川乗山(奥多摩) [山行]
2016.11.5(土)
奥多摩の人気の山、川乗山に行ってきました。
今回は職場の仲間を連れて行きました。
奥多摩有数の滑落多発地帯とされる百尋ノ滝上部の登山道も確認してきました。
注意:入山前には登山道の状況確認を!
登山道の通行止めがある場合、奥多摩ビジターセンターのHPで確認できます。
→http://www.okutama-vc.com/登山道-道路状況一覧/
■行程
川乗橋から舗装道を歩いて、細倉橋から川乗山を目指します。
下山は舟井戸から東寄りの道を歩いて、鳩ノ巣駅に出ます。
鳩ノ巣で温泉入浴し、釜飯を食べて帰ります。
■アプローチ
奥多摩駅前の1番乗り場で、東日原(ひがしにっぱら)行きの西東京バスに乗車します。
いつも、7時27分発に乗ります。
奥多摩駅に7時18分に到着するJR青梅線から、バス停めがけて登山客が疾走してきます。
この1本前のJRで来ることができると、静かな奥多摩駅を堪能できます。
この時期はバスの増便が出るので、乗りそびれることはありません。
川乗橋バス停で下車します。
川乗橋で奥多摩行きバスに乗車する人は、こちらの時刻表を参考にどうぞ(2016.3.26改正)。
■山行記録
【07:40】
このゲート脇から入ります。
直近では8月と10月に熊が出没しています。
奥多摩ビジターセンター によると、今年の熊の目撃件数は62件です。(11月4日現在)
5年前と比べると、実に3倍に増加しています。
これと同じようなフィールドサイン(フン)があちらこちらで見られました。
塊状のフンがつながっているので、イノシシのフンではないかと思います。
舗装道は細倉橋まで続きます。
【08:32】細倉橋
ここが細倉橋です。
橋の先を右に入ると、登山道の始まりです。
百尋ノ滝まで沢に沿って歩きます。
ところどころで細い滝が見られます。
この辺はあまり紅葉しないのかな。
■危険箇所:百尋ノ滝 周辺
川乗山の百尋ノ滝周辺は、転落の多い危険箇所と指摘されています
(ただし、転落事故の統計情報は公開されていません)。
ネット情報や書籍でも危険だと紹介されていますが、実際はどんなところなのでしょうか。
危険区間の始点と終点に表示がされていたので、その区間を以下に写真で紹介します。
危険箇所表示の始点から終点までは、歩いてちょうど10分です。
【09:18】
百尋ノ滝の少し手前から始まります。
奥多摩の山に多い、典型的なトラバース道(巻き道)です。
【09:19】百尋ノ滝
左に降りると百尋ノ滝、右の階段を上ると川乗山方向です。
階段を上がって進むと、日当たりが悪いところに出ます。
冬場は凍結に注意でしょうか。
落ち葉が積もっていて、トラバース道と崖の境がはっきりしません。
石に足を引っ掛けてしまうと、転落の恐れがあります。
フィックスロープが張られた区間もありました。
階段を登って振り返りました。
反対方向から来ると、階段を降りて誤って直進してしまうと崖から転落します。
防止用のオレンジ色のロープが張られています。
ここも石が飛び出して、道が狭まっています。
石を避けることは分かっていても、足を引っ掛けてしまうことってあります。
(自分も結構やってしまいます)
この階段を登った先で危険区間は終わります。
【09:29】
【10:06】足毛岩分岐
ここから川乗山への道はループ状になっていて、右回り・左周りが選べます。
今回は、足毛岩経由とするために左周りを選び、分岐を右に進みます。
ここから道が下り坂になります。(泣)
【10:13】
道迷いが発生しやすいのでしょうか、大きな看板がありました。
【10:31】足毛岩の肩
足毛岩から大ダワ方面は、地図では破線になっています。
登山道崩落により、長いこと通行止めになっています。
【10:44】
足毛岩の肩を過ぎると、川乗山までは登りが続きます。
【10:51】
川乗山が正面に見えてきました。
【10:58】
登り坂が続きます。
【11:02】
川乗山の山頂が見えました。
【11:05】川乗山 山頂
西の山並みを見ながら食事をしている人たちの正面から飛び出します。
こちらから上がって来る人はあまりいないので、カッコイイかも?
カップルやファミリーなど、大勢が繰り出しています。
そして南には、紅葉と富士山!
【11:50】下山開始
腹ごなしも十分できたので、舟井戸経由で鳩ノ巣駅に向かいます。
【12:25】
この景色になると、大ダワとの分岐が近いです。
【12:26】分岐
「鳩の巣駅」に従います。
右に行くと、大ダワから瘤高山を経て杉ノ尾根で、やはり鳩ノ巣駅に下りれますが、
少し遠回りになるので今日はやめておきます。
【13:30】
【14:00】
鳩ノ巣の街が見えてきました。
■ビール隊長の今日の一杯
鳩ノ巣駅前の「玉福」で一杯。
痛い膝を庇いながら歩いた自分に「今日も、お疲れさま〜!!」
【番外編】ビール隊長の今日の温泉
一服した後、駅から歩いて5分の「はとのす荘」に行って、入浴しました。
元は国民宿舎でしたが、2015年に建て替えられて都会のホテルみたいに生まれ変わりました。
ちょっと奥多摩にはそぐわない感もあるけど。
お風呂は広くないけど、洗い場はさすがに清潔感にあふれていました。
入浴受付は2時半まで、入浴料は1,130円です。
はとのす荘→http://www.okutamas.co.jp/hatonosu/hotspring.html
■後記
・週末の好天に恵まれ、大勢の登山客が繰り出していました。
大半の人たちは、百尋ノ滝の危険性を知らずに、無事に通過していくのでしょう。
自分も3年前にここを初めて歩いた時は、
「山道ってこういうもんなんだ、でも狭いんだな」
ぐらいに思っていました。
その後、多くの山を登ってきましたが、奥多摩のトラバース道には独特の危険性を感じます。
その特徴は、
①狭い
②落ち葉が積もっている
③谷側に傾いていることがある
にあります。
②と③は道の境目を分かりにくくしています。
②は、道に転がっている石の視認性を悪くし、①は足で引っ掛けるリスクを高めます。
②と③は雨天時や積雪時に滑落のリスクを高めます。
はっきり言って、「かなり嫌な道」です。
このような道は川乗山だけでなく、奥多摩を歩いていると数多くあります。
しかし、ここで事故が多いと言われるのは、ここを歩く人に問題があるのかもしれません。
■データ
▼コースタイム 総行程: 6時間25分
川乗橋(07:45)〜<49分>〜(08:34)細倉橋(08:36)〜<43分>〜(09:19)百尋ノ滝(09:19)〜<47分>〜(10:06)足毛岩分岐(10:11)〜<54分>〜(11:05)川乗山(11:45)〜<18分>〜(12:03)舟井戸(12:03)〜<2時間7分>〜(14:10)鳩ノ巣駅
▼使用した靴
Mammut T AENERGY GTX
可もなく不可もなし。
アルパインシューズより軽いのは良かったです。
▼使用した地図
「山と高原地図 23 奥多摩」
奥多摩の人気の山、川乗山に行ってきました。
今回は職場の仲間を連れて行きました。
奥多摩有数の滑落多発地帯とされる百尋ノ滝上部の登山道も確認してきました。
注意:入山前には登山道の状況確認を!
登山道の通行止めがある場合、奥多摩ビジターセンターのHPで確認できます。
→http://www.okutama-vc.com/登山道-道路状況一覧/
■行程
川乗橋から舗装道を歩いて、細倉橋から川乗山を目指します。
下山は舟井戸から東寄りの道を歩いて、鳩ノ巣駅に出ます。
鳩ノ巣で温泉入浴し、釜飯を食べて帰ります。
■アプローチ
奥多摩駅前の1番乗り場で、東日原(ひがしにっぱら)行きの西東京バスに乗車します。
いつも、7時27分発に乗ります。
奥多摩駅に7時18分に到着するJR青梅線から、バス停めがけて登山客が疾走してきます。
この1本前のJRで来ることができると、静かな奥多摩駅を堪能できます。
この時期はバスの増便が出るので、乗りそびれることはありません。
川乗橋バス停で下車します。
川乗橋で奥多摩行きバスに乗車する人は、こちらの時刻表を参考にどうぞ(2016.3.26改正)。
■山行記録
【07:40】
このゲート脇から入ります。
直近では8月と10月に熊が出没しています。
奥多摩ビジターセンター によると、今年の熊の目撃件数は62件です。(11月4日現在)
5年前と比べると、実に3倍に増加しています。
これと同じようなフィールドサイン(フン)があちらこちらで見られました。
塊状のフンがつながっているので、イノシシのフンではないかと思います。
舗装道は細倉橋まで続きます。
【08:32】細倉橋
ここが細倉橋です。
橋の先を右に入ると、登山道の始まりです。
百尋ノ滝まで沢に沿って歩きます。
ところどころで細い滝が見られます。
この辺はあまり紅葉しないのかな。
■危険箇所:百尋ノ滝 周辺
川乗山の百尋ノ滝周辺は、転落の多い危険箇所と指摘されています
(ただし、転落事故の統計情報は公開されていません)。
ネット情報や書籍でも危険だと紹介されていますが、実際はどんなところなのでしょうか。
危険区間の始点と終点に表示がされていたので、その区間を以下に写真で紹介します。
危険箇所表示の始点から終点までは、歩いてちょうど10分です。
【09:18】
百尋ノ滝の少し手前から始まります。
奥多摩の山に多い、典型的なトラバース道(巻き道)です。
【09:19】百尋ノ滝
左に降りると百尋ノ滝、右の階段を上ると川乗山方向です。
階段を上がって進むと、日当たりが悪いところに出ます。
冬場は凍結に注意でしょうか。
落ち葉が積もっていて、トラバース道と崖の境がはっきりしません。
石に足を引っ掛けてしまうと、転落の恐れがあります。
フィックスロープが張られた区間もありました。
階段を登って振り返りました。
反対方向から来ると、階段を降りて誤って直進してしまうと崖から転落します。
防止用のオレンジ色のロープが張られています。
ここも石が飛び出して、道が狭まっています。
石を避けることは分かっていても、足を引っ掛けてしまうことってあります。
(自分も結構やってしまいます)
この階段を登った先で危険区間は終わります。
【09:29】
【10:06】足毛岩分岐
ここから川乗山への道はループ状になっていて、右回り・左周りが選べます。
今回は、足毛岩経由とするために左周りを選び、分岐を右に進みます。
ここから道が下り坂になります。(泣)
【10:13】
道迷いが発生しやすいのでしょうか、大きな看板がありました。
【10:31】足毛岩の肩
足毛岩から大ダワ方面は、地図では破線になっています。
登山道崩落により、長いこと通行止めになっています。
【10:44】
足毛岩の肩を過ぎると、川乗山までは登りが続きます。
【10:51】
川乗山が正面に見えてきました。
【10:58】
登り坂が続きます。
【11:02】
川乗山の山頂が見えました。
【11:05】川乗山 山頂
西の山並みを見ながら食事をしている人たちの正面から飛び出します。
こちらから上がって来る人はあまりいないので、カッコイイかも?
カップルやファミリーなど、大勢が繰り出しています。
そして南には、紅葉と富士山!
【11:50】下山開始
腹ごなしも十分できたので、舟井戸経由で鳩ノ巣駅に向かいます。
【12:25】
この景色になると、大ダワとの分岐が近いです。
【12:26】分岐
「鳩の巣駅」に従います。
右に行くと、大ダワから瘤高山を経て杉ノ尾根で、やはり鳩ノ巣駅に下りれますが、
少し遠回りになるので今日はやめておきます。
【13:30】
【14:00】
鳩ノ巣の街が見えてきました。
■ビール隊長の今日の一杯
鳩ノ巣駅前の「玉福」で一杯。
痛い膝を庇いながら歩いた自分に「今日も、お疲れさま〜!!」
【番外編】ビール隊長の今日の温泉
一服した後、駅から歩いて5分の「はとのす荘」に行って、入浴しました。
元は国民宿舎でしたが、2015年に建て替えられて都会のホテルみたいに生まれ変わりました。
ちょっと奥多摩にはそぐわない感もあるけど。
お風呂は広くないけど、洗い場はさすがに清潔感にあふれていました。
入浴受付は2時半まで、入浴料は1,130円です。
はとのす荘→http://www.okutamas.co.jp/hatonosu/hotspring.html
■後記
・週末の好天に恵まれ、大勢の登山客が繰り出していました。
大半の人たちは、百尋ノ滝の危険性を知らずに、無事に通過していくのでしょう。
自分も3年前にここを初めて歩いた時は、
「山道ってこういうもんなんだ、でも狭いんだな」
ぐらいに思っていました。
その後、多くの山を登ってきましたが、奥多摩のトラバース道には独特の危険性を感じます。
その特徴は、
①狭い
②落ち葉が積もっている
③谷側に傾いていることがある
にあります。
②と③は道の境目を分かりにくくしています。
②は、道に転がっている石の視認性を悪くし、①は足で引っ掛けるリスクを高めます。
②と③は雨天時や積雪時に滑落のリスクを高めます。
はっきり言って、「かなり嫌な道」です。
このような道は川乗山だけでなく、奥多摩を歩いていると数多くあります。
しかし、ここで事故が多いと言われるのは、ここを歩く人に問題があるのかもしれません。
■データ
▼コースタイム 総行程: 6時間25分
川乗橋(07:45)〜<49分>〜(08:34)細倉橋(08:36)〜<43分>〜(09:19)百尋ノ滝(09:19)〜<47分>〜(10:06)足毛岩分岐(10:11)〜<54分>〜(11:05)川乗山(11:45)〜<18分>〜(12:03)舟井戸(12:03)〜<2時間7分>〜(14:10)鳩ノ巣駅
▼使用した靴
Mammut T AENERGY GTX
可もなく不可もなし。
アルパインシューズより軽いのは良かったです。
▼使用した地図
「山と高原地図 23 奥多摩」
2016-11-10 06:30
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