金ヶ窪沢アイスクライミング(三ッ峠) [クライミング]
2017.1.24(火)
三ッ峠にアイスクライミングに行ってきました。
金ヶ窪沢の大滝が凍ったもので、三ッ峠の駐車場から歩いて30分ほどです。
アクセスの良さから週末は混むそうですが、平日とあり独占できました。
7時間の練習はあっという間でした。
以前は周辺にクライミングできるアイスが何箇所もあったそうですが、
近年は気温が上がり凍結しなくなったとのことです。
大月駅で集合し、自家用車で三ッ峠まで向かいます。
大滝でクライミングとスクリュー打ちの練習をした後、
すぐ近くの堰堤で再度クライミングを行います。
帰りは往路を逆に戻ります。
駐車場から大滝までのアクセスです。
【09:14】
駐車場にあるトイレは冬季も利用可能です。
気温はマイナス7℃、かなり冷え込みます。
駐車している幌車はナンバープレートが付いていませんが、
山小屋までの運送に利用されているようです。
【09:37】
歩き出して18分。
堰堤が見えてきたら左に入ります。 トレースもありました。
【09:39】
沢を横切ります。
【09:48】
本日登る氷が見えてきました。
上まで行くと30数メートルあり、ロープが2本必要です。
靴ヒモは可能な限り(血管がうっ血しない程度)しっかりと締めます。
これが緩いとカカトが浮いてしまい、疲れやすいそうです。
ヒモの長さに余裕があれば、同じところを2回回すのも有効です。
リーダーがリードでロープをセットします。
氷の裏側に水が流れているのがよく見えました。
氷は厚みのあるところと、裏に水が流れているところとミックスです。
厚い氷にスクリューを打ち込み、支点を取っていきます。
待っている間は寒いもの。
厚手のダウンジャケットがあると重宝します。
今年は氷が少ないそうです。
ロープが毛羽立っていると、凍りついて針金のようになります。
こうなるとビレイしたり懸垂するのが大変です。
ロープを3本張りました。
とにかく登って身体を温めなくては。
【14:45】
場所を移して、堰堤のアイスを登ります。
ここも定番の場所のようです。
大滝よりも反っていますが、弱点がたくさんあるので登りやすいです。
アイススクリューを打ち込む練習。
ねじ込んでいくと氷にピシ、ピシッとヒビが入っていくのが不気味でした。
左は新人のNさんです。
回数を重ねることで、バイルやアイゼンの食い込んだ感触を覚えていくでしょう。
あっという間に夕暮れ時となり、家路につきます。
・冬の山登りには、指先を冷やさないように毛糸の手袋とミトンが良いと言われます。
しかしアイスクライミングではカラビナやスクリューなど細かい操作があるので、
防寒上の支障がなければ5本指のグローブが扱いやすいです。
何れにしても素手より手がモコモコになるので、オーバーグローブをした状態での
ロープワークを練習しないといけないと思いました。
・アイスクライミングは昨年に続いて、2回目でした。
この半年間、ロッククライミングに力を入れてきた成果で、
すんなりと登ることができました。
アイスバイルをどこに刺すのが良いか、弱点(=刺しやすいところ)を探す
余裕もありました。
バイルは平面に打ち込むより、窪みを探してそこに打つのが確実でした。
アイスクライミングはワンシーズンに数回しかできないが、
ロッククライミングは一年を通して練習ができます。
その意味でも、ロッククライミングを継続することが山登りの基礎づくりに
なると実感しました。
・アイススクリューは1本8千円以上する高価商品です。
カムと同じように、個人で揃えるには大変ですね(バイルも高いし・・・!)。
打ち込みは氷面に対して少し下から上向きに刺すと、抜けにくいそうです。
両手をフリーにして作業したいときには、アイスバイルをしっかりと打ち込んで、
柄にフィフィ フックをセットすれば体を預けることができます。
スクリューを抜いたら、中の氷が凍る前に抜いておきます。
・アイススクリューの原型は「スクリューピトン」と呼ばれるもの。
まさにピトン(ハーケン)で氷に打ち込むのですが、ネジが付いているので
抜くときには回転させながら抜きます。
リーダーはsalewa製を持っていました。
また、凍った草付きで威力を発揮するのが「イボイノシシ」と呼ばれるピトンです。
伊Kong社が製造していましたが、今はどうなのでしょうか。
「イボイノシシ」と聞いて最初は何のことか分かりませんでした。
「イボ猪」という動物のことでした・・・。
三ッ峠にアイスクライミングに行ってきました。
金ヶ窪沢の大滝が凍ったもので、三ッ峠の駐車場から歩いて30分ほどです。
アクセスの良さから週末は混むそうですが、平日とあり独占できました。
7時間の練習はあっという間でした。
以前は周辺にクライミングできるアイスが何箇所もあったそうですが、
近年は気温が上がり凍結しなくなったとのことです。
行程
大月駅で集合し、自家用車で三ッ峠まで向かいます。
大滝でクライミングとスクリュー打ちの練習をした後、
すぐ近くの堰堤で再度クライミングを行います。
帰りは往路を逆に戻ります。
アクセス
駐車場から大滝までのアクセスです。
【09:14】
駐車場にあるトイレは冬季も利用可能です。
気温はマイナス7℃、かなり冷え込みます。
駐車している幌車はナンバープレートが付いていませんが、
山小屋までの運送に利用されているようです。
【09:37】
歩き出して18分。
堰堤が見えてきたら左に入ります。 トレースもありました。
【09:39】
沢を横切ります。
【09:48】
本日登る氷が見えてきました。
クライミング風景
上まで行くと30数メートルあり、ロープが2本必要です。
靴ヒモは可能な限り(血管がうっ血しない程度)しっかりと締めます。
これが緩いとカカトが浮いてしまい、疲れやすいそうです。
ヒモの長さに余裕があれば、同じところを2回回すのも有効です。
リーダーがリードでロープをセットします。
氷の裏側に水が流れているのがよく見えました。
氷は厚みのあるところと、裏に水が流れているところとミックスです。
厚い氷にスクリューを打ち込み、支点を取っていきます。
待っている間は寒いもの。
厚手のダウンジャケットがあると重宝します。
今年は氷が少ないそうです。
ロープが毛羽立っていると、凍りついて針金のようになります。
こうなるとビレイしたり懸垂するのが大変です。
ロープを3本張りました。
とにかく登って身体を温めなくては。
【14:45】
場所を移して、堰堤のアイスを登ります。
ここも定番の場所のようです。
大滝よりも反っていますが、弱点がたくさんあるので登りやすいです。
アイススクリューを打ち込む練習。
ねじ込んでいくと氷にピシ、ピシッとヒビが入っていくのが不気味でした。
左は新人のNさんです。
回数を重ねることで、バイルやアイゼンの食い込んだ感触を覚えていくでしょう。
あっという間に夕暮れ時となり、家路につきます。
後記
・冬の山登りには、指先を冷やさないように毛糸の手袋とミトンが良いと言われます。
しかしアイスクライミングではカラビナやスクリューなど細かい操作があるので、
防寒上の支障がなければ5本指のグローブが扱いやすいです。
何れにしても素手より手がモコモコになるので、オーバーグローブをした状態での
ロープワークを練習しないといけないと思いました。
・アイスクライミングは昨年に続いて、2回目でした。
この半年間、ロッククライミングに力を入れてきた成果で、
すんなりと登ることができました。
アイスバイルをどこに刺すのが良いか、弱点(=刺しやすいところ)を探す
余裕もありました。
バイルは平面に打ち込むより、窪みを探してそこに打つのが確実でした。
アイスクライミングはワンシーズンに数回しかできないが、
ロッククライミングは一年を通して練習ができます。
その意味でも、ロッククライミングを継続することが山登りの基礎づくりに
なると実感しました。
・アイススクリューは1本8千円以上する高価商品です。
カムと同じように、個人で揃えるには大変ですね(バイルも高いし・・・!)。
打ち込みは氷面に対して少し下から上向きに刺すと、抜けにくいそうです。
両手をフリーにして作業したいときには、アイスバイルをしっかりと打ち込んで、
柄にフィフィ フックをセットすれば体を預けることができます。
スクリューを抜いたら、中の氷が凍る前に抜いておきます。
・アイススクリューの原型は「スクリューピトン」と呼ばれるもの。
まさにピトン(ハーケン)で氷に打ち込むのですが、ネジが付いているので
抜くときには回転させながら抜きます。
リーダーはsalewa製を持っていました。
また、凍った草付きで威力を発揮するのが「イボイノシシ」と呼ばれるピトンです。
伊Kong社が製造していましたが、今はどうなのでしょうか。
「イボイノシシ」と聞いて最初は何のことか分かりませんでした。
「イボ猪」という動物のことでした・・・。
2017-01-26 09:00
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