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城ヶ崎海岸・富戸(伊豆半島) [クライミング]

2016.11.22(火)

東伊豆にある城ヶ崎海岸の富戸(ふと)でクライミングをして来ました。

ここの岩場は、約5000年前に大室山から大量のスコリアが噴出した後、
東海岸に流れ出した溶岩が波による侵食を受けて出来たものです。

海水で冷やされて縮んだ結果、岩にたくさんのクラックが生じました。

富戸はダイビングが盛んなようですが、なぜこんな地形ができたのかに
思いを馳せながら登るのも楽しいものです。


■アプローチ

熱海駅から伊豆急下田行きに40分乗り、富戸駅で下車します。
SUICA利用可です。

伊東周辺の海。
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富戸駅に到着です。
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ローカル感たっぷりの駅からは歩いて20分ほどです。


■記録

ここから海岸に出ます。
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ズルズルと滑りやすい土の斜面を、枝につかまりながら下ります。
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すると、いきなりこの光景が目の前に広がります。
エッ、すごい!こんなところで登るの?
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準備中・・・。
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黄ロープの下がったのが「オバステ政宗」(5.8)、
青ロープが「鬼ごろし」(5.7)、その左隣りが「純」(5.8)。
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「鬼ごろし」を登る。
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鬼ごろしと純は、カムでお助けスリングをセットしてなんとか登りました。

大島が見えています。
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そして波がバッシャーン!
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パープルシャドウにもロープをセットしましたが、岩肌が濡れ濡れで諦めました。
ここは濡れていることが多いようです。


■後記

・海を見ながら岩を登る、このミスマッチ感がたまらないのでしょう。
 (ビール隊長はクライミングが苦手なので、楽しむことはできませんでしたが)

 富戸駅から行くことができる今回の岩場はフナムシ・ロックという名称が付いています。
 このあたりでは、最もシンプルな岩場のようです。

 しかし城ヶ崎海岸駅や伊豆高原駅までさらに南下すると、
 さらに多くの岩場がずっと続いています。
 クライミングできる岩場としては、城ヶ崎は総延長距離が最長と聞きました。
 
・城ヶ崎は事故の多さと国立公園内にあるということから、ボルトが全て撤去されています。
 クラックは多いのでナッツやカムが使えます。

 そこで今回は初めてナッツとカムのセットを体験しました。
 カムと比べるとナッツは引っ張りに弱いので、逆方向にセットして補強する
 オポジションというセットも学びました。

 それでもナッツは怖いという印象を持ちました。

・城ヶ崎は公に認められた岩場ではなく、かなり深刻なアクセス問題があるようです。
 行かれる方はJFA(日本フリークライミング協会)の情報を
 一読されることをお勧めします。
 城ヶ崎の岩場利用には細心の注意をお願いします。


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