丹沢・大山川 [沢登り]
2017.4.2(日)
今シーズン初の沢登りで丹沢の大山川に行ってきました。
小田急線・伊勢原駅から見える大山は、前日までに降った雪で
真っ白に見えました。
こんな日に沢登りなんてできるのか?
→(答え)途中、敗退となりました。
注)以下で「3番の滝」のように滝についている番号は、
「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一・著、山と溪谷社)に従いました。
【09:18】
大山阿夫利神社の摂社、二重社が見えてきました。
二重社の脇にあるのが、
二段になっていることから名付けられた「二重の滝」です。
一段目は滝の左側を登ります(滝は枯れてました)。
二段目です。
スタート地点に水が溜まっているので、足元に注意!
トップが登る際は、下でビレイします。
二人目以降は滝の上でビレイしています。
沢登りで使う確保器はエイト環です。
支点は岩場に取っています。
【10:35】
3番ハング滝にやってきました。
倒木は以前、もっと中央寄りに立てかかっていたそうです。
ここにはお助けヒモのスリングがかかっています。
これを使うとA0です。
注)A0(エー・ゼロ)とはヌンチャクを掴んだり、ボルトに乗って上がることです。
ビール隊長はスリングに頼らずに、
右側のクラックをホールドにして上がりました。
でも足を滑らせて、一回テンションしてしまいました。
ビレイの様子。
【11:12】
4番の滝。
以前来たことがある人によると、普段は特に難しくないところだそうです。
しかし今日は雪が載っていて、難易度が上がっています。
みなさん、下の写真のように直登して、えらく手こずっていました。
木の根元に寄っていって、根元から岩場の上に上がる方がすんなり行けます。
4番の滝を上から見下ろしています。
直登した人たちは、ヌメヌメした岩場に上がれなくて苦労していました。
【11:57】
5番の滝。
【12:14】
二股までやって来ました。
ここは右に進むのがコースです。
しかし、積雪が深まってきました。
【12:19】
これからどうするか、みんなで協議中。
協議の結果、この先はラッセルを強いられそうな予感がすることから、
ここで撤退することになりました。
来たルートを戻ります。
【12:35】
沢登りならぬ、雪下り。
【12:52】
4番の滝を懸垂します。
生きた木なら、男性の腕の太さぐらいある木を支点にできます。
懸垂で降りていく方向によっては、ロープが遠ざかっていきます。
流星法を応用し、スリングでロープを確保しておけば問題ありません。
・今回はヒルとの対面はありませんでした。
しかし、ぼちぼちヒル情報も聞かれるようになりました。
丹沢からしばらく足が遠のきそうです。
・今年は4月に入ってからも厳しい寒気が訪れ、遅い時期まで降雪が見られました。
「沢登りだから」「岩登りだから」と言って油断せず、
チェーンアイゼンぐらいお守りに持っていくべきだと思いました。
▼使用した靴
日進ゴム 安全スニーカーHyperV #2000
実勢価格は3千円台ですが、滑らないことにかけては定評があります。
水はけもそこそこあるので、沢登り専用の高い靴を買わなくても、
ビール隊長のような「なんちゃって」な人間には最適です。
▼使用した地図・書籍
2万5千分の1地形図「大山」
「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一・著、山と溪谷社)
今シーズン初の沢登りで丹沢の大山川に行ってきました。
小田急線・伊勢原駅から見える大山は、前日までに降った雪で
真っ白に見えました。
こんな日に沢登りなんてできるのか?
→(答え)途中、敗退となりました。
注)以下で「3番の滝」のように滝についている番号は、
「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一・著、山と溪谷社)に従いました。
記録
【09:18】
大山阿夫利神社の摂社、二重社が見えてきました。
二重社の脇にあるのが、
二段になっていることから名付けられた「二重の滝」です。
一段目は滝の左側を登ります(滝は枯れてました)。
二段目です。
スタート地点に水が溜まっているので、足元に注意!
トップが登る際は、下でビレイします。
二人目以降は滝の上でビレイしています。
沢登りで使う確保器はエイト環です。
支点は岩場に取っています。
【10:35】
3番ハング滝にやってきました。
倒木は以前、もっと中央寄りに立てかかっていたそうです。
ここにはお助けヒモのスリングがかかっています。
これを使うとA0です。
注)A0(エー・ゼロ)とはヌンチャクを掴んだり、ボルトに乗って上がることです。
ビール隊長はスリングに頼らずに、
右側のクラックをホールドにして上がりました。
でも足を滑らせて、一回テンションしてしまいました。
ビレイの様子。
【11:12】
4番の滝。
以前来たことがある人によると、普段は特に難しくないところだそうです。
しかし今日は雪が載っていて、難易度が上がっています。
みなさん、下の写真のように直登して、えらく手こずっていました。
木の根元に寄っていって、根元から岩場の上に上がる方がすんなり行けます。
4番の滝を上から見下ろしています。
直登した人たちは、ヌメヌメした岩場に上がれなくて苦労していました。
【11:57】
5番の滝。
【12:14】
二股までやって来ました。
ここは右に進むのがコースです。
しかし、積雪が深まってきました。
【12:19】
これからどうするか、みんなで協議中。
協議の結果、この先はラッセルを強いられそうな予感がすることから、
ここで撤退することになりました。
来たルートを戻ります。
【12:35】
沢登りならぬ、雪下り。
【12:52】
4番の滝を懸垂します。
生きた木なら、男性の腕の太さぐらいある木を支点にできます。
懸垂で降りていく方向によっては、ロープが遠ざかっていきます。
流星法を応用し、スリングでロープを確保しておけば問題ありません。
後記
・今回はヒルとの対面はありませんでした。
しかし、ぼちぼちヒル情報も聞かれるようになりました。
丹沢からしばらく足が遠のきそうです。
・今年は4月に入ってからも厳しい寒気が訪れ、遅い時期まで降雪が見られました。
「沢登りだから」「岩登りだから」と言って油断せず、
チェーンアイゼンぐらいお守りに持っていくべきだと思いました。
データ
▼使用した靴
日進ゴム 安全スニーカーHyperV #2000
実勢価格は3千円台ですが、滑らないことにかけては定評があります。
水はけもそこそこあるので、沢登り専用の高い靴を買わなくても、
ビール隊長のような「なんちゃって」な人間には最適です。
▼使用した地図・書籍
2万5千分の1地形図「大山」
「東京起点沢登りルート120」(宗像兵一・著、山と溪谷社)
水根沢 [沢登り]
2016.9.11(日)
奥多摩の渓流、水根沢谷に行ってきました。
生まれて2回目の沢登りです。
前回は「沢登りの何が楽しいんだ?」と悲しい気分になりました。
今回は雰囲気が分かったせいか、少しですが楽しむことができました。
遡行終点は二俣ですが、途中の「半円の滝」が水根沢の魅力の一つらしいです。
今回は普段と比べて水量が大幅に多く、半円の滝の手前で遡行打ち切りとなりました。
奥多摩駅で集合し、水根駐車場に車を停めます。
バスの場合は、水根BSで下車します。
駐車場で準備します。
ここから10分ほど歩くので、ハーネス、ヘルメットはまだ装着しません。
ここから水根沢キャンプ場を目印に歩いていきます。
へんちくりん小屋前を右斜めに入ります。
いつもだと河原が出ているそうですが、今回は増水で水が流れています。
ここでヘルメットとハーネスを装着します。
ザブザブ、ジャバジャバ〜と入渓します。
思ったより、水は冷たくありません。
増水の勢いはすごいです。
流れに押し流されないよう、初心者をスリングで確保します。
ここの釜は深いので、へつりながら進みます。
「へつる」とは、水際の岸に伝って横に進むという意味の登山用語らしいです。
次の難所。
「こりゃダメだ〜。水深2メートルはありそうだ」と先行者が戻ってきました。
ロープを出し迂回することにしました。
懸垂下降して沢を渡ります。
念のため、対岸から確保しています。
家屋が見えます。
美しい〜! ため息が出てしまいます。
ここまで来るのに、3時間かかってしまいました。
先ほどのロープ確保で、8名が通過するのに1時間近くを要しました。
これから二俣まではやはり3時間程度かかるとのこと。
この時点で13時を回っていたため、みんなで相談して打ち切ることにしました。
水根沢林道から「へんちくりん小屋」まで歩いて下山しました。
今年の沢登りは今回が最後かな?
また来年、頑張ります!
奥多摩の渓流、水根沢谷に行ってきました。
生まれて2回目の沢登りです。
前回は「沢登りの何が楽しいんだ?」と悲しい気分になりました。
今回は雰囲気が分かったせいか、少しですが楽しむことができました。
遡行終点は二俣ですが、途中の「半円の滝」が水根沢の魅力の一つらしいです。
今回は普段と比べて水量が大幅に多く、半円の滝の手前で遡行打ち切りとなりました。
奥多摩駅で集合し、水根駐車場に車を停めます。
バスの場合は、水根BSで下車します。
駐車場で準備します。
ここから10分ほど歩くので、ハーネス、ヘルメットはまだ装着しません。
ここから水根沢キャンプ場を目印に歩いていきます。
へんちくりん小屋前を右斜めに入ります。
いつもだと河原が出ているそうですが、今回は増水で水が流れています。
ここでヘルメットとハーネスを装着します。
ザブザブ、ジャバジャバ〜と入渓します。
思ったより、水は冷たくありません。
増水の勢いはすごいです。
流れに押し流されないよう、初心者をスリングで確保します。
ここの釜は深いので、へつりながら進みます。
「へつる」とは、水際の岸に伝って横に進むという意味の登山用語らしいです。
次の難所。
「こりゃダメだ〜。水深2メートルはありそうだ」と先行者が戻ってきました。
ロープを出し迂回することにしました。
懸垂下降して沢を渡ります。
念のため、対岸から確保しています。
家屋が見えます。
美しい〜! ため息が出てしまいます。
ここまで来るのに、3時間かかってしまいました。
先ほどのロープ確保で、8名が通過するのに1時間近くを要しました。
これから二俣まではやはり3時間程度かかるとのこと。
この時点で13時を回っていたため、みんなで相談して打ち切ることにしました。
水根沢林道から「へんちくりん小屋」まで歩いて下山しました。
今年の沢登りは今回が最後かな?
また来年、頑張ります!
平ツ沢(山梨県・滝子山) [沢登り]
2016.8.16(火)
初めての沢登りを体験してきました。
平ツ沢(ズミ沢)は滝子山にあり、登山道沿いにあるので万が一のエスケープもしやすいことと、
コース的にも難がないため初心者に適しているそうです。
沢登りと言っても、特別な装備は何もありません。
岩登りと同じように、ヘルメット、ハーネス、カラビナ、スリングを装着します。
足元だけは滑りにくい靴を履きました。
登山道から少しそれると、沢が出てきます。
登山道から少しそれると、あ〜、水が流れていますね。
準備体操とか、歩き方の説明とかあるんですか?
えっ、何もなし?
このまま、ジャブジャブと入っていくんですか??
岩登りと同じ要領で登ります。
ホールドをよく確認しながら、滑らないところを選びました。
水の流れがあるところは浮き石がないので、ホールドは取りやすいとのことです。
端を行くものなんでしょうかね。
ところどころで、地形図で現在地を確認します。
こんな具合に、倒木がたくさんありました。
3ピッチ歩くと、ここから、素晴らしいナメ滝が始まります。
この先はロープ確保が必要なところです。
しかし、この日は大雨が降る気配があったため、ここで撤退しました。
距離的には長くないのですが、グループで登ると2時間ほどかかるので、
この先での撤退は危険を伴います。
リーダーは美しい核心部を見せることができなくて、残念がっていました。
■後記
・ネット上には「沢、楽し〜い!」みたいな評価が多いですが、どうなんでしょうか。
初回の自分には、なんか悲しい体験でした。
下半身がズブ濡れになりながら、「なんでこんなことをしてるのか・・・」という思いが。
まぁ、来月、もう一回やってみよう。
ちなみに、短パンで歩けば気持ち良さそうですが、
怪我などを考えるとやはり足を覆ったパンツが良いそうです。
・当然ですが、びしょ濡れになりました。
平ツ沢では膝から下が濡れる程度ですが、ビール隊長は初心者のせいか、
下着までずぶ濡れになりました。
上半身も汗をかくので、上から下までの替え着を用意すると良いです。
また、ザックも濡れる可能性があるので、
濡れて困るものや不要なものは車内などに置いていくと良いですね。
・平ツ沢のように登山道が横にない場合、沢を抜けないとフィニッシュできません。
フィニッシュしてからも、登山道に出るまで(これを「ツメ」と言います)が大変だそうです。
初めての沢登りを体験してきました。
平ツ沢(ズミ沢)は滝子山にあり、登山道沿いにあるので万が一のエスケープもしやすいことと、
コース的にも難がないため初心者に適しているそうです。
沢登りと言っても、特別な装備は何もありません。
岩登りと同じように、ヘルメット、ハーネス、カラビナ、スリングを装着します。
足元だけは滑りにくい靴を履きました。
登山道から少しそれると、沢が出てきます。
登山道から少しそれると、あ〜、水が流れていますね。
準備体操とか、歩き方の説明とかあるんですか?
えっ、何もなし?
このまま、ジャブジャブと入っていくんですか??
岩登りと同じ要領で登ります。
ホールドをよく確認しながら、滑らないところを選びました。
水の流れがあるところは浮き石がないので、ホールドは取りやすいとのことです。
端を行くものなんでしょうかね。
ところどころで、地形図で現在地を確認します。
こんな具合に、倒木がたくさんありました。
3ピッチ歩くと、ここから、素晴らしいナメ滝が始まります。
この先はロープ確保が必要なところです。
しかし、この日は大雨が降る気配があったため、ここで撤退しました。
距離的には長くないのですが、グループで登ると2時間ほどかかるので、
この先での撤退は危険を伴います。
リーダーは美しい核心部を見せることができなくて、残念がっていました。
■後記
・ネット上には「沢、楽し〜い!」みたいな評価が多いですが、どうなんでしょうか。
初回の自分には、なんか悲しい体験でした。
下半身がズブ濡れになりながら、「なんでこんなことをしてるのか・・・」という思いが。
まぁ、来月、もう一回やってみよう。
ちなみに、短パンで歩けば気持ち良さそうですが、
怪我などを考えるとやはり足を覆ったパンツが良いそうです。
・当然ですが、びしょ濡れになりました。
平ツ沢では膝から下が濡れる程度ですが、ビール隊長は初心者のせいか、
下着までずぶ濡れになりました。
上半身も汗をかくので、上から下までの替え着を用意すると良いです。
また、ザックも濡れる可能性があるので、
濡れて困るものや不要なものは車内などに置いていくと良いですね。
・平ツ沢のように登山道が横にない場合、沢を抜けないとフィニッシュできません。
フィニッシュしてからも、登山道に出るまで(これを「ツメ」と言います)が大変だそうです。