北横岳（三ツ岳）

今日は登山初心者の友人を誘い、歩きやすい北八ヶ岳に行く予定でした。
しかし友人が急遽不参加になったため、下見も兼ねてソロで行ってきました。

来月は重太郎新道経由で前穂に登ることになったので、
とにかくトレーニングが必要です。
今日の目標はコースタイムをできるだけ短縮することです。

スイス風な雰囲気が漂う北八ヶ岳ロープウェイ。
今日まで始発を８時に前倒して営業していました。



ロープウェイに乗っていた歩荷の人は、下車すると縞枯山荘方面に進んでいきました。
ご苦労さまです。


山頂駅を下りると坪庭の高山植物が出迎えてくれます。
お盆が過ぎた今週は気温も低くなり、花の時期は終わり実を付け始めています。

アザミ。


イブキジャコウソウは、スーパーに行くと「タイム(thyme)」という名称で
販売されているハーブです。


キンロバイって面白いですね、岩を覆うように生えています。
イワウメみたいです。


ヤマホタルブクロはけっこう大きな花でびっくりしました。


探勝路を進みます。この時間だとまだ観光客は少ないですね。


北横岳ヒュッテは予約がある時だけ営業しています。
かつて通行する登山客のマナーが悪く、小屋の親父さんが怒っていたことがあります。
そのときは小屋の前を物音をたてずに通りました（笑）


北横岳は入門用の冬山にも適しています。


----------------------------------------------------------
■参考■
　冬はこんな感じに雪が積もっています。
　１階の窓が完全に埋まっていますね（2014.3撮影）。

----------------------------------------------------------

北横岳は南峰と北峰があります。
今回は南峰だけ行きました。


ガスが出てしまい、視界はほとんどありません。
のんびりする人が多い中、ビール隊長は先を急ぎます！


ヒュッテから七ツ池までは５分なので、足を伸ばしてみます。


大小、十余りの池があるそうです。


アイゼンの跡がいっぱい残っています。


あまり感動はないですね。



三ツ岳に向かいます。


「三ツ岳は岩場で危険です。軽装での方は入らないでください。」


道幅は狭いですが、飛び石のように岩伝いにポンポンと進むと時間を節約できます。
こういう道はけっこう好きだったりします。


三ツ岳は名前のとおり３つのピーク（Ⅰ〜Ⅲ峰）があります。
Ⅲ峰にはクサリがありますが、使わなくてもラクに登れます。


三ツ岳のⅢ峰です。


オレンジの人が歩いている道を登ってきました。


三ツ岳を過ぎると足元はジメジメとして、岩は苔むしています。
こういうところは滑らないように注意・・・と思ったら、
案の定しりもちをついてしまいました。


雨池山の鞍部では人が溜まっていました。眺めが良いわけでもないんだけど？


雨池山まで１０分ほどの登りになります。
この雰囲気、蓼科山に乙乃女茶屋から入ったところに似ているな。


----------------------------------------------------------
■参考■
　こちらが蓼科山の雰囲気です（2015.5撮影）。

----------------------------------------------------------

雨池山は2,325mと書いてありました。
山頂らしい展望はないので、単なる通過点です。



シナノオトギリ。


縞枯山荘。
ご主人は無口な人だったなぁ。


ハクサンフウロ。
石川県の白山にちなんだ花の名前は多いですね。


山頂駅に戻ってきました。


モンベルで購入したネット。未開封のままです。
木曽駒ヶ岳では持参し忘れたました。
今回はしっかり持ってきましが、出番なしでした。


このお盆時期は八ヶ岳の天候がすぐれません。
８月に入って北横岳でも落雷があったようです。早出早着を心がけましょう。
落雷の恐怖（北横岳ヒュッテ）

今回もビールは省略です。
お疲れさまでした！

■データ■
　歩行時間：山頂駅〜北横岳南峰〜三ツ岳〜山頂駅　２時間半（コースタイム３時間半）