北岳・間ノ岳・農鳥岳(白峰三山)縦走 [山行]
2016.8.18(木)〜21(日)
南アルプスの白峰(しらね)三山に行ってきました。
大雨に打たれるわ、転倒者は出るわで散々でした。
成果は、雷鳥とオコジョに会えたことぐらいでした。
■行程
初日は、広河原のインフォメーションセンターから白根御池小屋まで、
大樺沢沿いに歩きます。
2日目は、3,000mの稜線を縦走します。
北岳、間ノ岳を経て、北岳小屋に泊まります。
3日目はメインイベントである農鳥岳から大門沢を歩きます。
最終日は、大門沢から奈良田温泉まで下山します。
■初日:広河原〜白根御池小屋
野呂川広河原のインフォメーションセンター。
2010年に開館したので、新しくて素敵な建物です。
館内は平日にもかかわらず、結構混んでます。
食堂施設はないので、昼食は持参ですね。
出発すると、すぐに吊り橋で野呂川を渡ります。
広河原山荘。
生ビールの看板を横目で見ながら、小屋に着くまでは我慢!
クサボタン(草牡丹)は、花が反り返っています。
広河原にたくさん咲いていました。
今晩の宿である白根小池小屋までは大樺沢に沿った登山道で二俣まで出て、
その後、小屋まで北上します。
少し遠回りになりますが、この道の方が傾斜が緩くて楽だとのことです。
大樺沢を渡ります。
ホソバハナウド(細葉花独活)は、大樺沢で見られます。
トリアシショウマ(鳥足升麻)。
若い芽は山菜として食べることができるそうです。
ミソガワソウ(味噌川草)。
背の高いこの植物は、木曽川支流の味噌川にちなむという説と、
匂いに由来するという説があります。
クガイソウ(九蓋草)。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)。
ミヤマナデシコ(深山撫子)。
黄色いのはマルバダケブキ(丸葉岳蕗)。
スギゴケ(杉苔)。
カニコウモリ(蟹蝙蝠)。
サルオガセ(猿尾枷)は、木に付いて霧中の水分から養分を摂取します。
サラシナショウマ(晒菜升麻)。
御池(おいけ)に着きました。
白根御池小屋は、この池の形にちなんだロゴを作成しています。
明日は、ここから「草すべり」を登ります。
白根御池小屋は、御池のほとりに立っています。
■2日目:白根御池小屋〜北岳〜北岳山荘
昼過ぎから降雨の予報。
それまでには山荘に着きたいと思いながら、草すべりを登り始めます。
オトギリソウ(弟切草)。
?
ハクサンフウロ(白山風露)。
ナナカマド(七竈)。
そこそこの急登ですが、ゆっくりと登れば息は切れません。
コゴメグサ(小米草)。
この花は?
草すべりと言っても、登山道はこんな感じです。
コバイケイソウは無残にも枯れていました。
ナナカマド(七竈)。
シシウド(猪独活)?
小太郎山の分岐に着きました。
ここからは道の雰囲気が変わってきます。
岩も出てきました。
白い花。
北岳肩の小屋に着きました。
標高3,000mですか。
インフォメーションセンターでProtrekを合わせてきたのですが、
200mもずれていました。
まだ朝9時過ぎですが、昼食の弁当をかきこみます。
鯖が入っていました。
これは何の花でしょうか?
北岳に到着するも、展望はゼロ。
山頂にイワベンケイが咲いていました。
ハハコヨモギ(母子蓬)。
農鳥岳に向けて歩きます。
タカネシオガマ(高嶺塩竃)。
シオガマギクは葉の形もきれいなことから「葉まで良い」とされ、
「浜で良いのは塩釜」に転じたそうです。
シコタンハコベ(色丹繁縷)。
吊尾根分岐。
濡れて滑りそうな木段を、慎重に下ります。
仙丈ケ岳.
本日のお宿、北岳山荘に着きました。
夕刻になり少し空が晴れたので、宿泊者の多くが外に出て撮影を始めました。
富士山。
北岳。
仙丈ケ岳。
■3日目:北岳山荘〜農鳥岳〜大門沢小屋
中白根山。
目の前に間ノ岳が迫っているのですが、ガスがかかって見えません。
農鳥小屋が倒れています。
こんなイメージなんでしょうか。。。
この後、岩に黄色いペンキのおどろおどろしい字でで「ノウトリ」と書かれていました。
そして、これがウワサの農鳥小屋。 想像より大きいです。
農鳥小屋については、後半で写真を掲載します。
小屋を過ぎると、道がガレてきました。
西農鳥岳。
農鳥岳。
雷鳥が6〜7羽、姿を現しました。
農鳥岳の先では、よく出没するようです。
雷鳥の直後に、今度はオコジョがコンニチハ!。
ハイマツ帯に入ってきました。
キタダケトリカブト。
壊れかけた橋。
イブキトラノオ?
大門沢小屋に到着。 こりゃぁ、ボ○イぞ!
■4日目:大門沢小屋〜奈良田温泉
今日は天気が良くなりそう。
こんな橋ばっかりです。
高度を下げ、苔蒸してきました。
これは、もはや橋とは言えない?
登山口。
奈良田温泉の入り口。
甲府駅前で、陳建一さんを見てしまいました。
■白根御池小屋
①外観
市営の小屋なんですね。
運営は「NPO法人 芦安ファンクラブ」が行っています。
②受付
食堂準備が忙しくなると、窓口に誰もいなくなってしまいます。
酒の肴も揃っています。
③館内
談話室。 早朝に来たら、ここで寝ている人がいました。
書籍類。 整然と並んでいます。
乾燥室。
④広間・寝床
狭いんです、部屋が。
布団の丈と部屋の大きさが合っていなくて、頭部分は布団が丸められています。
当然、反対側の人と足がぶつかるわけで、斜めに寝るしかありません。
枕がなくて、布団の丸めた部分を枕代わりにしました。
とにかく、疲れました。
当然、布団1枚に2名割り当てです。
⑤食事
食堂。
箱弁風の夕食。
朝食。
⑥トイレ
洗い場。
トイレは2Fと1Fにあります。
水洗式で清潔です。
●データ
・1Fは受付、食堂、トイレ、流し場、乾燥室、談話室。
2Fはトイレ、流し場、広間と個室。
・トイレはとてもきれい。男女別(一部、共用)。
男子トイレは1Fに個室が4席(洋式)。
2Fに個室が8席(洋式)。
・アルコール類はビールとチューハイを販売。
【評価】 ※各項目とも5点満点評価。
快適さ ☆☆[☆]?(2.5点)
食事 ☆☆☆
トイレ ☆☆☆☆
スタッフ ☆☆☆
総合 ☆☆☆
■北岳小屋
①外観
②受付
③館内
書籍類。
「岳人」は東京新聞時代の方が、良い記事が多いですね。
④広間・寝床
大広間。
なぜか、枕が二つずつ並べられています(笑)。
この日の詰め込みは、かなりきつかったです。
横になると、両側どちらを向いても15cm先にはオヤジがいました(自分もオヤジです!)。
⑤食事
食堂。
食事待ちの列。 トイレの近くで、アンモニア臭が漂います。
夕食。 鯖が食べれずに、残す人がけっこういました。
朝食。
⑥トイレ
洗い場。
匂いはきつめです。
夕方になるまで、屋内トイレは2つ以外は利用不可でした。
こちらは外にあるトイレ。
冷凍庫ではありません。
●データ
【評価】 ※各項目とも5点満点評価。
快適さ ☆
食事 ☆☆
トイレ ☆☆
スタッフ ☆☆
総合 ☆☆
■大門沢小屋
①外観
②受付
座っているのは、小屋の主人。
差配だけするその姿は渋いのか、あるいは愛想がないのか・・・。
主人の目線の延長線上には富士山がそびえています。
③館内
特別な施設はなし。
④広間・寝床
ここも1枚の布団に2名が寝るのですが(南アルプス標準ですね)、
枕は一つしかありません。
⑤食事
食堂。 極めて質素な造りです。
そして夕食、こちらも質素です(ビールは自腹です)。
朝食のおかず? ウ?ン、見当たりませんね。
⑥トイレ
※お食事中の方は、この先を見ないでください。
洗い場。
数だけは多いんですがね。。
トイレは床に穴があいているだけです(モザイク処理済み)。
落し物は、斜めの板を伝って流れていく仕組みらしいです。
大事なものは持ち込まないようにしましょう。
そうそう、紙の備え付けはありませんので、ご持参を。
●データ
【評価】 ※各項目とも5点満点評価。
快適さ ☆☆
食事 ☆
トイレ 評価できず。
スタッフ ☆
総合 ☆
【番外編】農鳥小屋
部屋をのぞいてみました。
食器類は天日干し。
左の建物が、評判のトイレです。
原理は大門沢小屋と同じらしいですが、こちらはウ○コが斜めの板を流れずに、
団子状にいくつも固まっているそうです。
このトイレを使った直後は、食事ができなくなるそうです(利用者・談)。
売店もありますよ。
農鳥小屋のオヤジこと、深沢さん。
会話をしてみて、口のきき方はぞんざいですが、
登山客の身の安全を心底、気にかけていることが分かりました。
ちなみに、大門沢小屋の主人も深沢さんといいます。
この一帯には多い姓なんですね。
■後記
・初の南アルプス縦走は、天候に恵まれませんでした。
それにしても、南アルプスの小屋は、聞きしにまさるクオリティでした。
あの詰め込み具合は、なんとかならないものでしょうか。
もう南アルプスはこりごりだ、来たくないという人が複数いました。
山梨県知事さん、もっと力を入れてはいかがでしょうか?
・農鳥小屋のオヤジは、大門沢までの歩行時間が6時間もあることを強調していました。
体力的な限度を超えてしまうと、待っているのは転倒や滑落です。
オヤジは
「大門沢ではしょっちゅう、事故が起こっているんだ!」
と言っていましたが、残念ながら我々のパーティでも負傷者が出てしまいました。
これについては、別にまとめました。
■データ
▼コースタイム
(初日)
総行程:3時間30分(歩行時間:3時間2分)
広河原インフォメーションセンター(11:40)〜<2時間57分>〜(14:37)大樺沢二俣(14:37)〜<33分>〜(15:10)白根御池小屋
(2日目)
総行程:7時間16分(歩行時間:5時間33分)
白根御池小屋(05:00)〜<3時間20分>〜(08:20)小太郎尾根分岐(08:20)〜<43分>〜(09:03)北岳肩ノ小屋(09:20)〜<52分>〜(10:12)北岳(11:00)〜<20分>〜(11:20)吊尾根分岐(11:20)〜<56分>〜(12:16)北岳山荘
(3日目)
総行程:10時間20分(歩行時間:8時間44分)
北岳山荘(06:00)〜<40分>〜(06:40)中白根山(06:40)〜<1時間25分>〜(08:05)間ノ岳(08:15)〜<1時間15分>〜(09:30)農鳥小屋(09:50)〜<1時間>〜(10:50)西農鳥岳(10:50)〜<59分>〜(11:49)農鳥岳(11:49)〜<43分>〜(12:32)大門沢下降点(12:42)〜<3時間38分>〜(16:20)大門沢小屋
(4日目)
総行程:4時間8分(歩行時間:3時間42分)
大門沢小屋(06:30)〜<3時間8分>〜(09:38)大門沢登山道入口(09:38)〜<33分>〜(10:11)ゲート(10:11)〜<27分>〜(10:38)奈良田の里温泉
▼使用した靴
Five Ten Camp Four Mid GORE-TEX
これまで無敵の靴でしたが、今回、欠点を発見しました。
GTXバージョンは防水機能を備えているはずでしたが、全く機能しませんでした。
足の中は雨でグチョグチョになりました。
それ以外は、長時間の山歩きにも問題ありませんでした。
▼使用した地図
「山と高原地図 41 北岳・甲斐駒」
南アルプスの白峰(しらね)三山に行ってきました。
大雨に打たれるわ、転倒者は出るわで散々でした。
成果は、雷鳥とオコジョに会えたことぐらいでした。
■行程
初日は、広河原のインフォメーションセンターから白根御池小屋まで、
大樺沢沿いに歩きます。
2日目は、3,000mの稜線を縦走します。
北岳、間ノ岳を経て、北岳小屋に泊まります。
3日目はメインイベントである農鳥岳から大門沢を歩きます。
最終日は、大門沢から奈良田温泉まで下山します。
■初日:広河原〜白根御池小屋
野呂川広河原のインフォメーションセンター。
2010年に開館したので、新しくて素敵な建物です。
館内は平日にもかかわらず、結構混んでます。
食堂施設はないので、昼食は持参ですね。
出発すると、すぐに吊り橋で野呂川を渡ります。
広河原山荘。
生ビールの看板を横目で見ながら、小屋に着くまでは我慢!
クサボタン(草牡丹)は、花が反り返っています。
広河原にたくさん咲いていました。
今晩の宿である白根小池小屋までは大樺沢に沿った登山道で二俣まで出て、
その後、小屋まで北上します。
少し遠回りになりますが、この道の方が傾斜が緩くて楽だとのことです。
大樺沢を渡ります。
ホソバハナウド(細葉花独活)は、大樺沢で見られます。
トリアシショウマ(鳥足升麻)。
若い芽は山菜として食べることができるそうです。
ミソガワソウ(味噌川草)。
背の高いこの植物は、木曽川支流の味噌川にちなむという説と、
匂いに由来するという説があります。
クガイソウ(九蓋草)。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)。
ミヤマナデシコ(深山撫子)。
黄色いのはマルバダケブキ(丸葉岳蕗)。
スギゴケ(杉苔)。
カニコウモリ(蟹蝙蝠)。
サルオガセ(猿尾枷)は、木に付いて霧中の水分から養分を摂取します。
サラシナショウマ(晒菜升麻)。
御池(おいけ)に着きました。
白根御池小屋は、この池の形にちなんだロゴを作成しています。
明日は、ここから「草すべり」を登ります。
白根御池小屋は、御池のほとりに立っています。
■2日目:白根御池小屋〜北岳〜北岳山荘
昼過ぎから降雨の予報。
それまでには山荘に着きたいと思いながら、草すべりを登り始めます。
オトギリソウ(弟切草)。
?
ハクサンフウロ(白山風露)。
ナナカマド(七竈)。
そこそこの急登ですが、ゆっくりと登れば息は切れません。
コゴメグサ(小米草)。
この花は?
草すべりと言っても、登山道はこんな感じです。
コバイケイソウは無残にも枯れていました。
ナナカマド(七竈)。
シシウド(猪独活)?
小太郎山の分岐に着きました。
ここからは道の雰囲気が変わってきます。
岩も出てきました。
白い花。
北岳肩の小屋に着きました。
標高3,000mですか。
インフォメーションセンターでProtrekを合わせてきたのですが、
200mもずれていました。
まだ朝9時過ぎですが、昼食の弁当をかきこみます。
鯖が入っていました。
これは何の花でしょうか?
北岳に到着するも、展望はゼロ。
山頂にイワベンケイが咲いていました。
ハハコヨモギ(母子蓬)。
農鳥岳に向けて歩きます。
タカネシオガマ(高嶺塩竃)。
シオガマギクは葉の形もきれいなことから「葉まで良い」とされ、
「浜で良いのは塩釜」に転じたそうです。
シコタンハコベ(色丹繁縷)。
吊尾根分岐。
濡れて滑りそうな木段を、慎重に下ります。
仙丈ケ岳.
本日のお宿、北岳山荘に着きました。
夕刻になり少し空が晴れたので、宿泊者の多くが外に出て撮影を始めました。
富士山。
北岳。
仙丈ケ岳。
■3日目:北岳山荘〜農鳥岳〜大門沢小屋
中白根山。
目の前に間ノ岳が迫っているのですが、ガスがかかって見えません。
農鳥小屋が倒れています。
こんなイメージなんでしょうか。。。
この後、岩に黄色いペンキのおどろおどろしい字でで「ノウトリ」と書かれていました。
そして、これがウワサの農鳥小屋。 想像より大きいです。
農鳥小屋については、後半で写真を掲載します。
小屋を過ぎると、道がガレてきました。
西農鳥岳。
農鳥岳。
雷鳥が6〜7羽、姿を現しました。
農鳥岳の先では、よく出没するようです。
雷鳥の直後に、今度はオコジョがコンニチハ!。
ハイマツ帯に入ってきました。
キタダケトリカブト。
壊れかけた橋。
イブキトラノオ?
大門沢小屋に到着。 こりゃぁ、ボ○イぞ!
■4日目:大門沢小屋〜奈良田温泉
今日は天気が良くなりそう。
こんな橋ばっかりです。
高度を下げ、苔蒸してきました。
これは、もはや橋とは言えない?
登山口。
奈良田温泉の入り口。
甲府駅前で、陳建一さんを見てしまいました。
■白根御池小屋
①外観
市営の小屋なんですね。
運営は「NPO法人 芦安ファンクラブ」が行っています。
②受付
食堂準備が忙しくなると、窓口に誰もいなくなってしまいます。
酒の肴も揃っています。
③館内
談話室。 早朝に来たら、ここで寝ている人がいました。
書籍類。 整然と並んでいます。
乾燥室。
④広間・寝床
狭いんです、部屋が。
布団の丈と部屋の大きさが合っていなくて、頭部分は布団が丸められています。
当然、反対側の人と足がぶつかるわけで、斜めに寝るしかありません。
枕がなくて、布団の丸めた部分を枕代わりにしました。
とにかく、疲れました。
当然、布団1枚に2名割り当てです。
⑤食事
食堂。
箱弁風の夕食。
朝食。
⑥トイレ
洗い場。
トイレは2Fと1Fにあります。
水洗式で清潔です。
●データ
・1Fは受付、食堂、トイレ、流し場、乾燥室、談話室。
2Fはトイレ、流し場、広間と個室。
・トイレはとてもきれい。男女別(一部、共用)。
男子トイレは1Fに個室が4席(洋式)。
2Fに個室が8席(洋式)。
・アルコール類はビールとチューハイを販売。
【評価】 ※各項目とも5点満点評価。
快適さ ☆☆[☆]?(2.5点)
食事 ☆☆☆
トイレ ☆☆☆☆
スタッフ ☆☆☆
総合 ☆☆☆
■北岳小屋
①外観
②受付
③館内
書籍類。
「岳人」は東京新聞時代の方が、良い記事が多いですね。
④広間・寝床
大広間。
なぜか、枕が二つずつ並べられています(笑)。
この日の詰め込みは、かなりきつかったです。
横になると、両側どちらを向いても15cm先にはオヤジがいました(自分もオヤジです!)。
⑤食事
食堂。
食事待ちの列。 トイレの近くで、アンモニア臭が漂います。
夕食。 鯖が食べれずに、残す人がけっこういました。
朝食。
⑥トイレ
洗い場。
匂いはきつめです。
夕方になるまで、屋内トイレは2つ以外は利用不可でした。
こちらは外にあるトイレ。
冷凍庫ではありません。
●データ
【評価】 ※各項目とも5点満点評価。
快適さ ☆
食事 ☆☆
トイレ ☆☆
スタッフ ☆☆
総合 ☆☆
■大門沢小屋
①外観
②受付
座っているのは、小屋の主人。
差配だけするその姿は渋いのか、あるいは愛想がないのか・・・。
主人の目線の延長線上には富士山がそびえています。
③館内
特別な施設はなし。
④広間・寝床
ここも1枚の布団に2名が寝るのですが(南アルプス標準ですね)、
枕は一つしかありません。
⑤食事
食堂。 極めて質素な造りです。
そして夕食、こちらも質素です(ビールは自腹です)。
朝食のおかず? ウ?ン、見当たりませんね。
⑥トイレ
※お食事中の方は、この先を見ないでください。
洗い場。
数だけは多いんですがね。。
トイレは床に穴があいているだけです(モザイク処理済み)。
落し物は、斜めの板を伝って流れていく仕組みらしいです。
大事なものは持ち込まないようにしましょう。
そうそう、紙の備え付けはありませんので、ご持参を。
●データ
【評価】 ※各項目とも5点満点評価。
快適さ ☆☆
食事 ☆
トイレ 評価できず。
スタッフ ☆
総合 ☆
【番外編】農鳥小屋
部屋をのぞいてみました。
食器類は天日干し。
左の建物が、評判のトイレです。
原理は大門沢小屋と同じらしいですが、こちらはウ○コが斜めの板を流れずに、
団子状にいくつも固まっているそうです。
このトイレを使った直後は、食事ができなくなるそうです(利用者・談)。
売店もありますよ。
農鳥小屋のオヤジこと、深沢さん。
会話をしてみて、口のきき方はぞんざいですが、
登山客の身の安全を心底、気にかけていることが分かりました。
ちなみに、大門沢小屋の主人も深沢さんといいます。
この一帯には多い姓なんですね。
■後記
・初の南アルプス縦走は、天候に恵まれませんでした。
それにしても、南アルプスの小屋は、聞きしにまさるクオリティでした。
あの詰め込み具合は、なんとかならないものでしょうか。
もう南アルプスはこりごりだ、来たくないという人が複数いました。
山梨県知事さん、もっと力を入れてはいかがでしょうか?
・農鳥小屋のオヤジは、大門沢までの歩行時間が6時間もあることを強調していました。
体力的な限度を超えてしまうと、待っているのは転倒や滑落です。
オヤジは
「大門沢ではしょっちゅう、事故が起こっているんだ!」
と言っていましたが、残念ながら我々のパーティでも負傷者が出てしまいました。
これについては、別にまとめました。
■データ
▼コースタイム
(初日)
総行程:3時間30分(歩行時間:3時間2分)
広河原インフォメーションセンター(11:40)〜<2時間57分>〜(14:37)大樺沢二俣(14:37)〜<33分>〜(15:10)白根御池小屋
(2日目)
総行程:7時間16分(歩行時間:5時間33分)
白根御池小屋(05:00)〜<3時間20分>〜(08:20)小太郎尾根分岐(08:20)〜<43分>〜(09:03)北岳肩ノ小屋(09:20)〜<52分>〜(10:12)北岳(11:00)〜<20分>〜(11:20)吊尾根分岐(11:20)〜<56分>〜(12:16)北岳山荘
(3日目)
総行程:10時間20分(歩行時間:8時間44分)
北岳山荘(06:00)〜<40分>〜(06:40)中白根山(06:40)〜<1時間25分>〜(08:05)間ノ岳(08:15)〜<1時間15分>〜(09:30)農鳥小屋(09:50)〜<1時間>〜(10:50)西農鳥岳(10:50)〜<59分>〜(11:49)農鳥岳(11:49)〜<43分>〜(12:32)大門沢下降点(12:42)〜<3時間38分>〜(16:20)大門沢小屋
(4日目)
総行程:4時間8分(歩行時間:3時間42分)
大門沢小屋(06:30)〜<3時間8分>〜(09:38)大門沢登山道入口(09:38)〜<33分>〜(10:11)ゲート(10:11)〜<27分>〜(10:38)奈良田の里温泉
▼使用した靴
Five Ten Camp Four Mid GORE-TEX
これまで無敵の靴でしたが、今回、欠点を発見しました。
GTXバージョンは防水機能を備えているはずでしたが、全く機能しませんでした。
足の中は雨でグチョグチョになりました。
それ以外は、長時間の山歩きにも問題ありませんでした。
▼使用した地図
「山と高原地図 41 北岳・甲斐駒」
2016-08-27 22:40
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