も運営しているようで、1張だけありました。ネットで見たら、散々な書かれっぷりでした。
ここを入ったら右に行きます。左に行くとボルダリングに適した岩があるだけ。
これを目印に。
少しオーバーな赤テープ。
実はテープじゃありませんでした。
適度に道案内があります。
炭焼窯の跡なんでしょうか。
一回、林道に出ます。
3分ほど歩きます。
ここから再び登山道へ。
矢立の駐車場に到着。
8台程度、停められるようです。
今日は1台もいないじゃないか〜!って、ここまで来ないと分からないんですよね。
ここから後半戦が開始です。
再び窯があります。
1/10からカウントダウン(アップ)。
広々としています。
八ヶ岳が見えたよ〜!
足元がボロボロしてきました。期待が高まるな、これは。
笹の葉が増えてきました。
荒船山の山頂がこんな感じだったな。
三角点。
おおっ、これか!
賑やかなグループ。女子3名に男子1名、構成が気になる。
八ヶ岳まで何も遮るものがありません。
これを降りるのはちょっと・・・。
山頂の標識ですが、崩壊寸前。これだけの砂場ならばね。
向こうにも行けます。
奇岩もあります。
甲斐駒ヶ岳を横目に下山しました。
▼コースタイム
尾白川渓谷駐車場(09:52)〜<1時間3分>〜(10:55)矢立石登山口(11:05)〜<1時間37分>〜(12:42)日向山(13:05)〜<1時間2分>〜(14:07)矢立石登山口(14:09)〜<58分>〜(15:07)尾白川渓谷駐車場
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 北岳・甲斐駒」
K君と山梨県の日向(ひなた)山に行ってきました。
日向山は登山口が甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根と一緒で、運よく奥の駐車場に停められるとわずか1時間で山頂に到着できます。
山頂なのに、そこにはなぜか白砂のビーチがあるのです。
行程
尾白川渓谷駐車場に車を停めて、矢立石登山口から日向山にピストンします。
出典:ヤマプラ
アクセス
今回はK君の新車(スバルXV)で尾白川渓谷駐車場まで乗りつけたので、アクセスの問題は無し。
持つべきものは良き友です!(私、クルマを持ってません)
山行記録
(09:50)
尾白川渓谷駐車場に到着です。
下山後に売店を利用してみようと思ったけど、めぼしいものはなさそうでした。
「日向山」の標識にしたがいます。
「甲斐駒ケ岳登山口」の看板もあります。ここは黒戸尾根の入り口でもあるんですね。
4〜5分、こんな道を歩きます。
少し不気味な売店を発見。やってんのかな?
テント場も運営しているようで、1張だけありました。ネットで見たら、散々な書かれっぷりでした。
ここを入ったら右に行きます。左に行くとボルダリングに適した岩があるだけ。
これを目印に。
少しオーバーな赤テープ。
実はテープじゃありませんでした。
適度に道案内があります。
炭焼窯の跡なんでしょうか。
一回、林道に出ます。
3分ほど歩きます。
ここから再び登山道へ。
矢立の駐車場に到着。
8台程度、停められるようです。
今日は1台もいないじゃないか〜!って、ここまで来ないと分からないんですよね。
ここから後半戦が開始です。
再び窯があります。
1/10からカウントダウン(アップ)。
広々としています。
八ヶ岳が見えたよ〜!
足元がボロボロしてきました。期待が高まるな、これは。
笹の葉が増えてきました。
荒船山の山頂がこんな感じだったな。
三角点。
おおっ、これか!
賑やかなグループ。女子3名に男子1名、構成が気になる。
八ヶ岳まで何も遮るものがありません。
これを降りるのはちょっと・・・。
山頂の標識ですが、崩壊寸前。これだけの砂場ならばね。
向こうにも行けます。
奇岩もあります。
甲斐駒ヶ岳を横目に下山しました。
データ
▼コースタイム
尾白川渓谷駐車場(09:52)〜<1時間3分>〜(10:55)矢立石登山口(11:05)〜<1時間37分>〜(12:42)日向山(13:05)〜<1時間2分>〜(14:07)矢立石登山口(14:09)〜<58分>〜(15:07)尾白川渓谷駐車場
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 北岳・甲斐駒」
大菩薩(富士見新道) [山行]
2018.12.11(火)
何度も行っている定番の大菩薩嶺ですが、今回は初めて富士見新道から雷岩を目指しました。
大月駅の駅前もクリスマスイルミネーションが点灯するようです。
中央本線沿いの駅も相模湖駅など、多くの駅でイルミネーションが飾り付けられています。
大菩薩まで上がってくる栄和交通のバスは2日前の12/9(日)で今年の運行を終了。ロッジ長兵衛も年末年始を除いては、冬じまいとなりました。
ちなみに、年明けの1/7からは、すずらん荘からロッジ長兵衛までの県道も閉鎖されます。
福ちゃん荘前の道案内図。富士見山荘前からの破線ルート(消されているけど、うっすらと見えます)を歩きます。
(10:40)
富士見山荘。1〜2年前まで残っていたホームページも、今ではリンク切れになっています。
山荘の目の前に富士見新道の入り口があります。
かつては、ここで新道に入ろうとすると、山荘のオヤジに「そこ、入んな〜。警察に通報するぞ〜!」と怒鳴られたそうです。
笹の道を歩きます。
雪崩の仕業でしょうか。柵が無残な姿を晒していました。
程よい間隔で赤テープが打たれているので、地図読みはほとんどしなくても歩けます。
あっ、ネットで見たのと同じ看板が出てる(って当然か)!
直進は富士見新道、右は賽の河原と手書きされています。
途中でシラビソの球果が落ちていたり、
ホコリタケを見つけたりと、楽しませてくれます。
石ころのゴロゴロしたところを歩いていると、右に入れと赤テープが言っています。
テープが多くて、少し親切すぎな感じもします。
すぐに女道と男道の分岐が出てきます。
今回は女道を行ってみることに。
徐々に斜度を増していきます。
「クサリが・・・のため・・・禁止」、肝心なところが読めません。
この看板から先が最後のツメになります。
この姿勢から、斜度が想像つくでしょうか。
一旦テラスに出ると富士山が望めます。
賽の河原も見えています。
最後はガレ場を登ります。
こういうところって、後続者に石を落としそうで、足元がムズムズしちゃいます。
この大岩が見えたら終了です。
稜線に出たらちょうど数名の登山者が休憩していて、「なんでこんなところから人が出てきたの?」みたいな目で見られました。
何度も行っている定番の大菩薩嶺ですが、今回は初めて富士見新道から雷岩を目指しました。
山行記録
大月駅の駅前もクリスマスイルミネーションが点灯するようです。
中央本線沿いの駅も相模湖駅など、多くの駅でイルミネーションが飾り付けられています。
大菩薩まで上がってくる栄和交通のバスは2日前の12/9(日)で今年の運行を終了。ロッジ長兵衛も年末年始を除いては、冬じまいとなりました。
ちなみに、年明けの1/7からは、すずらん荘からロッジ長兵衛までの県道も閉鎖されます。
福ちゃん荘前の道案内図。富士見山荘前からの破線ルート(消されているけど、うっすらと見えます)を歩きます。
(10:40)
富士見山荘。1〜2年前まで残っていたホームページも、今ではリンク切れになっています。
山荘の目の前に富士見新道の入り口があります。
かつては、ここで新道に入ろうとすると、山荘のオヤジに「そこ、入んな〜。警察に通報するぞ〜!」と怒鳴られたそうです。
笹の道を歩きます。
雪崩の仕業でしょうか。柵が無残な姿を晒していました。
程よい間隔で赤テープが打たれているので、地図読みはほとんどしなくても歩けます。
あっ、ネットで見たのと同じ看板が出てる(って当然か)!
直進は富士見新道、右は賽の河原と手書きされています。
途中でシラビソの球果が落ちていたり、
ホコリタケを見つけたりと、楽しませてくれます。
石ころのゴロゴロしたところを歩いていると、右に入れと赤テープが言っています。
テープが多くて、少し親切すぎな感じもします。
すぐに女道と男道の分岐が出てきます。
今回は女道を行ってみることに。
徐々に斜度を増していきます。
「クサリが・・・のため・・・禁止」、肝心なところが読めません。
この看板から先が最後のツメになります。
この姿勢から、斜度が想像つくでしょうか。
一旦テラスに出ると富士山が望めます。
賽の河原も見えています。
最後はガレ場を登ります。
こういうところって、後続者に石を落としそうで、足元がムズムズしちゃいます。
この大岩が見えたら終了です。
稜線に出たらちょうど数名の登山者が休憩していて、「なんでこんなところから人が出てきたの?」みたいな目で見られました。
小楢山 [山行]
2018.11.27(火)
1年ぶりに小楢山に行ってみました。
木が伐採されて山の風景が残念な方向に変わってしまっていましたが、なかなかの展望が楽しめて充実した一日でした。
ホテルフフ山梨の先にある登山口から入り、父恋し道で山頂を目指します。
山頂で富士山の景色を堪能した後は、大沢ノ頭から南下して鼓川温泉に下山します。
小楢山に車でアクセスする人は、焼山峠の駐車場に停めてここからピストンする人が多いです。
これだと往復3時間ぐらいで行ってこれます。
しかし、ぜひ鼓川温泉から下山するルートをお勧めします(鎖場あり、体力もそれなりに必要)。
それには公共交通機関の利用が便利です。
【往路】
JR塩山駅からタクシーを利用します。
塩山駅〜ホテルフフ山梨 3,250円
【復路】
鼓川温泉で入浴後、牧平BSからバスに乗ります。
牧平BSは温泉の前を降りていって、ぶつかった道(206号)を右折、その先を左に入ったところにあります(徒歩約7分)。
牧平BSから窪平BSまでバスを利用、窪平BSから塩山駅まではタクシーを利用します。
牧平BS〜窪平BS 200円
窪平BS〜塩山駅 1,810円
牧平BSから塩山行きの直行バスはなく、窪平BSで乗り換えになります。
また窪平BSから塩山行きの終バスは17時25分と早いので、窪平BSからはタクシーを利用しました。
時刻表は下記サイトの「牧丘循環線時刻表」(杣口 ⇒ 窪平 ⇒ 塩山駅 行き)を参照。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/bus.html
鼓川温泉前にもバス停がありますが、窪平行きは午前中に1本あるだけです。
時刻表は下記サイトの「牧丘循環線時刻表」(塩平 ⇒ 洞雲寺 ⇒ 窪平 行き)を参照。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/bus.html
車の方は、道路の規制情報にご注意ください。
http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=61
(08:43)
紅葉が美しい!鹿よけのフェンスを開けて入山します。
少し歩き出したところでびっくり。重機が入って山の斜面の樹木を一掃していました。
一体何が始まるのでしょうか・・・。
---(1年前の写真)---
2017年9月はこんな道でした。
この道の左側を全面的に切り開いたことになります。
------
この山の特徴は、歩いているとやたらと石碑や石像が目立つことです。
(09:44)
廃屋が不気味です。
(09:50)
母恋し道(舗装道を直進)と父恋し道(木段を登る)の分岐点に着きました。
2本の道はこの先で一回、交差します。
父恋し道に足を踏み入れると、すぐにお出迎えが待ってました。
石垣を左から巻きます。
(10:07)
母恋し道を横切ります。
父恋し道はこの木段の先に続きます。
ここから急登の始まりとなります。
(10:12)
達磨岩とあるも、見に行くゆとりはなし!
上から見られてる・・・。
石ころがゴロゴロと転がっています。岩塊流(がんかいりゅう)っぽいな。
キツイっす、斜面がキツイっす。
ふくらはぎがピーンと伸びているのがよく分かります。
(10:22)
姫百合地蔵なるところでひと休みします。
「集う森、声かけ合って人の始末」・・・人の始末って怖くない?
「もうダメ〜」とか言いながら元気に登るHさんをパシャり。
気分転換にちょっとした岩登りもあります。
(10:57)
屏風岩。
グラインダーのようなもので切り取った跡が見られます。
トラバースのあたりから、真新しい赤テープが増えます。
1年前は地図歩きっぽいエリアだったのに、・・・。
(11:29)
羅漢岩が出てくれば、大沢ノ頭はもうすぐです。
(11:32)
大沢ノ頭。
これまでの辛い登りから解放された上に、一気に展望が開けるので、ここで写真撮りまくり状態。
でもここは通過点なので、早く小楢山を目指した方が良いです。
幕岩を通過。
あのピークが小楢山だ!
(11:57)
小楢峠。
(12:07)
山頂に到着!
吹き流しが設置されてる・・・。
富士山と大沢ノ頭。
小楢山の山頂は眺めが良くて、天気が良いとポカポカとして居心地が良いんです。
30分も滞在してしまった。早く出発しないと、入浴の時間がなくなる〜。
大沢ノ頭まではピストンです。
そのさきの鼓川温泉に向かう道は、切り倒したばかりの木が散乱していました。
その先からは落ち葉がかなり積もっていて、滑りそうな嫌らしい道が続きます。
(14:12)
一回、林道を横切ります。
今回、一番怖かったのが、この木段を降りるところでした。
深くえぐられている上に、幅が狭くて足が乗らない!
(14:19)
この先に3段の鎖場が待ち構えています。
しっかりとした鎖ですが、ホールドがたくさんあるので頼らずに登れました。
その先の「見返りの岩」から見る景色には圧倒されました。
あのピークからやってきたんだ!
差山。
登ってくるHさん。
(14:36)
特段、何の変哲も無いピークです。
(14:51)
「大展望」からは富士山や塩の山、そして紅葉が望めました。
(15:07)
妙見山から本日最後の富士山を楽しみました。
(15:25)
この標識の先あたりで、方向を間違ってしまいました。
NHKのこんなアンテナが出てきて、
一年前に歩いた覚えのない道を降りていくと、堰堤に出てしまいました。
鹿よけのフェンスが張り巡らしてあって、どこから出たら良いのか分かりませんでした。
(これはフェンスから外に出たところから撮影しました)
(16:11)
幸い、農作業をされている方がいたので、大声でフェンスの出口を聞いて教えてもらうことができました。
正規の下山口からは10分ほど東に行ったところに降りてしまったようです。
こちらが正規の登山口。
【道の状況】
1年ぶりに歩いてみて、3つの点で素朴な山歩きの雰囲気が変わってしまったなと思いました。
1つは父恋し道に人の入った跡が増えたこと。屏風岩から先は道がトラバースになりやや不鮮明な道だったのですが、赤テープがたくさんつけられるとともに、歩かれた跡がくっきりと残っていました。
2つはホテルフフ山梨の先で大規模に木が切り倒されて開けてしまったこと。
3つは大沢ノ頭から鼓川温泉に向けて刺山の区間で相当数の木が切り倒されて、景観を損ねるのと通行の支障になっていたこと。
これらはもちろん何らかの意図を持って行われたものでしょうし、苦労して作業されたのだと思います。
登山者としてはその事情を知るすべがないので、「変化=悪」と捉えてしまいがちです。
下山後に地元の方に少し話を聞いてみましたが、経緯を知っている方はいませんでした。
【鼓川温泉に下る道】
この道は歩かれた跡があまりついていません。途中は鎖場あり、落ち葉で滑りやすい道が続きます。ピークもいくつか乗り越えて行きます。意外と長いルートなので体力を必要とされます。ルートファインディングも、若干の岩登りも必要です。
でもそれに見合う報酬が得られます。途中のピークから見える景色は素晴らしいものがあります。
暗くなる前に下山できるように計画を作って挑んでください。
【鼓川温泉】
とても良いお風呂でした。場所が少し辺鄙なせいか、地元の高齢者で賑わっています。「今日は〇〇さんは、もう帰った?」なんて、ローカルな会話が飛び交っています。風呂場は真四角で広々としています。お湯はヌルっとした、アルカリ性の温泉です。
ここは市営ですが、居酒屋のような食堂がついています。我々は夕方の開店時刻17時に入ったのですが、これより遅い時間になると地元の人たちで賑わうそうです。
▼コースタイム
フフ山梨(08:50)〜<>〜(09:50)母恋し・父恋し分岐(09:58)〜<>〜(11:33)大沢ノ頭(11:37)〜<>〜(13:05)小楢峠(13:05)〜<>〜(12:08)小楢山山頂(12:47)〜<>〜(13:05)小楢峠(13:05)〜<>〜(13:10)幕岩(13:12)〜<>〜(13:15)大沢ノ頭(13:15)〜<>〜(13:45)南頭(13:45)〜<>〜(14:27)見返りの岩(14:30)〜<>〜(14:36)差岩(14:46)〜<>〜(15:08)妙見山(15:08)〜<>〜(16:25)鼓川温泉
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 金峰山・甲武信」
1年ぶりに小楢山に行ってみました。
木が伐採されて山の風景が残念な方向に変わってしまっていましたが、なかなかの展望が楽しめて充実した一日でした。
行程
ホテルフフ山梨の先にある登山口から入り、父恋し道で山頂を目指します。
山頂で富士山の景色を堪能した後は、大沢ノ頭から南下して鼓川温泉に下山します。
小楢山に車でアクセスする人は、焼山峠の駐車場に停めてここからピストンする人が多いです。
これだと往復3時間ぐらいで行ってこれます。
しかし、ぜひ鼓川温泉から下山するルートをお勧めします(鎖場あり、体力もそれなりに必要)。
それには公共交通機関の利用が便利です。
アクセス
【往路】
JR塩山駅からタクシーを利用します。
塩山駅〜ホテルフフ山梨 3,250円
【復路】
鼓川温泉で入浴後、牧平BSからバスに乗ります。
牧平BSは温泉の前を降りていって、ぶつかった道(206号)を右折、その先を左に入ったところにあります(徒歩約7分)。
牧平BSから窪平BSまでバスを利用、窪平BSから塩山駅まではタクシーを利用します。
牧平BS〜窪平BS 200円
窪平BS〜塩山駅 1,810円
牧平BSから塩山行きの直行バスはなく、窪平BSで乗り換えになります。
また窪平BSから塩山行きの終バスは17時25分と早いので、窪平BSからはタクシーを利用しました。
時刻表は下記サイトの「牧丘循環線時刻表」(杣口 ⇒ 窪平 ⇒ 塩山駅 行き)を参照。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/bus.html
鼓川温泉前にもバス停がありますが、窪平行きは午前中に1本あるだけです。
時刻表は下記サイトの「牧丘循環線時刻表」(塩平 ⇒ 洞雲寺 ⇒ 窪平 行き)を参照。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/bus.html
車の方は、道路の規制情報にご注意ください。
http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=61
山行記録
(08:43)
紅葉が美しい!鹿よけのフェンスを開けて入山します。
少し歩き出したところでびっくり。重機が入って山の斜面の樹木を一掃していました。
一体何が始まるのでしょうか・・・。
---(1年前の写真)---
2017年9月はこんな道でした。
この道の左側を全面的に切り開いたことになります。
------
この山の特徴は、歩いているとやたらと石碑や石像が目立つことです。
(09:44)
廃屋が不気味です。
(09:50)
母恋し道(舗装道を直進)と父恋し道(木段を登る)の分岐点に着きました。
2本の道はこの先で一回、交差します。
父恋し道に足を踏み入れると、すぐにお出迎えが待ってました。
石垣を左から巻きます。
(10:07)
母恋し道を横切ります。
父恋し道はこの木段の先に続きます。
ここから急登の始まりとなります。
(10:12)
達磨岩とあるも、見に行くゆとりはなし!
上から見られてる・・・。
石ころがゴロゴロと転がっています。岩塊流(がんかいりゅう)っぽいな。
キツイっす、斜面がキツイっす。
ふくらはぎがピーンと伸びているのがよく分かります。
(10:22)
姫百合地蔵なるところでひと休みします。
「集う森、声かけ合って人の始末」・・・人の始末って怖くない?
「もうダメ〜」とか言いながら元気に登るHさんをパシャり。
気分転換にちょっとした岩登りもあります。
(10:57)
屏風岩。
グラインダーのようなもので切り取った跡が見られます。
トラバースのあたりから、真新しい赤テープが増えます。
1年前は地図歩きっぽいエリアだったのに、・・・。
(11:29)
羅漢岩が出てくれば、大沢ノ頭はもうすぐです。
(11:32)
大沢ノ頭。
これまでの辛い登りから解放された上に、一気に展望が開けるので、ここで写真撮りまくり状態。
でもここは通過点なので、早く小楢山を目指した方が良いです。
幕岩を通過。
あのピークが小楢山だ!
(11:57)
小楢峠。
(12:07)
山頂に到着!
吹き流しが設置されてる・・・。
富士山と大沢ノ頭。
小楢山の山頂は眺めが良くて、天気が良いとポカポカとして居心地が良いんです。
30分も滞在してしまった。早く出発しないと、入浴の時間がなくなる〜。
大沢ノ頭まではピストンです。
そのさきの鼓川温泉に向かう道は、切り倒したばかりの木が散乱していました。
その先からは落ち葉がかなり積もっていて、滑りそうな嫌らしい道が続きます。
(14:12)
一回、林道を横切ります。
今回、一番怖かったのが、この木段を降りるところでした。
深くえぐられている上に、幅が狭くて足が乗らない!
(14:19)
この先に3段の鎖場が待ち構えています。
しっかりとした鎖ですが、ホールドがたくさんあるので頼らずに登れました。
その先の「見返りの岩」から見る景色には圧倒されました。
あのピークからやってきたんだ!
差山。
登ってくるHさん。
(14:36)
特段、何の変哲も無いピークです。
(14:51)
「大展望」からは富士山や塩の山、そして紅葉が望めました。
(15:07)
妙見山から本日最後の富士山を楽しみました。
(15:25)
この標識の先あたりで、方向を間違ってしまいました。
NHKのこんなアンテナが出てきて、
一年前に歩いた覚えのない道を降りていくと、堰堤に出てしまいました。
鹿よけのフェンスが張り巡らしてあって、どこから出たら良いのか分かりませんでした。
(これはフェンスから外に出たところから撮影しました)
(16:11)
幸い、農作業をされている方がいたので、大声でフェンスの出口を聞いて教えてもらうことができました。
正規の下山口からは10分ほど東に行ったところに降りてしまったようです。
こちらが正規の登山口。
感想
【道の状況】
1年ぶりに歩いてみて、3つの点で素朴な山歩きの雰囲気が変わってしまったなと思いました。
1つは父恋し道に人の入った跡が増えたこと。屏風岩から先は道がトラバースになりやや不鮮明な道だったのですが、赤テープがたくさんつけられるとともに、歩かれた跡がくっきりと残っていました。
2つはホテルフフ山梨の先で大規模に木が切り倒されて開けてしまったこと。
3つは大沢ノ頭から鼓川温泉に向けて刺山の区間で相当数の木が切り倒されて、景観を損ねるのと通行の支障になっていたこと。
これらはもちろん何らかの意図を持って行われたものでしょうし、苦労して作業されたのだと思います。
登山者としてはその事情を知るすべがないので、「変化=悪」と捉えてしまいがちです。
下山後に地元の方に少し話を聞いてみましたが、経緯を知っている方はいませんでした。
【鼓川温泉に下る道】
この道は歩かれた跡があまりついていません。途中は鎖場あり、落ち葉で滑りやすい道が続きます。ピークもいくつか乗り越えて行きます。意外と長いルートなので体力を必要とされます。ルートファインディングも、若干の岩登りも必要です。
でもそれに見合う報酬が得られます。途中のピークから見える景色は素晴らしいものがあります。
暗くなる前に下山できるように計画を作って挑んでください。
【鼓川温泉】
とても良いお風呂でした。場所が少し辺鄙なせいか、地元の高齢者で賑わっています。「今日は〇〇さんは、もう帰った?」なんて、ローカルな会話が飛び交っています。風呂場は真四角で広々としています。お湯はヌルっとした、アルカリ性の温泉です。
ここは市営ですが、居酒屋のような食堂がついています。我々は夕方の開店時刻17時に入ったのですが、これより遅い時間になると地元の人たちで賑わうそうです。
データ
▼コースタイム
フフ山梨(08:50)〜<>〜(09:50)母恋し・父恋し分岐(09:58)〜<>〜(11:33)大沢ノ頭(11:37)〜<>〜(13:05)小楢峠(13:05)〜<>〜(12:08)小楢山山頂(12:47)〜<>〜(13:05)小楢峠(13:05)〜<>〜(13:10)幕岩(13:12)〜<>〜(13:15)大沢ノ頭(13:15)〜<>〜(13:45)南頭(13:45)〜<>〜(14:27)見返りの岩(14:30)〜<>〜(14:36)差岩(14:46)〜<>〜(15:08)妙見山(15:08)〜<>〜(16:25)鼓川温泉
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 金峰山・甲武信」
三方分山と竜ヶ岳 [山行]
2018.12.14(金)〜15(土)
三方分山(さんぽうぶんざん)って、あんまり聞いたことない山ですよね。
富士山の北西、精進湖の北側にある山なんです。
先月の観天望気で行った竜ヶ岳をもう一回歩きたいと思ったのですが、これだけではあまりに物足りない。しかも交通費も勿体無い。
地図をひっくり返して、本栖湖を挟んで竜ヶ岳とは反対側にある三方分山から竜ヶ岳を目指すことにしました。
年明けの1月には冬の八ヶ岳でテント泊の予定があるので、その予行も兼ねてテント泊をしておくことにしました。
精進バス停から女坂峠を経て、三方分山で昼食をとります。
精進峠、根子峠を経て本栖湖のほとりの中ノ倉峠登山道入り口に下山します。
出典:ヤマプラ
富士急行を富士山駅で降り、4番乗り場から新富士行きのバスに乗ります。
富士急バスは周遊バス(オムニバス)やら色々と走っていて、慣れていないと分かりにくいんです。
駅前からも富士山が見えます。風が強そう。
バスに揺られて約40分、精進(しょうじ)バス停で下車します。
バス停脇にこの階段がありますが、ここは登山口ではありません(実は間違えて途中まで行ってしまった)。
正しい道は、食堂「かどや」を左に入ったところから通じています。
そこには整然とした細道が続いています。
平屋の住居が多く、中には廃墟もあるけど、整然とした感じのする不思議な空間です。
キリル文字で「マウント・フジ・プロジェクト」と書かれています。何の施設かな?
この道は「旧中道往還(きゅう なかみち おうかん)」と言って、昔の交通路だったそうです。
弥生〜古墳時代から文化交流に使われており、鎌倉時代には軍用道として、そして江戸時代には産業道として使われてきたそうです。
こちらは小林商店。なんの変哲もない建物ですが、「昭和の情緒が残る商店建築」との看板が立っていました。
精進諏訪神社。
使われていないけど、趣のある家屋です。
通りの突き当たりから山道に入っていきます。
堰堤の手前で道は方向転換します。踏み跡がしっかりしているので迷うことはありません。
沢を数回渡ります。
三方分山のピークが見えてくると、
(11:09)
すぐに阿難坂(女坂峠)に到着です。
途中、何箇所か切れ落ちているところがあり、このようにロープが張られています。
こちらも切れてます。霧でも出て視界が遮られない限り、危ないことはありません。
お膝元だけあって、富士山がよく見えます。
(11:40)
ここは写真ではなんてことないですが、狭くて乾いた道で滑りそうです。
下りでは歩きたくないなと思いました。
(11:50)
三方分山に到着しました。
誰もいなくてとても静かです。
山頂は登山道に沿って伸びていて、だだっ広いです。
山頂を出発して間も無く、「精進山」を通過します。
精進峠の手前だから精進山なのでしょうが、少し扱いがかわいそうな感じです。
この斜面を下ると、
解読困難な道標がありました。どうも「パノラマ台」と読むのが正解のようです。
右に行くと「下部町」という道標が立っています。下部町というのは旧町名で、現在は身延町になっています。
斜面を下っていく道で荒れています。地図にも掲載されていなくてどこに出るのか不明なので、行かない方が無難です。
(13:32)
根子峠の分岐まで歩いてきました。
ここは「下部町へ」に従います。
(13:58)
倒木に迂回の印をつけるなら、木を切り倒してもらいたいなぁ。
(14:20)
だいぶ降りてきました。
富士山は雲の中。
下から賑やかな声がするから、ビーチみたいなあそこがキャンプ場でしょう。
(14:34)
中ノ倉峠登山口に着きました。すぐのところには立派な公衆トイレが建っています。
登山口を出て右のすぐにある民宿でテント泊の手続きをします。
本栖湖沿いのキャンプ場でテントを張りました。
ここから入場します。
テント場に湖畔を選ぶことも、
陸地を選ぶこともできます。
水場は冬でも使えます。
トイレは綺麗だし、新たにシャワー棟を建設中でした。
今晩の我が家。
翌朝の7時には、すでに十数台がオープン待ちしていました。
今回の山行で決定的な過ちを2つ犯しました。一つは見所を3カ所もこぼしてしまったこと。ここまで足を運んだら、①中ノ倉峠展望台、②パノラマ台、③ダイヤモンド富士を外してはならなかったのです。
①中ノ倉峠展望台
千円札に描かれている富士山は、ここからの展望だそうです。
②パノラマ台
三方分山から下山中にすれ違った登山客から、「パノラマ台に行ってきましたか?」と聞かれました。
③ダイヤモンド富士
冬季の竜ヶ岳から富士山を見ると、ちょうどその背後から日の出が望めるそうです。
いずれも家に帰って調べてから知ったり、早起きが面倒で実現しませんでした。 (^^;
久しぶりのテントなので不備があってはいけないと思い、今回は軟弱にキャンプ場でテント泊をしました。
富士五湖周辺はキャンプ場がたくさんありますが、ほとんどが冬季期間は閉鎖中。本栖湖の西側で営業しているキャンプ場を見つけてここに決めました。
テントを張って寒いのでバーナーに火をつけて暖まろうとしたら、なんとバーナーがない!実はコッフェルを2つ持っており、普段の山行時には非常用の小型のコッフェルにバーナーを入れて持ち歩いています。今回はテント泊なので大きいコッフェルを持参したのですが、バーナーを移し替えるのを忘れてました。
これでは暖まるどころか食事すら作れない。仕方なくキャンプ場を運営する民宿でほうとうにありつきました。
▼コースタイム
精進BS(10:12)〜<57分>〜(11:09)阿難坂峠(11:13)〜<37分>〜(11:50)三方分山(12:05)〜<30分>〜(12:35)精進峠(12:38)〜<44分>〜(13:22)根子峠(13:24)〜<1時間10分>〜(14:34)中ノ倉峠登山口
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹」
三方分山(さんぽうぶんざん)って、あんまり聞いたことない山ですよね。
富士山の北西、精進湖の北側にある山なんです。
先月の観天望気で行った竜ヶ岳をもう一回歩きたいと思ったのですが、これだけではあまりに物足りない。しかも交通費も勿体無い。
地図をひっくり返して、本栖湖を挟んで竜ヶ岳とは反対側にある三方分山から竜ヶ岳を目指すことにしました。
年明けの1月には冬の八ヶ岳でテント泊の予定があるので、その予行も兼ねてテント泊をしておくことにしました。
行程
精進バス停から女坂峠を経て、三方分山で昼食をとります。
精進峠、根子峠を経て本栖湖のほとりの中ノ倉峠登山道入り口に下山します。
出典:ヤマプラ
アクセス
富士急行を富士山駅で降り、4番乗り場から新富士行きのバスに乗ります。
富士急バスは周遊バス(オムニバス)やら色々と走っていて、慣れていないと分かりにくいんです。
駅前からも富士山が見えます。風が強そう。
バスに揺られて約40分、精進(しょうじ)バス停で下車します。
山行記録
バス停脇にこの階段がありますが、ここは登山口ではありません(実は間違えて途中まで行ってしまった)。
正しい道は、食堂「かどや」を左に入ったところから通じています。
そこには整然とした細道が続いています。
平屋の住居が多く、中には廃墟もあるけど、整然とした感じのする不思議な空間です。
キリル文字で「マウント・フジ・プロジェクト」と書かれています。何の施設かな?
この道は「旧中道往還(きゅう なかみち おうかん)」と言って、昔の交通路だったそうです。
弥生〜古墳時代から文化交流に使われており、鎌倉時代には軍用道として、そして江戸時代には産業道として使われてきたそうです。
こちらは小林商店。なんの変哲もない建物ですが、「昭和の情緒が残る商店建築」との看板が立っていました。
精進諏訪神社。
使われていないけど、趣のある家屋です。
通りの突き当たりから山道に入っていきます。
堰堤の手前で道は方向転換します。踏み跡がしっかりしているので迷うことはありません。
沢を数回渡ります。
三方分山のピークが見えてくると、
(11:09)
すぐに阿難坂(女坂峠)に到着です。
途中、何箇所か切れ落ちているところがあり、このようにロープが張られています。
こちらも切れてます。霧でも出て視界が遮られない限り、危ないことはありません。
お膝元だけあって、富士山がよく見えます。
(11:40)
ここは写真ではなんてことないですが、狭くて乾いた道で滑りそうです。
下りでは歩きたくないなと思いました。
(11:50)
三方分山に到着しました。
誰もいなくてとても静かです。
山頂は登山道に沿って伸びていて、だだっ広いです。
山頂を出発して間も無く、「精進山」を通過します。
精進峠の手前だから精進山なのでしょうが、少し扱いがかわいそうな感じです。
この斜面を下ると、
解読困難な道標がありました。どうも「パノラマ台」と読むのが正解のようです。
右に行くと「下部町」という道標が立っています。下部町というのは旧町名で、現在は身延町になっています。
斜面を下っていく道で荒れています。地図にも掲載されていなくてどこに出るのか不明なので、行かない方が無難です。
(13:32)
根子峠の分岐まで歩いてきました。
ここは「下部町へ」に従います。
(13:58)
倒木に迂回の印をつけるなら、木を切り倒してもらいたいなぁ。
(14:20)
だいぶ降りてきました。
富士山は雲の中。
下から賑やかな声がするから、ビーチみたいなあそこがキャンプ場でしょう。
(14:34)
中ノ倉峠登山口に着きました。すぐのところには立派な公衆トイレが建っています。
登山口を出て右のすぐにある民宿でテント泊の手続きをします。
キャンプ場
本栖湖沿いのキャンプ場でテントを張りました。
ここから入場します。
テント場に湖畔を選ぶことも、
陸地を選ぶこともできます。
水場は冬でも使えます。
トイレは綺麗だし、新たにシャワー棟を建設中でした。
今晩の我が家。
翌朝の7時には、すでに十数台がオープン待ちしていました。
感想
今回の山行で決定的な過ちを2つ犯しました。一つは見所を3カ所もこぼしてしまったこと。ここまで足を運んだら、①中ノ倉峠展望台、②パノラマ台、③ダイヤモンド富士を外してはならなかったのです。
①中ノ倉峠展望台
千円札に描かれている富士山は、ここからの展望だそうです。
②パノラマ台
三方分山から下山中にすれ違った登山客から、「パノラマ台に行ってきましたか?」と聞かれました。
③ダイヤモンド富士
冬季の竜ヶ岳から富士山を見ると、ちょうどその背後から日の出が望めるそうです。
いずれも家に帰って調べてから知ったり、早起きが面倒で実現しませんでした。 (^^;
久しぶりのテントなので不備があってはいけないと思い、今回は軟弱にキャンプ場でテント泊をしました。
富士五湖周辺はキャンプ場がたくさんありますが、ほとんどが冬季期間は閉鎖中。本栖湖の西側で営業しているキャンプ場を見つけてここに決めました。
テントを張って寒いのでバーナーに火をつけて暖まろうとしたら、なんとバーナーがない!実はコッフェルを2つ持っており、普段の山行時には非常用の小型のコッフェルにバーナーを入れて持ち歩いています。今回はテント泊なので大きいコッフェルを持参したのですが、バーナーを移し替えるのを忘れてました。
これでは暖まるどころか食事すら作れない。仕方なくキャンプ場を運営する民宿でほうとうにありつきました。
データ
▼コースタイム
精進BS(10:12)〜<57分>〜(11:09)阿難坂峠(11:13)〜<37分>〜(11:50)三方分山(12:05)〜<30分>〜(12:35)精進峠(12:38)〜<44分>〜(13:22)根子峠(13:24)〜<1時間10分>〜(14:34)中ノ倉峠登山口
▼使用した靴
LA SPORTIVA BLADE GTX
▼使用した地図
「山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹」