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座・北アルプス塾(釜沢ノ五峰) [訓練]

2015.10.12(月)

座・北アルプス塾第4期生の第1回、釜沢ノ五峰に行ってきました。

座・北アルプス塾は「南アルプス登り隊」や「剣岳登り隊」のような
参加資格はありません。

※例えば「南アルプス登り隊」は1年間の「北アルプス登り隊」の参加が条件です。

理屈としては登山が初めての人でも参加できるわけですが、
今日の参加者を見るとそれなりの経験を有した人たちでした。

今日の参加者は14名と、盛況でした。
初回の今回はフィックスロープを使用して、
初めて扱う各デバイスの使い方を練習しました。

釜沢ノ五峰は秩父にあり、その名の通り5つのピークがあります。
登山客が少ないので、じっくりとロープ講習をするのに適しています。

■デバイスの説明
 カラビナ
  部位の名称(ゲート、スパイン)
 フェラータデバイス
  使い方(ゲートが最大限開くように気をつける)
 ハーネス
  部位の名称(ビレイループ、タイインループ、ギアループ、レッグループ)
  装着の仕方
  末端処理(ウェストベルトは必ずベルトループに通す)
  適さないハーネス(簡易ハーネス、冬山用は適さない)
 プルージックコード
  ダブルフィッシャーマンズノットの作り方
 ヘルメット
  被り方(眉に合わせる、ヤンキー被りはNG)

IMG_1615.jpg

■練習内容と注意点

 ①フェラータを使った掛け替え

  ・移動時にフェラータを手で持たない
   手で持つと、握ってロックをはずしてしまう恐れがある。
   スリングを持って引っ張ること。

  ・三点支持でクサリ(ロープ)を持つときは、フェラータよりも上側を持つ
   下側を持つと、滑り落ちてくるフェラータに手を巻き込まれる。

  ・フェラータは上掛け、カラビナは下掛け

  ・必ず三点支持をすること
   片手はクサリ(上位側)を持る。

 ②プルージック(Prusik)コードを使った制動のかけ方

  ・クレムハイストのフリクションノットを作るときは、必ず山側を向く。
   谷側を向いてフリクションノットを作ると、制動がかからない。

   注)クレムハイスト(Klemheist)はロープの結び方で、
     フリクションノットで制動をかけることができる。

  ・小さい輪をロープに被せ、手前から4回巻く

  ・登るときはクレイムハイストを上にずらしたらノットから手を離す
   握りっぱなしだと制動がかからない。
   登りすぎない、ブルージックより前に出ない。

  ・下るときは軽くテンションがかかったら下にずらす
   大股で降りず、極力小股で下る。

  ・カラピナはビレイループから決して外してはならない
   プルージックコードを外すときも、カラビナはビレイループにかけたままにする。
   カラビナをビレイループから外すと、失くす原因になる。

  ・プルージックコードの使用が終わったら、ギアループに納める
   使うたびに収納する習慣をつけないと、失くす原因になる。

 ③ビレイ器を使った下降時の制動のかけ方

  ・ビレイ器で下降できるが、「下降器」ではない
   「ビレイ」とは確保すること。
   ビレイ器はあくまでもビレイするためのデバイス。

  ・右利きの場合、カラビナのゲートが左に来るように

  ・下降中、右手は絶対に離してはいけない

  ・足元を見ながら下る

IMG_1623.jpg


三ノ峰からの展望です。
IMG_1628.jpgIMG_1624.jpg

■今日の一杯
釜沢ノ五峰を管理していただいている長若山荘さんの自販機でビールをゲットしました!
今日もお疲れさまでした〜!
IMG_1636.jpg
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コメント 2

オイラ

ヤバイデス。カタカナダラケデ意味フメイ(~_~;)
ハヤク理解デキルヨウニナリタイ…
by オイラ (2015-10-16 10:14) 

ビール隊長

本文よりコメントの方が面白いなんて、
くやし〜い!
by ビール隊長 (2015-10-17 00:18) 

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