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乾徳山 [山行]

2019.3.9(土)

乾徳山に行ってきました。実に4年ぶりです。
標高1,700メートルから上は結構雪が残っていて、鳳岩からの下りはビビりました。

下山時には「BSにっぽん百名山」の撮影隊にも遭遇しました。


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行程


往路は乾徳山登山口のバス停を出発し、道満尾根から月見岩を経由して鳳岩に取り付きます。
復路は月見岩から南下、高原ヒュッテをのぞいてバス停に戻ります。

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出典:ヤマプラ


アクセス


【往路】
・JR山梨市駅〜乾徳山登山口BS: 山梨市民バスで約50分、400円(Suica利用不可)。
 時刻表はこちら(西沢渓谷線を選んでください)。

【復路】
・乾徳山登山口BS〜山梨市駅


山行記録


JR山梨市駅の改札口を出ると、バス停はすぐ目の前にあります。
乾徳山登山口までは400円、ICカードは利用不可です。
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(09:44)
乾徳山登山口BSで、帰りのバスの時間を押さえておきます。
15時36分発を目指します。ちょっと無理かな〜?
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道満(どうまん)尾根はバス停すぐのY字分岐を右に行きます。
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(09:56)
ここ(道満尾根の登山口)からスタートです。
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(10:45)
道満山。だだっ広いだけで展望もないので、サッサと通過です。
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(10:57)
程なくガードレールが見えてきますが、登山道は車道には出ずにしばらく巻きます。
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後方には大平高原が見えてきました。
建物がいくつか見えますが、民宿は廃業しているらしいです。
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(11:15)
林道に出ました。この後も数回、林道を横切ります。
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月見岩に向かって歩きます。
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尾根の両側に山並みが見え始めた頃、標高にして1,700mを超えたあたりから残雪が出始めました。
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南アルプス?が綺麗です。
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樹林帯を抜けて乾徳山が見えてきました。標識がどっかに吹っ飛んでしまったようです。
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月見岩。
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扇平からは思いのほか、雪が深くなってきました。
今回はチェーンアイゼンのみでゲーターも持参しませんでしたが、軽アイゼンでも良い感じです。
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富士山も見えた!
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最初の鎖場にも雪が積もっています。
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髭剃岩の間は通らずに迂回します。
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鉄梯子を下ります。アイゼンを引っ掛けないように慎重に。
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2段の鎖場は手がかり足掛かりがたくさんあります。
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チェーンアイゼンをつけたまま登ります。
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鳳岩。ロープを張ってる邪魔者がいる!
「ロープ、踏んでください!」と言われたけど、アイゼンつけてのでさすがに踏めません。
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4年前よりは楽に登れて、進歩の跡を確認!

(12:54)
山頂に到着。
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証拠写真をパチリ。・・・て、自分が入ってなけりゃ証拠にならないか。
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下りが怖そうなので山頂でマッタリする余裕はなし。
鎖を持って懸垂下降しようかとも思ったけど、結局迂回路へ。
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ここを下ります。嫌だな〜 (^^;
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後ろ向きになって、ゆっくり慎重に。
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狭くて急で。
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梯子の段が雪で詰まってて、足があまり入らないんです。
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また、2段構えの鎖場をおります。
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チェーンアイゼンだと歯を引っ掛けながら降りることができないので、ここも超・慎重に!
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ここを過ぎれば怖いところはだいたい終わりかな。
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いやいや、こんなところも慎重にいかないと。
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チェーンアイゼンが効かない雪です。腐ってるのかな。
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高原ヒュッテをのぞいていきましょう。
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すっかり綺麗な小屋になってました。
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下山中、「BSにっぽん百名山スペシャル」の撮影隊とすれ違いました。
先頭には元チャンプのN藤D助さんが歩いていたようなのですが、オーラがなくて気がつきませんでした(後続のスタッフさんに教わりました)。
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実は月見岩の先でチェーンアイゼンを外し、バス時間を気にしながら急いでいたら泥沼でズルっといきました。おかげで手はドロドロ。

銀晶水の枯れそうな水で、汚れた手を洗いました。
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(14:40)
登山口、降りてきたぞ〜。
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(15:05)
バス停まで降りてきてカンパ〜イ!(ビールは持参したものです)
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バスに間に合って良かったあ!


感想


思っていた以上に雪が残っていました。チェーンアイゼンではなく、軽アイゼンの方が安心感があったと思います。

それでも結構な人数が入っていました。山頂ではコッフェルでお湯を沸かしてまったりと昼食をとるカップルが2組ほど。これからあの急な斜面を下って降りなきゃならないというのに、その余裕はどこから出てくるわけ?

・・・ということで、鳳の岩から迂回路で下山する時が怖かったです。相変わらずのビビリ屋でした。性格だから治らないな、うん。


データ


▼コースタイム

乾徳山登山口BS(09:44)〜<14分>〜(09:57)徳和峠(09:58)〜<47分>〜(10:45)道満山(10:47)〜<29分>〜(11:16)車道出合(11:20)〜<44分>〜(12:04)月見岩(12:04)〜<5分>〜(12:09)扇平(12:09)〜<39分>〜(12:48)鳳岩〜<6分>〜(12:54)山頂(13:04)〜<36分>〜(13:40)月見岩(13:40)〜<13分>〜(13:53)高原ヒュッテ(13:55)〜<27分>〜(14:22)銀晶水(14:24)〜<16分>〜(14:40)乾徳山登山口(14:41)〜<21分>〜(15:02)乾徳山登山口BS
  

▼使用した靴

LA SPORTIVA BLADE GTX、チェーンアイゼンを使用


▼使用した地図

「山と高原地図 金峰山・甲武信」


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会津駒ヶ岳(雪洞泊) [山行]

2019.3.1(金)〜3.3(日)

雪洞って知ってますか?言ってみれば「かまくら」です。
これを作ってみたくなって、2月に雪洞づくりの講習を受けてみました。

作り方が分かったので山友のHさんに同行をお願いして、満を持して雪洞を掘りに出かけてきました。

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行程


ルート.png
(出典)ヤマプラ

2泊3日の行程です。

初日:
浅草駅〜会津高原尾瀬口駅〜桧枝岐村

会津駒ヶ岳登山口のある檜枝岐村までの移動日です。
雪洞づくりの時間に余裕を持たせるため、前泊としました。

2日目:
会津駒ヶ岳登山口〜ヘリポート跡地〜水場〜宿泊地

雪洞づくりが目的なので、あえてピークは踏みませんでした。
標高1,800メートルから上は雪道づくりに適した斜面が少なくなってきます。

3日目:
宿泊地〜水場〜ヘリポート跡地〜会津駒ヶ岳登山口

ピストンで下山します。


アクセス


【往路】
浅草〜会津高原尾瀬口
浅草駅 08:00 東武鉄道特急 きぬ107号(鬼怒川温泉行き)鬼怒川温泉駅 09:59
鬼怒川温泉駅 10:01 AIZUマウントエクスプレス1号(会津若松行き)会津高原尾瀬口駅 10:45

※東武線特急の時刻表は複雑怪奇です。東武の時刻表に未掲載の列車が走っていたりするので、窓口でよく確認してください。
※時刻表はこちらから http://railway.tobu.co.jp/special_express/timetable/

会津高原尾瀬口〜檜枝岐(かぎや旅館)
12:20 会津高原尾瀬口 会津バス 13:58 檜枝岐

※車内は現金精算のみ。
※会津高原尾瀬口駅前の「会津高原駅プラザ 憩の家」で檜枝岐までの往復券を購入可。
※檜枝岐村内は自由乗降区間です。どこで降りても、どこから乗ることもできます。
※時刻表はこちらから https://www.aizubus.com/rosen/bus_search
「路線図・時刻表」から「時刻表」を選択、「田島管内」の「会津田島駅 ⇒ 会津高原尾瀬口駅 ⇒ たかつえスキー場 ⇒ 湯の花 ⇒ 桧枝岐」を閲覧。

【復路】
檜枝岐〜会津高原尾瀬口
12:55 檜枝岐 会津バス 1450 会津高原尾瀬口

会津高原尾瀬口〜浅草
15:15 会津高原尾瀬口駅 野岩鉄道会津鬼怒川線 特急リバティ会津140号(浅草行き)18:15 浅草駅


初日


普段、浅草駅から山に向かうことはありません。浅草に着いただけで本日の目的は終了した気分です。
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8時発の「きぬ107号」に乗車します。
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朝からお酒を飲んで居眠りしている間に会津高原尾瀬口に到着(途中の鬼怒川温泉で乗り換えあり)。
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ここは野岩(やがん)鉄道の駅だけど、車両は会津鉄道です。
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バスの発車時刻まで1時間半近くあるので、駅前で食事をしながら時間を潰すことにしました。

駅前には食事ができるお店が3軒あります。
こちらは駅からつながっている「会津高原駅プラザ 憩の家」。お土産も売っています。
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駅前にある「山の王さま」はラーメン店のようです。
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駅から一番近いのが、そばうどんの「ふるさと」です。
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バスは1日に4本、会津まで来たのだからのんびりと行きます。
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この辺のお家は窓に木枠がはめられています。雪で圧迫されて窓が割れないようにしているのでしょう。それにしても今年の積雪の少なさが分かりますね。
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檜枝岐村


檜枝岐と書いて「ひのえまた」と読みます。
この村の名物は、地元の人たちが演じる「檜枝岐歌舞伎」。毎年5、8、9月に鎮守神社の「檜枝岐の舞台」で開催されます。

ということで、旅館の目の前にある舞台に行ってみました。
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鳥居を抜けます。
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すぐに舞台があります。思ったよりも小さかったです。
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印象的な建物


登山口に最寄りの「せせらぎの宿 尾瀬野」。黄色が目立ってます。
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立派な公民館ですが、宗教施設のような感じもします。
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ハシゴは傾いているのではなく、使いやすいように立てかけているのでしょうか。
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落雪防止用のフェンスがついている建物もあります。
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こちらは登山口近くの水力発電所。小ぶりです。
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かぎや旅館


「日本秘湯を守る会」会員の「かぎや旅館」に前泊しました。今の時代に秘湯なんてあるのかしらん?
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廊下や階段はピカピカです。
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室内はどこもストーブで温められていて、居心地が良かったです。
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地元の山人(やもーど)料理。
裁(た)ちそば、きのこの漬物、はっとう、イワナなど。精進料理のように地味なものが多いです。
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夕暮れには提灯に火が灯りました。
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2日目(雪洞泊)


夜の間に雪がうっすらと積もりました。
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(06:41)
国道沿いの登山口でスノーシューをつけてスタートです。
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ザックに篠竹をたくさんさして、えらく目立ってる変なヤツです。
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前日下見に来た時、この辺りでカモシカを見ました。
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沢を渡り分岐点に出たら、左に行きます。
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慣れないスノーシューで斜面を登ります。
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冬季ルートの分岐点をすぎて右に来たところです。
冬季ルートについては文末に詳しく解説します。
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(07:43)
滝沢登山口。
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いきなりの急斜面です。赤布の影が写ってる・・・。
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ねっ、このアングルだと斜度が分かるでしょ?
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ヘリポート跡地手前は斜度がきつくスノーシューがズルズルと後退してしまいます。
キックステップを繰り返した跡が見えます。
同行のH嬢は滑ってご覧のように大の字になりました。(本人希望によりモザイク処理)。
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(09:26)
ヘリポート跡地。平地になっているので、急斜面から上がって来てみなさん一息入れています。
人の立っているところが冬季ルートから上がって来たところです。
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ヘリポート跡地で一息ついたあとは斜度は緩むものの、まだきつい斜度が続きます。
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高齢の方が長靴で軽やかに登って行きました。背中には真ん丸の輪かんじきを背負っています。
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(10:41)
水場付近。
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木立の間にテントが一張りありました。
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(12:13)
霧氷が綺麗です。
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この先に行っても斜度が緩くなるだけなので、ボチボチ雪洞づくりとしましょうか。
H嬢からも「そろそろゆっくりと温かいものが飲みたいよ〜」と催促が入りました。

斜度が緩いので掘り下げないといけない感じ。
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スキーヤーが多いので作業中の目印を立てます。
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ひたすら掘り下げます。
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完成した頃には日がとっぷりと傾いていました。
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4時間かけて出来上がったのがこちらの雪洞。
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内部の大きさは、W90×D270×H110(cm)ぐらいでしょうか。
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周囲の展望は最高です。
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3日目(下山)


6時前の朝焼け。サイコーな一日の始まりです!
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最後にもう一度、燧ケ岳をじっくりと目に焼き付けて下山開始です。
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赤テープに加えて、このように木の高いところにも赤サインがつけられています。
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BCな方たちが登っていきます。
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帰りはヘリポート跡地から冬季ルートを行ってみます。
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いきなりの急傾斜。
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正面にすごい雪庇が出てきます。これは手前を左に迂回します(赤テープあり)。
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さらに斜度が増します。雪面はツボ足の跡だらけで、スノーシューでは無理です。
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足を踏み外すととめどもなく滑落しそうなので、慎重に足を運びます。
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5本指が見えるけど、何の足跡?
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お疲れさまでした!
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感想

会津駒ヶ岳


山頂付近は斜度が緩くホワイトアウトすると道迷いのリスクが高いので、赤布をつけた篠竹を20本用意していきました。幸い快晴に恵まれたので出番はありませんでしたが、ホワイトアウトすれば樹林帯であっても道迷いは必須な感じがしました。ちなみに篠竹はザックに取り付けると高さが2メートル以上にもなり、樹林帯を歩くときには大いに邪魔になりました。

土曜日は天気が良く30名以上が上がっていきました。半分以上がBCです。日曜日も天気は良かったのですが、10名ほどでした。

会津駒ヶ岳の冬季山行記を読むと、とにかく登りがきついと書かれているものが多いです。斜度はヘリポート跡地までが最も傾斜がきつく長いです。その後は斜度がきつくなったり緩んだりが続きます。

新雪が少なく表面がクラスト状態のところが多く、ツボ足もしくはアイゼン歩行の人が圧倒的に多かったです。今回のためにスノーシューを購入したので登りでは使いましたが、ツボ足で道が荒れていて歩きにくかったです。滝沢登山口から行くとヘリポート跡地の直下の雪がサラサラで崩れてしまい、スノーシューではどうにも登りづらく、キックステップを繰り返してなんとかクリアしました。

下山時には傾斜がきつく表面の凍りついた斜面ではスノーシュー歩行をためらい、途中からアイゼンに切り替えました。ヘリポート跡地からの冬季ルートをスノーシューで歩くことはほぼ困難と思われました。

冬季ルート


ショートカットのルート(あくまでイメージ)を示します。

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出典:ヤマプラ

登山口から出発すると、近道は登山口の先から車道に出るまで(青色の線)、と、車道からヘリポート跡地まで(赤色の線)の2区間に分けられます。青線は夏でも使えるルート(らしい)で、赤線が冬季ルートと言われているもの(のよう)です。

登山口の先から車道に出るまで:

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車道からヘリポート跡地まで:

車道に出ると正面にこのような斜面が見えます。これがいわゆる冬季ルートです。
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正面の雪庇が近づいて来たら、その手前を右に進みます(頭上の赤テープあり)。
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そのまま直登するとヘリポート跡地に出ます。

雪洞づくり


ビバークにフォーキャスト型(当初からビバークを目的とする、forecast)とフォースド型(緊急時に止むを得ず行う、forced)があるように、雪洞にも計画型と緊急型があるのだとすれば、今回はフォーキャスト型でした。

「雪洞を掘りたい!」と思ったとき、どの山を選ぶかが難しいです。フォーキャスト型では居住性の観点から人が横になれる大きさのものを掘ります。そのためにはある程度以上の傾斜のある斜面が必要です。雪崩が発生しいやすい場所でも困ります。

会津駒ヶ岳はそのような観点で選びました。標高1,700メートルを超えると傾斜が緩まるので雪洞掘りは大変です。

今回選んだ場所も傾斜が緩かったため、まず自分の身長ほど掘り下げてから雪洞の内部をほじくり出す作業に取り掛かることとなり時間を要しました。

会津駒ヶ岳は雪量は豊富で、2メートルほど掘っても笹などの藪は全く顔を出しませんでした。

こちらは長野県の山で作った雪洞。枝や笹があちこちから顔を出してます。
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これだけ藪が顔を出すと、エアーマットレスに穴があかないか心配になりますね。

持参した用具


ショベル、スノーソー、プローブの3点セットを持参しました。

ショベル
大型店でもショベルを複数種類置いてある店は少ないです。柄が伸縮でき、なおかつ鍬モードになるタイプがオススメです。ブラックダイヤモンドの「エバック7」がオススメです。ずっと掘っていると柄に雪が凍りつき抜き差しができなくなります。

スノーソー
シルキーのゴム太郎の替え刃のみを使用。クリアーファイルを折り畳んだケースに収納して持参しました。

プローブ(ゾンデ棒)
モンベル製を買いました。ブラックダイヤモンドなどの輸入品に比べて安いのですが、丈が280cmと少し短めです(問題ない範囲です)。使用時にプローブ最上部のストッパーをかけないと、雪面から抜けなくなりますので注意!

以下のサイトを参考にしました。
ショベル https://yamahack.com/2018
スノーソー http://deltafox.jugem.jp/?eid=238

檜枝岐村


新潟県、群馬県、栃木県との県境にあります。あちこちに立てられている暮石を見ると、「星家」が圧倒的に多く、「平野家」「橘家」が続いている感じです。

地元の人の話では、かつては尾瀬にくる観光客が多かったそうですが、人気が下降し今では激減してしまったそうです。村内には食堂がないので、下山後に昼食をとるなら登山口から徒歩10分の「道の駅尾瀬檜枝岐」までいかないといけません(食堂は11時開店)。

下山後の入浴は「駒の湯」と「燧の湯」があります。「駒の湯」は12時開店なので注意してください。私たちは11時に到着してしまい、12時より少し前に開けてもらいました。「燧の湯」は6時から営業しています。

檜枝岐村は雪深い地域ですが、今年はかなり少ない状況でした。事前に積雪状況を確認するには気象庁アメダスが確実です。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

ライブカメラで確認することもできます。
http://opsv1.a-road.info/camv2/camViewA.php?CID=8&M=2

かぎや旅館


檜枝岐村には旅館が隣り合って2軒あり、いずれも「日本秘湯を守る会」会員です。今回はたまたま検索で見つけた旅館に宿泊してみました。

館内は古いなりにも掃除がよく行き届き清潔感があります。食事は地元料理なのですが、あっさりしすぎて地味だし量も少なめです。

六代目の夫婦が営んでいて、この時期には他に従業員はいないようです。宿泊客は我々を含めて2組だけなのですが、何やら忙しげなのです。この奥地の話を色々と伺いたいと思って話しかけても、ほとんど口を聞かずに引き上げてしまいます。GWからは観光客がひっきりなしに訪れて休みが取れなくなるので、この時期は館内のメンテナンスに力を入れているという事情があるようです。次回の機会には、もう一軒の宿に泊まってみたいと思いました。


データ


▼コースタイム

2日目:
駒ヶ岳登山口(06:43)〜<1時間3分>〜(07:46)滝沢登山口(07:46)〜<1時間19分>〜(09:05)ヘリポート跡地(09:25)〜<1時間15分>〜(10:40)水場(10:53)〜<1時間27分>〜(12:20)宿泊地(12:30)〜<4時間10分>〜(16:40)雪洞完成

3日目:
宿泊地(07:00)〜<45分>〜(07:45)水場(07:56)〜<57分>〜(08:53)ヘリポート跡地(08:55)〜<1時間8分>〜(10:03)駒ヶ岳登山口
  

▼使用した靴

Kayland Super Ice Evo GTX


▼使用した地図

「山と高原地図 尾瀬 燧ケ岳・至仏山・会津駒ケ岳」

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