足指の痛み [その他]
2016.7.22(金)
作成 2016年07月22日
追加 2016年08月24日、2017年05月03日、2018年06月22日
明日から3泊4日で、大キレットに行く予定でした。
しかし、いろいろと理由があり、キャンセルしてしまいました。
理由の一つが、左足の親指の付け根(甲側と母趾球側)の痛みです。
以前は長時間の山歩きをすると翌日ぐらいまで痛みが残っていたのが、最近は恒常化しつつあります。
近頃では右足も同じところが少し痛み始め、その他に甲の部分も原因不明の痛みを覚え始めました。
きっと登山靴の先端部分が狭くて足にあたっているからだと考え(購入当初はそうでもなかったのですが)、靴の中にゴルフボールを押し込み拡張中です。
登山靴でなくアプローチシューズで行くことも考えたのですが、そもそもの痛みがひいたわけではないので心配です。
ここが痛くなると足を踏ん張ることができなくなるので、斜面を下るときに危険です。
足の指の付け根が痛くなる原因として真っ先に思いつくのが「痛風」というやつです。
確かに付け根部分は赤みがかっていますが、大きく腫れ上がってはいません。
また、痛風は発作が過ぎると痛みが収まりますが、自分の場合は恒常化しています。
骨に異常があると山には行けないので、整形外科を受診してきました。
レントゲン撮影の結果、
「偏平足を原因とする、骨の変形」
によるもの、との診断でした。
数年前に撮影したレントゲン写真と比較すると、今回は親指の中足指節関節から横に飛び出るようなヒゲ状が写っていました。
医師からは次のアドバイスを受けました。
・これは膝がすり減って痛くなるのと似た症状。
症状が悪化すると、もっと腫れぼったくなる。
関節は消耗品だと思って、大切にすること。
・足の指の付け根で着地しないよう、指で掴むような感じで歩く。
・足の指でグーチョキパーをしたり、タオルを掴む練習をする。
病名は与えられませんでしたが、検索すると、足の裏の痛みとして「中足骨痛症」とか「種子骨炎」などのキーワードがありました。
出典:高津整体院
自分の場合は甲の側も痛いので、複合的かもしれません。
今さら偏平足は治らないので、グーパー運動を取り入れようと思います。
-----
ちなみに、大キレットをキャンセルしたその他の理由は以下の通りです。
▼やればやるほど自信がなくなってきた
自分に北アルプスの危険ルートを歩く技量があるのか、歩けば歩くほど分からなくなってきました。
▼ツアー参加への疑問が募ってきた
一点目と少し矛盾しますが、いつまでもツアー依存の山行も物足りなくなってきました。
ツアーは年嵩のいった方が多いのです。
▼最近の北アルプスは事故が多い
10日間ほどで3件の死亡事故が発生しています。
経験豊かなガイドの方も犠牲になっています。
▼最近の週末の天候が良くない
天候不良では山小屋で足止めされるだけです。
なんとか、この悪循環から抜け出したいものです。
(2016.8.24追記)
グーチョキーパー体操を毎日実践することで痛みは大幅に緩和しました。
その後、穂高岳、南アルプスと歩いています。
(2017.5.3追記)
足指の運動をサボっていたのですが、最近は痛くなる頻度が増え、かつ痛みが深刻化しそれが持続するようになってきました。
そこで再度、整形外科医を受診することにしました。
以前とは別の医者に行ってみました。
診断結果は1年前とほぼ同じです。
痛みが出たらアイシングをして、痛み止めを服用しなさいとのこと。手術までは不要とのことでした。
これがレントゲン結果です。
これを診た医師が言ったのは、次のことでした。
・第1指(親指)の関節の間隔が狭くなっている
・骨棘(こっきょく)ができている
足の指の裏には種子骨というのが2つあり、これが体重の負荷を支えています。
しかし使いすぎると種子骨だけでは支えきれずに、変形するそうです。
これは強剛母趾(きょうごうぼし)という状況らしいです。
日本ハムの大谷投手が足首の痛みでWBCを欠場したのも、この骨棘が原因らしいです。
ピッチングの際に後ろ足で蹴り出すことを繰り返したことによる、すなわちオーバーユースが原因と聞きました。
(2018.6.22追記) インソール使用で解決しました
しばらく放ったらかし状態にしていた強剛母趾ですが、これが時間をかけて下半身を蝕んでいました。
足指の痛みを和らげるため、無意識に歩行時のバランスが崩れていったのです。
現在はその治療に取り組んでいるところですが、強剛母趾については大幅に改善しました。
専門外来で自分用のインソールを作り、登山時のみならず、普段の街歩きでも常時使用することで、足指の痛みはまったくなくなりました。
これまでインソールの効果って、正直なところ、信用していませんでした。
これは足型を取り、完成までに数週間を要したものです。
使用開始後まもなくは痛みがひかず、効果はないものと思っていました。
しかし義肢装具士さんは「効果はすぐには出ません」と言っていたので、そのまま使い続けていたところ、1ヶ月ほどすると痛みがしなくなりました。
ドラッグストアに行くと、市販の安いインソールを購入できます。簡易なものだと靴の中で動いてしまって逆効果になることもあります。
しっかり治すのであれば、自分の足の形に合ったものを作るのが早道だと思いました。
できれば義肢装具士(国家資格です)のいる整形外科で作成するのが良いでしょう。装具の作成やリハビリは、整形外科医ではなく、義肢装具士や理学療法士が担当してくれます。医師だけで選ばずに、良き専門職の方を見つけることが大切です。
作成 2016年07月22日
追加 2016年08月24日、2017年05月03日、2018年06月22日
明日から3泊4日で、大キレットに行く予定でした。
しかし、いろいろと理由があり、キャンセルしてしまいました。
理由の一つが、左足の親指の付け根(甲側と母趾球側)の痛みです。
以前は長時間の山歩きをすると翌日ぐらいまで痛みが残っていたのが、最近は恒常化しつつあります。
近頃では右足も同じところが少し痛み始め、その他に甲の部分も原因不明の痛みを覚え始めました。
きっと登山靴の先端部分が狭くて足にあたっているからだと考え(購入当初はそうでもなかったのですが)、靴の中にゴルフボールを押し込み拡張中です。
登山靴でなくアプローチシューズで行くことも考えたのですが、そもそもの痛みがひいたわけではないので心配です。
ここが痛くなると足を踏ん張ることができなくなるので、斜面を下るときに危険です。
足の指の付け根が痛くなる原因として真っ先に思いつくのが「痛風」というやつです。
確かに付け根部分は赤みがかっていますが、大きく腫れ上がってはいません。
また、痛風は発作が過ぎると痛みが収まりますが、自分の場合は恒常化しています。
骨に異常があると山には行けないので、整形外科を受診してきました。
レントゲン撮影の結果、
「偏平足を原因とする、骨の変形」
によるもの、との診断でした。
数年前に撮影したレントゲン写真と比較すると、今回は親指の中足指節関節から横に飛び出るようなヒゲ状が写っていました。
医師からは次のアドバイスを受けました。
・これは膝がすり減って痛くなるのと似た症状。
症状が悪化すると、もっと腫れぼったくなる。
関節は消耗品だと思って、大切にすること。
・足の指の付け根で着地しないよう、指で掴むような感じで歩く。
・足の指でグーチョキパーをしたり、タオルを掴む練習をする。
病名は与えられませんでしたが、検索すると、足の裏の痛みとして「中足骨痛症」とか「種子骨炎」などのキーワードがありました。
出典:高津整体院
自分の場合は甲の側も痛いので、複合的かもしれません。
今さら偏平足は治らないので、グーパー運動を取り入れようと思います。
-----
ちなみに、大キレットをキャンセルしたその他の理由は以下の通りです。
▼やればやるほど自信がなくなってきた
自分に北アルプスの危険ルートを歩く技量があるのか、歩けば歩くほど分からなくなってきました。
▼ツアー参加への疑問が募ってきた
一点目と少し矛盾しますが、いつまでもツアー依存の山行も物足りなくなってきました。
ツアーは年嵩のいった方が多いのです。
▼最近の北アルプスは事故が多い
10日間ほどで3件の死亡事故が発生しています。
経験豊かなガイドの方も犠牲になっています。
▼最近の週末の天候が良くない
天候不良では山小屋で足止めされるだけです。
なんとか、この悪循環から抜け出したいものです。
(2016.8.24追記)
グーチョキーパー体操を毎日実践することで痛みは大幅に緩和しました。
その後、穂高岳、南アルプスと歩いています。
(2017.5.3追記)
足指の運動をサボっていたのですが、最近は痛くなる頻度が増え、かつ痛みが深刻化しそれが持続するようになってきました。
そこで再度、整形外科医を受診することにしました。
以前とは別の医者に行ってみました。
診断結果は1年前とほぼ同じです。
痛みが出たらアイシングをして、痛み止めを服用しなさいとのこと。手術までは不要とのことでした。
これがレントゲン結果です。
これを診た医師が言ったのは、次のことでした。
・第1指(親指)の関節の間隔が狭くなっている
・骨棘(こっきょく)ができている
足の指の裏には種子骨というのが2つあり、これが体重の負荷を支えています。
しかし使いすぎると種子骨だけでは支えきれずに、変形するそうです。
これは強剛母趾(きょうごうぼし)という状況らしいです。
日本ハムの大谷投手が足首の痛みでWBCを欠場したのも、この骨棘が原因らしいです。
ピッチングの際に後ろ足で蹴り出すことを繰り返したことによる、すなわちオーバーユースが原因と聞きました。
(2018.6.22追記) インソール使用で解決しました
しばらく放ったらかし状態にしていた強剛母趾ですが、これが時間をかけて下半身を蝕んでいました。
足指の痛みを和らげるため、無意識に歩行時のバランスが崩れていったのです。
現在はその治療に取り組んでいるところですが、強剛母趾については大幅に改善しました。
専門外来で自分用のインソールを作り、登山時のみならず、普段の街歩きでも常時使用することで、足指の痛みはまったくなくなりました。
これまでインソールの効果って、正直なところ、信用していませんでした。
これは足型を取り、完成までに数週間を要したものです。
使用開始後まもなくは痛みがひかず、効果はないものと思っていました。
しかし義肢装具士さんは「効果はすぐには出ません」と言っていたので、そのまま使い続けていたところ、1ヶ月ほどすると痛みがしなくなりました。
ドラッグストアに行くと、市販の安いインソールを購入できます。簡易なものだと靴の中で動いてしまって逆効果になることもあります。
しっかり治すのであれば、自分の足の形に合ったものを作るのが早道だと思いました。
できれば義肢装具士(国家資格です)のいる整形外科で作成するのが良いでしょう。装具の作成やリハビリは、整形外科医ではなく、義肢装具士や理学療法士が担当してくれます。医師だけで選ばずに、良き専門職の方を見つけることが大切です。
2016-07-24 08:30
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重症なスランプですね。山が駄目なら、海で、バカヤローと叫びましょう!
扁平足だと完治はしないと思います。
スポーツ選手も皆さん完璧な人はいません。どこかに故障を抱えています。でも試合に出ています。接骨院などで、からだをメンテナンスしながら山に挑んだらいかがですか?
by 小野ちゃん (2016-07-25 21:11)
これって、スランプなのかなぁ。
怖いところが苦手なんですよ、基本。
昨日、山の上で叫びましたよ。
バカヤローじゃなくて、ヤッター!でしたが。
凍傷で指を失っても元気に登っている人がいるのだから、
自分はまだまだ幸せですよね (^^
by ビール隊長 (2016-07-27 15:47)