鷹ノ巣山 [山行]
2018.2.11(日)
膝の具合を試すべく、久しぶりに奥多摩に出かけてきました。
雪に期待して出かけましたが、予想外の少なさにびっくり。そして山頂では10人近くの登山者がいて、その多さに2度びっくりしました。
奥多摩駅〜(西東京バス)〜東日原BS〜巳ノ戸橋〜稲村岩分岐〜ヒルメシクイノタワ〜鷹ノ巣山山頂〜水根山〜倉戸山〜倉戸口BS〜(西東京バス)〜奥多摩駅
往路は、JR奥多摩駅から西東京バスで西日原BS(バス停)まで向かいます。
復路は、倉戸口BSから西東京バスでJR奥多摩駅まで乗車します。
こちらは倉戸口から奥多摩駅に向かうバスの時刻表。
(左列:平日、右列:土曜・休日)
だいたい1時間に1本なので、計画的な行動が求められます!
【07:20】
JR奥多摩駅前に雪はまったくありません。
東日原行きのバスには30人以上が乗車し、座席はほぼ満席となりました。
大半は川乗山で下車し、終点の東日原で降りたのは10名弱でした。
こちらのお世話にはならないよう、気をつけて行ってきます。
こちらは、奥多摩でピラティスのレッスンをしているレインボーハウス。
奥様はペルーとのハーフ美人です。
稲村岩が見えてきました。今日の雪のつき具合は多くはなさそうです。
ここから狭い階段を降りて、山に入っていきます。
ただでさえ奥多摩のトラバース道は苦手なのに、凍った雪がついた状態はブルブルです。(>_<)
迷わずアイゼンをつけていたら、アイゼンをつけないお兄さんが追い抜いていった先で滑って転び、危うく斜面を滑落しかけていました。
ということで、アイゼンをつけてますね。
【08:20】
巳ノ戸橋。
【09:07】
稲村岩分岐が見えてきました。この辺もだいぶ雪は少ないです。
いつも思いますが、鷹ノ巣山はこの稲村岩分岐までが息が上がり、一番苦しいです。
稲村岩は過去に死亡事故があった(最近では2016年9月)ため、「不用意には立ち入らないこと」とあります。
ここから先は、ひたすら登っていくだけです。
斜度的には急登と言えるほどではありませんが、登りが続くので単調で飽きてきます。
木の上の方に目印テープもついているので、雪深くなっても迷うことはないでしょう。
孤独と戦いながら登っていきます。
【11:11】
ヒルメシクイノタワ。
山頂まではまだ標高差にして200mあるの?うわぁ、モチベーションダウンだわ!
雪の表面に穴がたくさんあいています。昨日降ったのは雪ではなくて雨だったんですね。
雪が少し深くなってきました。
【11:50】
山頂です。ここも雲取山と同じような、墓石のような標識が立ってしまったんですね。
どうなんだろう・・・。
真正面には富士山です。鷹ノ巣山には何度も来ていますが、富士山が見えたのは初めてです。
そしてこちらは、これから降りて行く石尾根。
【12:07】
下山開始。
下り始めは腐った雪、そして途中から泥がむき出しのドロドロの道でした。
【12:21】
この先の道標を右に折れ、榧ノ木(かやのき)尾根に入ります。
すぐ先で道が左右に分かれます。左は「倉戸山(まき道)」、右は「まき道」とあります。
ここは左に「倉戸山(まき道)」を選びます。
【12:51】
「倉戸山・熱海」方向に進みます。
【13:16】
登り返しが何カ所か出てきて、少し雪が深くなってきました。
1時間前に降ってきた石尾根が望めます。
【13:28】
地図の「迷」印にやってきました。ここから道は尾根に沿って南東向きになります。
しかし尾根が緩いので、GPSがないと見落とす可能性があります。
何か目印はないかな?と思ったら、少し先に道標が見えました。
確かに分かりにくいところです。大きく南東に曲がって行くところなので、落ち着いて踏み跡を探します。
【13:55】
「道迷いが多い」という注意板があります。倉戸山の周辺は枯葉で覆われた部分が多く、一部では踏み跡ば不明瞭です。
【14:10】
倉戸山に到着。だだっ広い広場のようなところです。
石尾根から榧ノ木尾根に入ったところから倉戸山までのコースタイムは1時間15分ですが、そのタイムで歩けたことがないです。
【14:40】
ここは直進せずに左折です。道標があるし、積雪がなければ木の通せんぼもされているのですが、勢いで行ってしまわないように注意が必要。
【14:45】
奥多摩名物のトラバース道が出てきました。
この先に滑りやすい雪のついた斜面があるので、アイゼンをつけておきます。
【14:48】
奥多摩湖が見えて、少しホッとします。
【14:49】
ここが最後に残った、一番いやらしいところ。
幅の短い高さ20メートルほどの斜面をジグザグに降りていきます。とても緊張!
上を振り返ります。
【15:03】
金邦夫さん作のゴルゴ14を拝みます。
3年前の写真と比べたら、着ている服が変化していました。
「倉戸山の登山道は大変急峻で、不明瞭な場所が多く、遭難事故が多発しています。」
肝心なところが読めなくなっていますが、入山時にこれを読んだら登山中止しちゃうかも。
【15:10】
道を渡って、バス停に到着!
15時19分のバスになんとか間に合って、充足感に包まれました。
・積雪期の鷹ノ巣山は3年ぶりでした。前日に都内で降雨があったので奥多摩は雪が積もったかなと期待して行ったのですが、気温が高くて雨だったようです。3年前よりも積雪が少なく、「そう言えば雲取山荘のHPに「水不足により、2〜3月中の宿泊予約は素泊まりで水持参のみの受付けとなります」とあったのを思い出しました。
今シーズンの冬は日本海側は大雪が続きましたが、太平洋側は雪が少なかったんですね。
・そもそも奥多摩には久しぶりに出かけたのですが、歩いていて道の雰囲気が陰湿な感じがしました。整備されていない人工林で日差しが遮られていること、谷側に傾いたトラバース道が多く滑落したら放置されてしまいそうなこと、歩いている人の中に了見の狭い人がいたこと(たまたまかな?)。奥多摩は広いので、もっと魅力を見つけていきたいものです。
・稲村岩尾根は「奥多摩三大急登」なんて呼ばれることもあるようですが、坂自体は急ではないです。ただ坂がダラダラと続き途中で緩むことがないので、精神的にやられます。とは言いつつ、立ち休憩を繰り返しながら歩きました。急な坂と言うのであれば、稲村岩分岐までの方が息が上がって苦しくなります。
▼コースタイム
東日原BS(08:01)〜<1時間10分>〜(09:11)稲村岩分岐(09:18)〜<1時間56分>〜(11:14)ヒルメシクイノタワ(11:14)〜<39分>〜(11:53)鷹ノ巣山山頂(12:07)〜<14分>〜(12:21)榧ノ木尾根分岐(12:21)〜<1時間49分>〜(14:10)倉戸山(14:10)〜<1時間>〜(15:10)倉戸口BS
▼使用した靴
LA SPORTIVA TRANGO ALP EVO GORE-TEX
簡易アイゼンが装着できるよう固いブーツを選択しました。夏の奥多摩だったら、もっと軽い靴で良いのですが・・・。
ちなみに奥多摩はアイゼンをつけたり脱いだりが続くので、扱いの簡単なアイゼンがオススメです。ビール隊長はEvernewの6本爪を愛用しています。
▼使用した地図
「山と高原地図 奥多摩」
膝の具合を試すべく、久しぶりに奥多摩に出かけてきました。
雪に期待して出かけましたが、予想外の少なさにびっくり。そして山頂では10人近くの登山者がいて、その多さに2度びっくりしました。
行程
奥多摩駅〜(西東京バス)〜東日原BS〜巳ノ戸橋〜稲村岩分岐〜ヒルメシクイノタワ〜鷹ノ巣山山頂〜水根山〜倉戸山〜倉戸口BS〜(西東京バス)〜奥多摩駅
アクセス
往路は、JR奥多摩駅から西東京バスで西日原BS(バス停)まで向かいます。
復路は、倉戸口BSから西東京バスでJR奥多摩駅まで乗車します。
こちらは倉戸口から奥多摩駅に向かうバスの時刻表。
(左列:平日、右列:土曜・休日)
だいたい1時間に1本なので、計画的な行動が求められます!
山行記録
【07:20】
JR奥多摩駅前に雪はまったくありません。
東日原行きのバスには30人以上が乗車し、座席はほぼ満席となりました。
大半は川乗山で下車し、終点の東日原で降りたのは10名弱でした。
こちらのお世話にはならないよう、気をつけて行ってきます。
こちらは、奥多摩でピラティスのレッスンをしているレインボーハウス。
奥様はペルーとのハーフ美人です。
稲村岩が見えてきました。今日の雪のつき具合は多くはなさそうです。
ここから狭い階段を降りて、山に入っていきます。
ただでさえ奥多摩のトラバース道は苦手なのに、凍った雪がついた状態はブルブルです。(>_<)
迷わずアイゼンをつけていたら、アイゼンをつけないお兄さんが追い抜いていった先で滑って転び、危うく斜面を滑落しかけていました。
ということで、アイゼンをつけてますね。
【08:20】
巳ノ戸橋。
【09:07】
稲村岩分岐が見えてきました。この辺もだいぶ雪は少ないです。
いつも思いますが、鷹ノ巣山はこの稲村岩分岐までが息が上がり、一番苦しいです。
稲村岩は過去に死亡事故があった(最近では2016年9月)ため、「不用意には立ち入らないこと」とあります。
ここから先は、ひたすら登っていくだけです。
斜度的には急登と言えるほどではありませんが、登りが続くので単調で飽きてきます。
木の上の方に目印テープもついているので、雪深くなっても迷うことはないでしょう。
孤独と戦いながら登っていきます。
【11:11】
ヒルメシクイノタワ。
山頂まではまだ標高差にして200mあるの?うわぁ、モチベーションダウンだわ!
雪の表面に穴がたくさんあいています。昨日降ったのは雪ではなくて雨だったんですね。
雪が少し深くなってきました。
【11:50】
山頂です。ここも雲取山と同じような、墓石のような標識が立ってしまったんですね。
どうなんだろう・・・。
真正面には富士山です。鷹ノ巣山には何度も来ていますが、富士山が見えたのは初めてです。
そしてこちらは、これから降りて行く石尾根。
【12:07】
下山開始。
下り始めは腐った雪、そして途中から泥がむき出しのドロドロの道でした。
【12:21】
この先の道標を右に折れ、榧ノ木(かやのき)尾根に入ります。
すぐ先で道が左右に分かれます。左は「倉戸山(まき道)」、右は「まき道」とあります。
ここは左に「倉戸山(まき道)」を選びます。
【12:51】
「倉戸山・熱海」方向に進みます。
【13:16】
登り返しが何カ所か出てきて、少し雪が深くなってきました。
1時間前に降ってきた石尾根が望めます。
【13:28】
地図の「迷」印にやってきました。ここから道は尾根に沿って南東向きになります。
しかし尾根が緩いので、GPSがないと見落とす可能性があります。
何か目印はないかな?と思ったら、少し先に道標が見えました。
確かに分かりにくいところです。大きく南東に曲がって行くところなので、落ち着いて踏み跡を探します。
【13:55】
「道迷いが多い」という注意板があります。倉戸山の周辺は枯葉で覆われた部分が多く、一部では踏み跡ば不明瞭です。
【14:10】
倉戸山に到着。だだっ広い広場のようなところです。
石尾根から榧ノ木尾根に入ったところから倉戸山までのコースタイムは1時間15分ですが、そのタイムで歩けたことがないです。
【14:40】
ここは直進せずに左折です。道標があるし、積雪がなければ木の通せんぼもされているのですが、勢いで行ってしまわないように注意が必要。
【14:45】
奥多摩名物のトラバース道が出てきました。
この先に滑りやすい雪のついた斜面があるので、アイゼンをつけておきます。
【14:48】
奥多摩湖が見えて、少しホッとします。
【14:49】
ここが最後に残った、一番いやらしいところ。
幅の短い高さ20メートルほどの斜面をジグザグに降りていきます。とても緊張!
上を振り返ります。
【15:03】
金邦夫さん作のゴルゴ14を拝みます。
3年前の写真と比べたら、着ている服が変化していました。
「倉戸山の登山道は大変急峻で、不明瞭な場所が多く、遭難事故が多発しています。」
肝心なところが読めなくなっていますが、入山時にこれを読んだら登山中止しちゃうかも。
【15:10】
道を渡って、バス停に到着!
15時19分のバスになんとか間に合って、充足感に包まれました。
後記
・積雪期の鷹ノ巣山は3年ぶりでした。前日に都内で降雨があったので奥多摩は雪が積もったかなと期待して行ったのですが、気温が高くて雨だったようです。3年前よりも積雪が少なく、「そう言えば雲取山荘のHPに「水不足により、2〜3月中の宿泊予約は素泊まりで水持参のみの受付けとなります」とあったのを思い出しました。
今シーズンの冬は日本海側は大雪が続きましたが、太平洋側は雪が少なかったんですね。
・そもそも奥多摩には久しぶりに出かけたのですが、歩いていて道の雰囲気が陰湿な感じがしました。整備されていない人工林で日差しが遮られていること、谷側に傾いたトラバース道が多く滑落したら放置されてしまいそうなこと、歩いている人の中に了見の狭い人がいたこと(たまたまかな?)。奥多摩は広いので、もっと魅力を見つけていきたいものです。
・稲村岩尾根は「奥多摩三大急登」なんて呼ばれることもあるようですが、坂自体は急ではないです。ただ坂がダラダラと続き途中で緩むことがないので、精神的にやられます。とは言いつつ、立ち休憩を繰り返しながら歩きました。急な坂と言うのであれば、稲村岩分岐までの方が息が上がって苦しくなります。
データ
▼コースタイム
東日原BS(08:01)〜<1時間10分>〜(09:11)稲村岩分岐(09:18)〜<1時間56分>〜(11:14)ヒルメシクイノタワ(11:14)〜<39分>〜(11:53)鷹ノ巣山山頂(12:07)〜<14分>〜(12:21)榧ノ木尾根分岐(12:21)〜<1時間49分>〜(14:10)倉戸山(14:10)〜<1時間>〜(15:10)倉戸口BS
▼使用した靴
LA SPORTIVA TRANGO ALP EVO GORE-TEX
簡易アイゼンが装着できるよう固いブーツを選択しました。夏の奥多摩だったら、もっと軽い靴で良いのですが・・・。
ちなみに奥多摩はアイゼンをつけたり脱いだりが続くので、扱いの簡単なアイゼンがオススメです。ビール隊長はEvernewの6本爪を愛用しています。
▼使用した地図
「山と高原地図 奥多摩」
2018-02-14 11:06
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0