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登山靴の選択 [用品]

更新日:2019年4月21日(TX 4 MID GTX)

山歩きで最も大切な用具は登山靴だと思います。もちろんウェアとかザックとかも必要ですが、まずしっかりと歩けなければお話になりません。

登山初心者の自分ですが、けっこう靴を買い揃えてしまいました。その結果、山に行く際には、どの靴を履いていくかが重要な課題になってきました。

そんなわけで、今回は自分の持っている靴についてまとめたいと思います。


靴の選択


登山靴というと「ごつくて重い」というイメージがあります。確かにそのような靴もあります。しかし山登りの目的が増えたのに伴い、靴の種類も軽いものから重いものまで実にさまざまです。

今日の一般的な登山では、装備は軽いほど良いとされています。それは身体に与える影響が少ないからです。それに合わせれば靴だって軽いほうが歩きやすいはずです。トレランをやる人は運動靴のようなローカット・シューズでアルプスを駆け巡ります。

とは言え、目的に合った靴の種類というものがあります。そこでざっくりと靴の種類を4つに分類してみました。あくまでも私の主観です。

トレッキングシューズ
アルパインシューズよりも軽く、しなやかに作られています。履き心地はタウンシューズに近いので、初心者に適しています。足首の捻挫を予防するために、ハイカットが一般的です。

アルパインシューズ
3シーズン向きですが、関東あたりの低山の雪山であれば簡易アイゼンを装着して冬でも使えます。これ一足があればどこの山でも行けます。靴の作りは堅くできていて、ソールもしっかりしています。テント泊用の重装備を背負っても、足の裏の疲れは最小限に抑えられるはずです。足首の捻挫を予防するために、ハイカットが一般的です。

冬靴
本格的な雪山をやるのであれば、防寒仕様で、12枚アイゼンが装着できる「コバ」のついた靴が必要です。

アプローチシューズ
ロッククライミングをやる人が岩場まで歩くのに履く靴、とされています。コンセプトが今ひとつ不明瞭ですが、普段の山歩きで履いても全く問題がありません。ここ数年で一般メーカーも含めて、数多くの製品が発売されています。ミッドカット、ローカットの両方があります。


トレッキングシューズ


■Caravan C6_02

c6_02_578c.jpg
定価:12,500円
購入時期:2012年夏

初めて購入したのがこの靴です。
なんとなく山に登ってみようかなという気になったとき、
エルブレスの店員さんに
 「日本人には日本の靴が合うよ」
と勧められてお買い上げしました。

大きな欠点は、
 ・ゴアテックスを使っていないので降雨時には適さない
 ・ソールが柔らかいのでアイゼンが装着できない
ですが、晴れた日に低山を歩くには特に問題ありません。

所有する靴が10足となった今日、出番がなくなったので処分してしまいました。


■Mammut T AENERGY GTX[レジスタードトレードマーク] MEN

T Aenergy.jpg

定価:22,000円
購入時期:2016年4月

好日山荘で目にして、格好が気に入って衝動買いしてしまいました。
しかしあまり活躍の場がありません。


■LA SPORTIVA BLADE GTX[レジスタードトレードマーク]

Blade GTX_1.png

特徴のあるソールパターン。
Blade GTX_2.jpg

定価:22,500円
購入時期:2018年4月

ファイブテン が最愛のCamp4を販売・製造中止にしやがったため、代替品として購入。片足425gと、とても軽いです。早速、牛奥ノ雁ヶ腹摺山で試してみました。

本製品に決めた最大の要因は、他製品と比べて深い溝を持つソールパターンでした。岩場でのグリップ力はCamp4には劣ります。これからいろんなところに持っていって、どれだけ信頼できるのか実績を積む必要があります。

しかしそれ以上の課題は、細身のサイズです。甲の高さが低く、強剛母趾になっている親指の関節をグイグイと押し込んでくるのです。午後になったら足を踏み出すのが億劫になっていました。

がっかりして、帰宅後に米国amazonでCamp4の最終在庫をポチってしまいました。


■LA SPORTIVA TX 4 MID GTX[レジスタードトレードマーク](トラバース X4 ミッド GTX[レジスタードトレードマーク]

TX4MIDGTX_900304.jpg

定価:27,000円
購入時期:2019年4月

BLADE GTXを1年で履きつぶしてしまったので、本製品を購入しました。BLADE GTXはサイズ44だったのですが、X 4 MID GTXはサイズがきつめに感じて1サイズUPの45を購入。

購入翌日に棚横手山で試してみましたが、悪くない感じ。片足485gとBLADE GTXより60g重いですが、その差は感じさせません。

ビブラムのソールはFiveTenのガイドテニーを思わせるようなパターン。ザレた道でも問題なく歩くことができました。履き心地としてはソールの厚さが薄めに感じたので、これから長時間歩いても疲れないか確認してみたいと思います。


アルパインシューズ


■LA SPORTIVA TRANGO S EVO GORE-TEX[レジスタードトレードマーク]

TRANGOSEVO_ye.jpg
定価:42,000円
購入時期:2014年(たぶん)

山に行くと必ずこの靴を履いた人を見かけるという定番です。
色は黄色、水色、ピンク色ですが、自分はパープルを持っています。
これは石井スポーツのタイアップ商品のようです。

この靴を履いて奥多摩や丹沢にも行っていましたが、
今では低山にこの靴で行くのは大げさすぎで、恥ずかしいです。

【メーカーが主張する特徴】
・トレッキングブーツ並みの軽快な歩行性能と、
 急傾斜の岩稜帯にも対応するクライミング性能
・前後左右に柔軟に動く3Dフレックスシステム
・足首をしっかりと保護しながらもストレスのない歩行感を実現
・セミワンタッチアイゼン対応で、残雪期登山にも最適な一足


■LA SPORTIVA TRANGO ALP EVO GORE-TEX[レジスタードトレードマーク]
TRANGOALPEVOGTX_gy.jpg
定価:50,800円
購入時期:2015年9月

上記のTRANGO S EVO GORE-TEXを購入してからは、
「これがベストな靴なんだ」と思って履いてきました。

しかし、ソール貼り直しに出したら1ヶ月を要したことから、
その期間の代替用として購入しました。

タンが短めなので、紐がほどけやすいのが欠点です。
また、自分としては砂利や滑りやすい土でのグリップが信頼できません。

【メーカーが主張する特徴】
・ハードトレッキングやアルパインクライミングに対応
・レザーアッパーと、縫い目を排したサブスキン・インジェクション製法を採用
 さらなる堅牢性と防水性を実現
・3000m級のハードな縦走に最適な一足


冬季(スリーシーズン)


■Scarpa Mont Blanc GTX

scarpa-montblanc.jpg
定価:4万?5万円だったかな。
購入時期:2013年12月

サイズが大きかったので、あまり履いていません。


■Kayland Super Ice Evo GTX

kayland_ice_evo.jpg
定価:57,000円
購入時期:2015年12月

イタリアの登山靴メーカー、1971年創立。
数年前にキャラバンが代理店となり、石井スポーツで見かけるようになりました。

付属する靴紐が少し短めなので、全フックにかけないほうが良いかもしれません。

可もなく不可もないのですが、買ったサイズが小さかったのか左足が強烈に痛くなります。購入した石井スポーツに持参したら、一週間ほどかけて無料でサイズ調整してくれました。



アプローチシューズ


■FiveTen Camp Four GTX Mid

camp four.jpg

定価:28,500円
購入時期:2016年5月

妙義の金洞山をTRANGO ALP EVOで歩いていて数メートル滑落しました。
同行ガイドからは事前に
 「アプローチシューズを買ったら良い」
と言われていたのですが、その時はまだTRANGO ALP EVO信奉者でした。

帰宅してからはTRANGO ALP EVOで歩くのが怖くなり、すぐにアプローチシューズを買いました。

すごく良いです。これを履いて穂高も大キレットも、裏劔も行ってきました。足の裏が疲れることもなく、怖いもの知らずの靴です。

いや、一点だけ欠点があります。ゴアテックスを使っているのですが、雨の時はものすごく浸みてきます。南アルプスの激しい雨で靴がズボズボになりました。

ただし、濡れても水はけが良いのであればそれで良い、という考え方もあります。その意味では、水はけはあまり良くありません。


クライミングシューズ


FiveTen Rogue VCS(ローグベルクロ)

FiveTen Rogue.jpg

定価:15,000円
購入時期:2016年

外履き用(ゲレンデ)と内履き用(ジム)に2足持ってます。
ベルクロはしっかりと締めるべきですね。


番外編

日進ゴム HyperV #2000
HyperV 2000.jpg

定価:5,400円
購入時期:2016年8月

沢登りを始めるために買いました。モンベルやキャラバンから専用の靴が出ていますが、値段が高いし沢登りを続けるか分からないので「安くて滑らない」で定評のあるこの靴を選びました。

この靴で槍ヶ岳に行ってしまう人もいます。
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